こんにちは。美魔女トレーダーです。 

 

 

本日は株式市場にも大きな影響を及ぼす日本の金融政策(利上げ・利下げ)について、私なりの考えを記載したいと思います。

 

 

アメリカや欧州を初めとする世界各国が利上げをする中、日本は未だマイナス金利を適用しています(昨日の金融政策決定会合でも金融政策の現状維持が決定しました)。 

 

 

まず結論から申し上げます。 

 

 

日本が利上げをしないのは、日本の物価上昇率(CPI)が前年同月比+2.8%(生鮮食品を除く総合指数)だからです。 

 

 

どういうことでしょうか? 

 

 

前提からお話しします。

 

 

日本の金融政策(利上げ・利下げ)を決定しているのは日銀です。 

 

 

では、日銀は何を目標に金融政策を決定しているのでしょうか? 

 

 

それは・物価の安定・金融システムの安定の2つです(日銀のホームページにトップに記載されています)。

確かにトップに記載されてますが、携帯でHPも小さくて見にくいよ!!

 

 


 “為替や景気動向”は日銀の政策目標に入っていません。

そうなのです“為替や景気動向”は極論を言えば金融政策を決定している日銀には関係ないのです。(ここポイントです!) 

日本の金融システムは現在安定しており問題ないので、実質、物価の安定が日限の政策目標になります。 

 

 

物価の安定とは具体的に何か? 

 

 

それは、日本の物価上昇率(CPI)が前年同月比で+2.0%(生鮮食品を除く総合指数)を継続することです。 

実は、日本の物価上昇率(CPI)は日本の政策目標と≒なのです(目標2.0%に対し2.8%)。 

 

だから利上げしないのです(高すぎる物価上昇率は利上げによって抑制します)。 

 

ちなみにアメリカや欧州の物価上昇率(CPI)は10%近くです。 

日本同様、各々の国の中央銀行(FRB、ECB)も物価の安定(日本同様物価上昇率+2.0%)を政策目標に金融政策を実施しています。 

物価上昇率(CPI)が10%近くであれば、そりゃ利上げするよねって話です。

日本とは置かれている状況が全然違うのですね。

 

しかし“0.8%とは言え政策目標を超過しているではないか? とか“利上げしないせいで円安が止まらないじゃないか、それは問題ではないのか?” 

 

そんな声が聞こえてきそうです。 

 

そのあたりは、別のブログで語りたいと思います。

ちなみに美魔女トレーダーは問題ないと考えています。その辺りも併せて語りますね。

 

チャオ