ヤマビルを気にしなくて良く、陽の短い冬の季節にピッタリの東丹沢七沢周辺ハイキングをレポート中です。
■マップ
(1)全体


(2)鐘ヶ嶽周辺
■実走報告
山ノ神峠からの続き。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
(09)鐘ヶ嶽
11:58、山ノ神峠を後にして鐘ヶ嶽頂上を目指します。
道標には「山頂へ30分」と書かれていた。
(12:30か、ちょっと頑張ろう)
今回もおにぎりはないので、長い昼休みは予定していない。
それでもちょっとでも早く頂上に上がり、一息入れてから北尾根に向かいたい。
見た目より尾根の勾配は緩いので、張り切っても大汗をかくほどでもない。




途中ですれ違うハイカーは、やはり平均年齢が高い。
12:19、まるで人の後姿のような石仏が現れた、鐘ヶ嶽頂上に到着です。
石仏は2体あり、手前の方は目鼻までしっかりしている。ちょっと不気味。
見るなら昼間が良いですね。

テーブルが一つあり、ハイカーは誰もいませんでした。
適当に荷物を置いて、ジャムパンを頬張りながらテーブルの周りをウロウロしてたらシニアの団体が参道から現れた。
テーブルに広げた荷物を急いでまとめ、木の根っこに移動してテーブルを空けた。
おじいちゃんの一行でした。
引率者のおじいちゃんが、「一応ここも頂上だから」と言うのだが、誰も聞いていない。
皆さん標高561mがおきに召さないのか、視界が悪くて何も見渡せないのがイマイチなのか記念写真も撮らずに山ノ神峠方面に歩き去っていった。
頂上の滞在時間がもの凄く短い。
(10)浅間神社
鐘ヶ嶽頂上に神社があると思っていたのだが、何もないのは何故だろうと思っていたら、頂上のちょっと下側に立派な神社がありました。


東側に眺望が広がり、厚木市街から横浜や東京のビル街が見渡せた。
良く見えてはいたが、東京方面は少しかすんでいてスカイツリーは見つからなかった。

↓ランドマークタワーは良く見えた
↓都心のビル群が凄い
(11)山頂再び
鐘ヶ嶽頂上に戻る。
12:47、鐘ヶ嶽北尾根の下降開始する。
今回は、北尾根を下って石切り場の先の分岐から谷太郎林道に下り、権現橋のどの辺に出るのかを確かめるのが目的なのだ。
尾根から林道までの距離感や尾根道の様子も把握したいと思っていた。

とは言うものの...「どっから行けば良いんだい?」
携帯のコンパスが指す北を見ると、道なんてなかった。
(行ってみますかね)
杉の林を抜けて尾根がはっきりすれば、はっきりするだろう。
とりあえず歩き出そう。

(12)鐘ヶ嶽北尾根下り
右側に鹿柵、左側の北斜面には雪が溶けずにまだ残っていた。
「ほぉ」
人の足跡が雪に残っていた。
(なるほど、ルートは間違っていないみたいだ)



尾根がはっきりしてくると、歩きやすくなる。左側に別の鹿柵が現れる。
斜面は急下りになるので、樹木を掴みながら鹿柵の横を直線的に下っていく。



鹿柵を下ると、途中で行く手を阻まれるのだが、右側に倒木があって、そこの鹿柵に大きな穴があいている。
難なく通過できる。




鹿柵横をさらに進むと、腐りかけた倒木を乗り越えたところで鹿柵が一旦なくなる。




(13)道はどっちだ!
尾根に沿って踏み跡がしっかり筋になっているので悩まないのだが、赤色の標頭がある所で困った。
鹿柵沿いに直進する踏み跡と左に曲がって下る踏み跡に分かれていたのだ。
(どっちだ!)
↓左(北方向)
↓右(直進)(東より)
携帯コンパスで方角を確認すると左が北で直進は東を指している。
標高は420mを示している。福神山も420mなのだ。
(福神山なら何以下表示があるはずだが...)
地図をもう一度みて磁北線より僅かに東の方向だが、右は明らかに東を指している。
左に行くことにした。(より北を指す方を選択)

この選択は間違いでした。
始めこそ尾根の傾斜は緩いものの、その後は急激に降下して行き、回りの景色も期待するものとは違った。
北尾根を北上するので進行方向右手に人家が時より見えるはずなんだが、違っていた。






(14)谷太郎林道
もう道を間違えたのは分かったのだが、どの辺に下りるのかが気になった。
尾根の北側に下れば、谷太郎林道のどこかに下りるのだ。


林道が見えましたが、林道の直前の斜面が崖のようで素直には下りられない回り込むように遠回りして林道に下りた。
13:27、谷太郎林道に降りた。
尾根を下る途中から聞こえた、滝のような水音、正体は堰堤でした。
マス釣り場の受付小屋から最初に見つける堰堤の前に下りました。
↓下りてきた方を振り返る

予定外ではありますが、地理院の地図にはないポイントから北尾根に上がれるのが分かりました。
地理院の地図だと、権現橋からか弥太郎林道終点付近から東へ直登するルートが記述されているのですが
今回歩いたルートの方が案外確実な気がしました。林道から枝尾根への取り付きさえ越えれば、その後は簡単です。道を間違えることもありません、ただ上がれば良いだけなんですので。ただ、きついです。



(15)権現橋
鳥屋待沢(とやまちさわ)の権現橋に向かう途中、歩きながら考えた。
(道を間違えるのはいつもの事なので、構わない)
予定では北尾根から権現橋の林道脇に下りて、谷太郎林道→谷太郎沢→二ノ足林道でデポ地に戻ろうと思っていた。
林道歩きが長くてつまらないと思っていたので予定変更はかえって良かった。
権現橋から北尾根に上がり、北尾根を上り返して鐘ヶ嶽頂上に戻り参道を広沢寺方面に下るルートに決め直した。
(この方が面白そうだ)

13:43、権現橋の下、鳥屋待沢が谷太郎川に出合うポイントに到着した。

↑権現橋はすぐそこ。このコンクリート電柱が目印、右へ回り込み川の方へ下る。
(16)北尾根上り
川を渡り右岸に移動。
東側の斜面を眺めながら移動すると、人が歩いた跡の様な筋を見つける。
土手を上がってみる。
昔の経路跡のような道のようなものを見つけた。
どこから入ればよいのか皆目分からないが、正面に見えている斜面の上が北尾根の続きであることは確実なようだ。


経路は途中でかき消され、斜面の踏み跡も、多数の踏み跡でどれが真実なのか分からないことになる。
たまりかねて、はっきりとした尾根筋に移動して上を目指した。
↓途中で見た斜面、奥の尾根が正解かな?
↓上りやすいところを探しながら上へ上がる






13:58、尾根上に設置された鹿柵に上がった。北尾根に上がってしまえば、後は比較的に楽に歩ける。
↓上ってきた方を見る
↓北側
↓鐘ヶ嶽側(石切り場)
◆石切り場
巨大な岩石から必要なサイズの石材を抽出したと思われる作業場に到着。
↓下りてきた方
↓この鹿扉は開きません
第3回はここまで、鐘ヶ嶽北尾根上りから次回に続く。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
次が最終回です。
(⌒。⌒)






































