こんにちは。
美魔女トレーダーです。

本日のテーマはドル円相場についてです。

日銀の利上げについては、過去に2回ブログで記載しています。ぜひご覧ください。


1回目

 

 

2回目

 

 



私は日銀が利上げしなくてもドル安・円高になるのでないかと考えています。
為替は原則

短期:需給
中長期:実質金利{名目金利(※1)から物価上昇率を差し引いた金利}

で動くと考えています。

需給について
需給はそのままの意味で、ドル円相場で言えば

(円よりも)ドルが欲しい人が多い→ドル高・円安
(ドルよりも)円が欲しい人が多い→ドル安・円高

先日実施された為替介入なんかは、まさにこれですね。
財務省が大規模な円買いを実施することで、上記でいえば(ドルよりも)円が欲しい人が多くなり、ドル安・円高になったという構図です。
逆に言えば、為替介入には需給的意味合いしかないので、基本的には短期的な効果しかないと私は思っています。

実質金利ついて
実質金利とは「名目金利-物価上昇率」です。
中長期的には実質金利が高い通貨が買われると言われています(実績からもドル円相場と実質金利との間には強い相関関係があります)。

 

 

 

 

 

 


これは難しい話ではなく、金利が高い通貨が買われ(金利が高い通貨を持つ事で、高利息収入が見込める)、物価が安い通貨が買われる(物価が低い国の通貨を持つ事で、より多くの購買ができる)というシンプルな話です。
最近は金利差(日米の名目金利の差)にばかり注目が集まり、物価上昇率の差は無視され為替の動向が語られることが多いように見受けられます。


それは、新型コロナウイルスの影響で自由に国家間を行き来できないことから、物価の低い通貨を持つ事のメリットが事実上なくなっていることが原因かと思います。

しかし最近では、水際対策は世界的に(日本含む)緩和の方向に動いており、国家間の行き来が容易になりつつあります。
そのような状況の中で、物価上昇率の差に注目が集まれば、元々海外からの人気が高く(※2)、物価上昇率が低いことから実質金利の高い(※3)日本の円が買われやすい(ドル安・円高になりやすい)土壌になっていくのではないかと予想しています。

さて、今回は為替について少しお話ししました。

株や為替の原理はあっても、うまくいかないのが世の中です。

昨日、4523:エーザイがストップ高で買えなかったですね。買わないけど。

昨日は配当落的なものが見られた株もありましたが、どちらかというとそんなことより、アメリカに釣られている方が値幅的には大きいかもですね。船の株価は恐ろしく下がってますね。

 


是非ともフォローよろしくお願いします。

チャオ



(※1)世間一般で言われている金利。例えば日本の10年金利は0.23%、米国の10年金利3.69%(2022年9月25日現在)
(※2) コロナ後に行きたい国、日本が一位

 

(※3)日本の実質金利:▲2.75{=0.23%(日本の10年金利)-3.00(日本の物価上昇率)}、アメリカの実質金利:▲4.81%{3.69%(アメリカの10年金利)-8.50%(アメリカの物価上昇率)}となり、日本の実質金利の方が高い