いよいよ旅も大詰め。
ソレントからナポリに向かう途中、かの有名なポンペイ遺跡にも寄ってみました。
今回の足はのんびりしたローカル列車。
これに揺られること30分。
小さな駅の横にその遺跡はありました。
79年、ヴェスヴィオ火山の大噴火により流れ出た火砕流と火山灰に襲われ、
いきなり時間を止められてしまったポンペイ。
世界遺産にもなっているその場所には、
かつての街の成熟度の高さを伺わせるものがたくさんありました。
そしてそれらを遠くからヴェスヴィオ山が静かに見つめています。
あまりにも悲しい歴史の中に埋れてしまった場所を
是非ともじっくり探索したかったのですが、
遺跡と言っても街まるごとなので何しろ広い!
そして真夏だったので暑い!
ペットボトルの水を肩や胸にかけながら歩き回っていましたが、
それでも灼熱の太陽の下、自分たちまで炭化しそうになり早々に退散しました。
そして最後の街ナポリへ移動します。
イタリア人ママ友から、
ナポリは本当に危ない街だから
決して高そうな服やバッグを身につけるなと言われてました。
そんなこともあり、街に着く前から大緊張。
確かに駅の周りは怪しさ満点。
昔よく訪れたボンベイ(今のムンバイ)に雰囲気が似ていて
ちょっとびっくりでした。
ナポリでの食事は駅そばにあるオープンエアーのレストラン。
日本のサイトでここを絶賛する記事があったせいか
お客さんは日本人ばかり。
場所はちょっと怖い…
味も…フツー。
イタリア旅行最後の晩餐としては少々残念な感じもしましたが、
下町の雰囲気が味わえたので良しとしましょう。
騒々しい駅前を離れ、海岸の方に出ればそこは別世界。
美しく素敵な景色が広がります。
南イタリア最後のステイとなるホテルは、海岸からほど近い
高級ブティックが立ち並ぶ中にひっそりありました。
駅前の喧騒と海沿いの眩しすぎる日差しに少々疲れた体を休め
翌日のフライトに備えます。
鮮やかでカラフルで眩しくて美味しい南イタリア。
いつもより少し大胆な服を着て、是非また訪れてみたい場所です。