アメーバブログ40000時の壁に阻まれて分割された後編レポートの続きです。
後編が長すぎて受け付けてもらえませんでした。
適当に分割して連続報告します。
「09月05日 伊豆の峠道と林道(5)-西伊豆スカイラインの自走も大変だったの巻き(後編)」
を先に見てください。
■マップ
(1)全体(熱海までは省略)
(2)熱海街道K11
↑K11は熱海街道と熱函道路(バイパス)と呼び名が2つある。
■実走報告
(⌒_⌒)v いぇ~い!
(11)修善寺から函南町
帰りはR136の道の様子が分かっているので、一目散に走るのみ。
16:28、韮山通過。
16:38、大場川南交差点に到着。(距離152.25km、AV19.5km/hr)
交差点脇のコンビニで補給休憩。
大場川南の交差点を歩いて渡り、K11に移る。
16:58、函南町役場前を通過する。
JR東海函南駅へ向う分岐を直進。
コンビニの前でK11が2つのK11に分かれる地点に到着。
右に進むと、バイパスで名前が熱函道路(ねっかん)と言い、
熱海峠付近で長い鷹巣トンネルを通過する。
左に進むと、昔ながらの熱海街道となり、トンネルは通らずに
熱海峠に向う。
(12)熱海街道K11で熱海峠を越える
熱海街道K11は長かった。峠までほぼ10kmを上る。
途中のJR函南駅へ分岐するポイント通過までは明るかった空が、
急に暗くなっていく。疲れた体で走る道ではない。選択ミスでした。
歩くよりちょぴっと早いくらいしかスピードが出せない。
18:20、熱海峠に到着、そして日没。(距離169.64km、AV18.2km/hr)
日没の時刻が早まっていたのは誤算でした。
18:40頃の日没を予想していたので伊豆山までは下り切れると
考えていたのだ。ほぼ真っ暗な峠から何分で下れるか予想も
つかない。
道から外れないように、瞬きも忘れて、目一杯目を見開いて走った
のは初めてです。
途中で前照灯の電池を交換してタイムロス。
でも明るいライトの方が断然安心する。
伊豆山交差点でR135に合流。
19:08、湯河原のコンビニで補給休憩。(距離182.77km、AV18.0km/hr)
(13)帰路
20:06、小田原の早川口交差点に到着。(距離197.5km、AV18.0km/hr)
21:14、大磯到着。(距離215.86km、AV18.1km/hr)
↑平塚でもさらにきれいな光の催し
22:10、藤沢市の四ツ谷交差点でR1を離脱。(距離229.8km、AV18.1km/hr)
境川CRを走って家路を急ぐ。
23:03、無事に帰宅する。(距離243.82km、AV17.9km/hr)
最後はヨレヨレで帰り着きました。
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=05:40-23:03(17:23)
・乗車時間=13:33:58
・距離=243.82[km]
・AVE=17.9[km/hr]
・Max=59.7[km/hr]
・累積走行距離=3304.8[km]
■感想
満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー
満足は一つ半です。
全体を通しては坂上がりが多過ぎて老体には少し無謀な失敗ライドでした。
無事に帰って来れて良かった。
帰り道の函南駅から輪行で帰れば、上出来のライドだったと思います。
自走に拘らず、輪行するべきだった。
峠で日没になると、どんな思いをするのか分かって、いい勉強になった。
下りの真っ暗は怖すぎる。
■西伊豆スカイラインは「名道」か?
伊豆スカイラインも西伊豆スカイラインも、日本の道100選には
入っていない。(天城路が入っている)
バイク雑誌が選ぶ日本の名道100選や須藤英一氏の『 日本百名道』
にはしっかり入っている。
日本の道100選は、日本の特色ある優れた道路を選定基準
としており通りや旧街道も含まれる。
須藤さん(カメラマン)の方は、誰もが簡単に乗り物で堪能できる
絶景の道を選定基準としている。
選ばれる道に違いが現れるのは当然であり、どちらが正しいと言う
ものではない。
私の率直な感想を言うと、西伊豆スカイラインは良い道「良道」
だが「名道」ではない。
当初の計画通り、伊豆スカイラインがJ字型に作られて、現在の
西伊豆スカイラインで終わっていたならば、間違いなく名道です。
でも西伊豆スカイライン単独では”はてな(?)”です。
道路は無料開放から数年経過しているにも関わらず、舗装状態がとても良かった。
深読みすれば、有料道路の時には人気があまりなかったということじゃないの?
全面改修でもしたんでしょうかね。人気の道なら30年以上経過しているんだしもっと道が傷むはずだ。
曇り空でなければ、達磨山周辺から見事な富士山を観ることが出来る。それは分かる。
しかし、無料でゆっくり出来る「だるま山高原レストハウス」や戸田峠からほど近い金冠山でも十分美しい富士山が見られるのだ。
わざわざお金を払って達磨山で同程度の富士山を見て満足するだろうか?
10kmもない道で景色が良い区間が短い、達磨山周回を除けば見るべき景色はない。
一度走ったら二度目はないだろう。(車の場合ね)
西伊豆スカイラインの道路設計を考えてみる。
西伊豆を代表する山々の稜線に沿って道を通す事は決っていたと思う。
普通に考えれば、稜線の西側を通すことを考える。
駿河湾も富士山も稜線の西側に広がるのだから、誰が考えてもそう思うだろう。
しかし、現実の道は大部分が稜線の東側を通っている。
国土地理院の地図で見ると良く分かる。
西伊豆の山の西側は急峻でとてもじゃないが道を造り維持
管理するのは大変だ。
それに対して、稜線の東側だと緩やかな斜面で道を作りやすい。
稜線の東側だけで全線出来たと思うが、利用者の視点で考えた時、それで良いだろうか?
西伊豆の良さがまったく感じられないつまらない道になるだろう。
この道を設計した方々は良く考えた。
達磨山の周回部分の高度を稜線に近づけて西伊豆を見られる
ように道を引いたのだ。
だから、修善寺から西伊豆スカイラインに向かう道は、どこを
通ろうとも達磨山に上るようになっている。
良心を感じるのは、
達磨山の段になっている平坦部分に道を上げなかったことだ。
平坦部に駐車場を作れば、頂上まではほんの僅かとなる。
もし、そんなことをしたならば、達磨山が近所の裏山と同じに
なってしまい、まったくありがたみのない山に成り下がって
しまっただろう。観光道路と登山を楽しむ山の両立を実現するなら、
頂上付近は自然のままが良い。よい判断だと思う。
次に、残念な事を挙げる。
①限られた絶景ポイント
この道を”絶景”と絶賛するレポートのすべてに共通する事がある。
絶景ポイントが、達磨山周回の数カ所で全て同じ場所で同じ向き
なのだ。その他のポイントが紹介されることはまずない。
↑これ以外の画像は見た事がない
②平らな道がない
達磨山周回を稜線に上げると、峠との高度差が大きくなり、
達磨山に上るか下るかしかなくなる。景色の良い西側は一瞬
見るのがやっと、稜線の東側では展望が悪く平坦でも印象に
残らない。熊笹しか目に入らない道を走っても楽しくない。
達磨山を回り込むルートは見事だが、良い点がこの一点のみ。
それ以外は熊笹の中を走り、上るか下るしかない忙しい道を
「名道」とは呼べない。
もしも、稜線の西側を一定の距離平坦に走ることが出来たなら、
眺望は申し分ないので間違いなく名道と呼ばれただろう。
元々は、東伊豆の伊豆スカイラインの最終コーナーに相当
する部分であり、見所が一つでもあるだけ良しと考えたので
はないだろうか。まさか伊豆スカイラインが天城峠で頓挫
するとは思わなかったのだろう。
■達磨山の薦め
西伊豆スカイラインの真実は、読者の予想と少し違うかも
しれないが、間違っていないと思う。
それでも、一度は全線走られると良いでしょう。体感して感じる事は
人によって違うものだから。
私は達磨山登山を強く勧める。
スカイラインの道路脇から登山道が2つ用意されている。
50代男子の足で上り15分、下り10分です。
私はSPDなので全く普通に歩けました。
全部丸太階段になっているのでサイクリングシューズでも
大丈夫でしょう。
達磨山頂上からの360度パノラマは見事だ、
こちらが本当の絶景だと私は思う。
駿河湾側の西側斜面が何とも言えず見事な景色でした。
西伊豆スカイラインに来たなら、達磨山に絶対登るべし。
強く薦める。
■二度目以降の西伊豆スカイライン
次回はどうするかと言うと。
ズバリ、達磨山折返しにする。
修善寺から戸田峠を回り達磨山に登山して、来た道を修善寺に
戻るか戸田湾に下りて西伊豆の海岸線を走る。
達磨山から船原峠、風早峠方面は別の目的がなければ行か
なくて良い。
■伊豆半島の峠道と林道をめぐるシリーズ
日帰りサイクリングで伊豆に行くのはもう無里と判断しました。
今回の第5弾で伊豆シリーズは終了です。
もっと早く始めれば良かった、残念です。
第6弾では、修善寺奥の院から西伊豆海岸線周りを考えていた
のだが、次回に持ち越しとします。
修善寺周辺もちょっと分かったし、今度は西伊豆の海岸線を走ってみたいなぁ。
城山にも登ってみたい。
ではでは(⌒O⌒)
■参考URL
※1.スバル レヴォーグ CM ロードバイク編のロケ地 - フリーソロサイクリングでゆく!
http://ameblo.jp/2010tcradse/entry-12030683923.html
↑伊豆行きでは大変お世話になっているブログです。この記事にとても興味惹かれました。
堤さんのアクサダイレクトの現場が達磨山の目の前だったとはね。
あそこで途方にくれる事はないと思うな。修善寺まで歩けるじゃん。
※2.天空ロード、「西」伊豆スカイライン 2014.03.16
http://bm-stdio.mydns.jp/touring/izu_peninsula/west-izu-skyline.html
↑修善寺まで電車、K349で湯ヶ島へ行きK59で風早峠に上がり船原峠から西伊豆スカイラインを北上する。
戸田峠から予定を変更して修善寺に稜線ルートで下り修善寺から電車で帰るというルートを、
詳細に画像レポートしている。