こんばんは。

美魔女トレーダーです。

 

 

昨日、米雇用統計発表の直前に結果の予想を書きました。
 

 

 

 


結果は見事的中♪♪
と自慢したかったわけでは半分なくw、
雇用統計で労働市場が堅調であることが分かったのに、何で株価が下がったのかって話を書きたいと思ったんです。

(昨日の雇用統計ではアメリカの労働市場が堅調であることが示されました)。


おかしくないですか?
労働市場が堅調≒景気が良い。
(逆に景気が悪い時は新規雇用が控えられ、労働市場が冷込みますね)
労働市場が堅調である事が分かったら、株価は上がるはずでは!?


その通りです。

 


ただし通常は…

 

順に説明します。
今のマーケットで1番の注目事項は何か。それはアメリカの金融政策の行方です。
アメリカは現在急激なインフレに悩まされており、急ピッチで利上げが進められています。

急激なインフレをどうにかしたい気持ちは、ほぼみんなの共通認識なのですが、それ以上に利上げによる景気悪化をマーケット参加者は恐れています。

利上げと景気循環に関する話は以前説明しています。

 

 

 

 

 


マーケット参加者はこれ以上利上げをして欲しくないんです。

それと今回の話がどう関係してくるかというと…

アメリカの金融政策を決定しているのは、FRBというアメリカの中央銀行です。(日本でいえば日銀)ではFRBは何を目標に金融政策を決定しているのか。

 

 

それは…

・米国の雇用の最大化
・物価の安定化

の2つです。
FRBが現在利上げをしているのは、物価が安定していないからつまり、急激なインフレだからです。

物価が安定していない今、FRBの利上げを止めるには、雇用(労働市場)の悪化を示せば良い。

(FRBは上記2つの目標を同時に達成しなけばならない。まさに「「両方やらなくっちゃあならないってのが幹部のつらいところだな」です。byブチャラティ)



だからマーケット参加者達は米雇用統計で悪い結果がでて、労働市場が悪化していることが示され、FRBが今後の利上げを思いとどまることを期待したのです(何とも本末転倒な話です)。

 

不思議ですよね。アリスもびっくり。



しかし昨日の雇用統計では労働市場が堅調であることが分かりました。

だからマーケット参加者はFRBは今後もガンガン利上げをしていくだろうと考えました。

結果株価は下がったのです。。。

 

 

来週の日経平均もおそらく下がるでしょう。

でも、物価の経済指標であるCPIの発表も関わってくる話なので、それについてはまた書きます。

 

美魔女トレーダーは、来週少し株を買い足す予定。

 

チャオ。