芋煮は牛肉と醤油にかぎる | 美味と物語 ~ライターびんこのブログ~

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山形生まれなのに、いきなり沖縄に15年住みました!
その後やってきた大都会の東京は、いろいろタイヘン!!
元・琉球放送報道部リポーターのびんこがお届けする、
おいしいもののブログです♪

先日、私のふるさと、山形の郷土料理「芋煮」をつくりました。

 

秋になると、東北では各地で「芋煮会」というイベントが開催されます。

屋外の会場、川原やキャンプ場などで、

大きな鍋に里芋や肉、こんにゃくなどを入れて煮込んだ「芋煮」をつくり、

集まったみんなで味わうんです。

ひとくちに「芋煮」といっても、各地で味付けが違います。共通しているのは里芋くらい。

我がふるさとの山形は牛肉を入れた醤油味ですが、

お隣の宮城県仙台市では豚肉を入れた味噌味。

だから、東北では毎年、秋になると「芋煮論争」が起きるんですよ。

「芋煮といえば、牛肉と醤油だ」

「いや、豚肉と味噌だ」

「豚肉と味噌なんて、ただの豚汁じゃないか」

「そっちこそ、牛肉と醤油なんて芋煮じゃないぞ」などなど。

けれど、ふるさとを離れて東京に住んでいる今は、

「おいしければ、どっちでもいいじゃない」と思っています。

ま、私がつくるのは牛肉と醤油だけど。

 

 

つくった翌日は、ゆでたおそばを入れて「芋煮そば」にしました。

これが、ランチにぴったり。

 

山形の芋煮はもともと醤油味だから、

シメは芋煮うどんでも、カレールーを入れてカレーうどんでもOKなのですが、

今回はそば。芋煮のシメにそばが合うのは醤油味ならでは。

あ〜、やっぱり芋煮は牛肉と醤油にかぎりますわ。

我ながらおいしゅうございました♪