Towbar for RENAULT MEGANE Sport tourer GT | iwao's diary

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メガーヌですが前回の少しだけバージョンアップの後、今回は、だいぶんバージョンアップした報告です。後部がなんですが、一見ではわかりません。

でも、若干、アングルを下向きに変更すると、、、

 


これです。トウバー(towbar)です。 今回は、バー自体を脱着式にしましたので、通常は尻尾なしになります。袋に入っているのが、尻尾のパーツ

装着するとこうなります。 

このトウバー、先ずメガーヌのスポーツツアラーGTに合うキットを探すのに時間がかかりました。メガーヌスポーツツアラーは海外では市場によってエステートとかグランツアラーとかワゴンとも呼ばれていて、名称が異なります。2016年のジュネーブショーでは、スポーツツアラーエステートと呼ばれていましたし、ヨーロッパでは、搭載エンジンのバリエーションも豊富で、Netで検索すると、どのモデルが該当するのか、結構わかりにくかったりします。国内の代理店さんマンチェスターにある販売店とメールでやり取りして、日本仕様のスポーツツアラーGTに装着できるトウバーかどうかを確認したりするのに結構時間を要してしまいました。結局、今回も、PANDAやTwingoに装着した実績のあるBrink(THULE)になった訳ですが、ほかにも、スペインのアラゴン社製や、ドイツのMVGなどが候補にあがりました。最近のトウバーは、脱着式や電動格納式など充実しているようで、メガーヌもイギリスのディーラーでは、格納式と固定式がオプション設定されています。ただし、当然、お値段も高めですので、個人輸入の場合は、万一装着不可なんてなった場合のリスクが大きいです。


ということで、今回は、間を選択して脱着式にし、電装については、メガーヌ専用ハーネスを選びました。今まで、PANDAやTwingoは、汎用の電装キットで後部のブレーキランプなどの配線から直接分岐して接続していましたが、最近の何かとコンピュータ制御の車種は、リレーを介して装着する必要がありますし、コンピュータの設定変更も必要とのことで、少々面倒な感じです。今回の作業は、いつもの工場に依頼しましたが、取説と実際の配線の色が微妙に違うなどして、接続の確認に苦労した模様です。

結果的に何とか接続したものの、エラー表示が出てしまいました。内容は、パーキングセンサーのエラーで、メーター内のメッセージとスパナ(オレンジ色)のマークが点灯してしまいます。

どうやらCAN(Controller Area Network)が異常を検知してしまうようです。専用配線とリレーの詳細な配線図がないので、現状での確認作業は無理とのことで、一旦戻ってまいりました。トレーラーとの接続確認はできましたので、センサー異常だけなんですが、さてどうしましょうということで、先ずは、単純に電源を確保した、フューズボックス内の20Aのフューズを外して様子をみたのですが、これまた、ブレーキペダルを踏むとエラー表示が点灯してしまいます。

つぎにセンターモニターの車両の設定から、パーキングセンサーのオンオフを選べるので、それをオフにしたら、エラーが消えました。エラーが出ていると、オンでもセンサーは作動しないので、この状態で使用することにしました。元々、我が家の車庫入れの際に、道中の道が狭くて、ブーブー、ピーピーと煩かったので、オフでもいいかなと、それに自動駐車モードも使わない(使い方がよくわからない)ので、普段使いには支障がありません。一応、購入先(PF Jones)には、エラー表示の対処方法がないか、当方のWeb翻訳だよりの英会話力で問い合わせて、自力で調査することにしました。

ちなみに、地元ディーラーでトレーラー接続のインストールを依頼したところ、そのような項目はありませんとの事、、、日本仕様は対応していないんですかねぇ~ フューズボックスには、ちゃんとトレーラーのマークと、専用電源(20A)があるのに、、、前のFIAT PANDAで撃沈したのと同様、日本仕様の壁なのかもわりません・・・


それからまだ、うちのメガーヌは、ETCの牽引設定も済んでいないので、近くの車屋さんでお願いするつもりです。


今回のトウバー装着のために、事前に車検証への牽引可能重量の記載を行いましたが、その際に、ルノージャパン(本社)にけん引可能車両総重量計算書に記載しなければならないDATAを問い合わせたのですが、教えてもらえたのは、車両総重量の前後軸重だけで、後は不明ということでした。大きな会社は、この手のユーザーサイドの要望や問い合わせへのフットワークは鈍いですね。iwaoの問い合わせ内容がレアなのかもわかりませんけど、、、
ということで、一応、備忘録として、計算式のDATAを掲載しておきますが、 おかげで結構適当な数値もありますので、もし参考にされる場合は、自己責任でお願いします。
さて、肝心のトウバーですが、脱着式は正解だったと思っています。前に付けていたFIAT PANDA 4×4は、元々全長も短く、4WDで車高も高くて、常時装着のトウバーで見た目も実用面でも問題なかったですが、今回はSUVではなく、名前もスポーツツアラーGTと結構勇ましい感じですので、常設の尻尾はあまり似合わないかと思います。トウバー装着時は、若干ですがリアの地上高も低くなりますので、影響が出る場合もあるかもわかりません。必要な時だけトウバーを付ける仕様の方がこの車には合っていると思いました。まだ、実際に装着して、トレーラーをけん引しておりませんが、後は、問題のバックが、ホイールベースの短いPANDAよりも難しくなるかと思います。PANDAですら難しく、駐車するときに気を使いましたが、今回は更に前進あるのみな予感ですねぇ~ 脱着式のトウバー自体は、重くて、しっかりしています。当たり前といえば、当たり前w、これが変に軽かったりしたら、重いトレーラーなんか不安でけん引できませんもん。ただ、ちょっと重いですから、バンパーの下から差し込むには、少し腰に注意する必要がありそうです。先ずは、差し込み口のプラスチックカバーを取り外して、トウバーを差し込みます。その後、トウバー自体を手前に引くと、カチッという音がして、差し込み口に固定されます。さらに、バーの横にあるカバー付きの鍵穴にカギを刺して回して、完全にロックします。電源ソケットは、差し込み口の右側に格納されているので、取り出して、トレーラーのソケットを差し込み、トレーラーのチェーンを引っ掛ければ準備完了です。脱着は、カギでロックを解除し、トウバーのダイヤルを押しながら回せば、トウバーが外れます。外したトウバーは、リアの荷室の一番下に保管することにしました。あんまり使いませんからねぇ~ ちなみにトウバー用のカギにキーホルダーを付けました。以前にtwingoに使っていたキーホルダーです。トウバー用にトゥインゴ用、若干のウケ狙い、、、



では、少し真面目なお話です。TOWBARは、ヨーロッパではメジャーですが、日本ではまだまだマイナーな存在です。国内では、ボルボが正規オプションで設定されてますが、その他(ヒッチ含む)は、ジープやランドローバーくらいです。国産車では、最近、マツダのCX-8に採用されました。他は、ランクルやレクサスのSUV、パジェロ、デリカくらいでしょうか、、、
前のPANDAもバンパーの裏側にちゃんとトウバー用の電源カプラーが付いてましたが、国内では、専用ヒューズも含めて使用不可でした。まだまだ需要が少ないトウバーですが、ある意味ニッチな外車市場では、販売台数を増やす策になり得るオプションかと思います。トレーラーを引っ張るだけではなくて、トウバーに装着できるサイクルキャリアとかかなり便利だと思いますので、メーカー、販売店さん、オプションにどうですかねぇ~ 


けん引可能車両総重量計算用のDATA
車両総重量の前後軸重 前軸重985kg 後軸重770kg
車両総重量 1755kg
車両重量 1480kg

制動停止距離52m 初速100km/h
減速度 ?m/s2

最高出力151kw

駐車ブレーキ制動力 4000n(操作力400n)
 ※制動力はVWパサートワゴンの数値を参照しました。

主ブレーキあり 1640kg
主ブレーキなし 740kg

 


そして、その後・・・

イギリスの業者さんと数回のメールのやり取りの後、自分で後部荷室の内装を外して、専用配線を順次点検していきました。

リアフォグランプの取り出し配線だと思われる箇所の配線を一旦取り外して、元の状態に繋ぎ直したところ、エラー表示が消えて、パーキングセンサーが復活しました。また、狭い倉庫までの道のりで、ブーピーうるさく鳴るようになりました。原因がリアフォグランプだったので、うちのバイク用トレーラやトウバーキャリアでは使用しないので、今回は、リアフォグの取り出しをキャンセルして、一件落着です。

イギリスの取説に指定されているリアフォグの配線色は青でしたが、日本仕様には青/白の配線しかなくて、それをアバウトに接続したことが今回のトラブルの要因だったと思います。

点検OKです 

エラーも消えて、モニターにはTrailerの表示が現れました。ディーラーさんは、日本仕様には設定がないと言ってましたけど・・・

いつもの工場で、リア荷室の内装の外し方を教えていただきましたので、今回は、自分で外して作業を行いました。そして、その逆順で、内装を取り付けていきます。

はい、ってな感じで完了です

まぁ、いろいろありましたが、いろいろも含めて、勉強になりました。フゥ〜〜〜