先日、私のふるさと、山形の郷土料理「芋煮」をつくりました。
秋になると、東北では各地で「芋煮会」というイベントが開催されます。
屋外の会場、川原やキャンプ場などで、
大きな鍋に里芋や肉、こんにゃくなどを入れて煮込んだ「芋煮」をつくり、
集まったみんなで味わうんです。
ひとくちに「芋煮」といっても、各地で味付けが違います。共通しているのは里芋くらい。
我がふるさとの山形は牛肉を入れた醤油味ですが、
お隣の宮城県仙台市では豚肉を入れた味噌味。
だから、東北では毎年、秋になると「芋煮論争」が起きるんですよ。
「芋煮といえば、牛肉と醤油だ」
「いや、豚肉と味噌だ」
「豚肉と味噌なんて、ただの豚汁じゃないか」
「そっちこそ、牛肉と醤油なんて芋煮じゃないぞ」などなど。
けれど、ふるさとを離れて東京に住んでいる今は、
「おいしければ、どっちでもいいじゃない」と思っています。
ま、私がつくるのは牛肉と醤油だけど。
つくった翌日は、ゆでたおそばを入れて「芋煮そば」にしました。
これが、ランチにぴったり。
山形の芋煮はもともと醤油味だから、
シメは芋煮うどんでも、カレールーを入れてカレーうどんでもOKなのですが、
今回はそば。芋煮のシメにそばが合うのは醤油味ならでは。
あ〜、やっぱり芋煮は牛肉と醤油にかぎりますわ。
我ながらおいしゅうございました♪