こんにちは、美魔女トレーダーです。
前回のブログでは日銀がなぜ利上げをしないのかについて記載しました。
前回のまとめ
・日銀の政策目標は物価を安定させること
・物価上昇率+2.0%の目標に対し、現状の物価上昇率は+2.8%と大幅に超過しているわけではない。
・だから日銀は利上げをしない(と魔女トレーダーは考えている)
・詳しくはこちら→
https://ameblo.jp/bimajyo-trader/entry-12765759338.html
今回のブログのテーマは
「日銀は本当に利上げしなくても良いのか?」
私は現状では日本は利上げしなくても良いと考えています。日銀の黒田総裁も「当面の間、利上げはしない」と22日(金)の金融政策決定会合で発言していますね。
私が利上げしなくてもよいと考える理由のポイントは以下2つです。
1. 日本の物価上昇率(CPI)の内容
2. 利上げによる影響の範囲
1. 日本の物価上昇率(CPI)の内容
下記は直近の物価上昇率(CPI)の結果です。
・生鮮食品を除く物価上昇率(CPI):前年同月比+2.8%
・生鮮食品及びエネルギーを除く物価上昇率(CPI):前年同月比+1.6%
この2つから
・エネルギーの価格が大幅に上昇していること
・エネルギーの価格上昇を考慮しなければ、日本の物価上昇率は2.0%未満であること
が分かります。
エネルギー価格の高騰はロシア・ウクライナ問題による原油価格高騰が主要因です。
日本は物価が上がりにくくデフレになりやすい。
画像借りてます。
企業努力とかで、みんな頑張って安くしちゃうもんね。
「企業努力で安くします!!」「値上げしないの美徳」みたいなやつです。
画像借りてます。
そんなこんなで、何十年にも渡り物価上昇率が2.0%未満の状態が続いてきました(失われた30年なんて言い方もされます)。
こうした実績がある中で、日銀は簡単に利上げなんてしたくないでしょう(すぐにデフレに戻ってしまうかもしれません)。
日本の物価上昇率の内容と日本のCPIの特性を考えれば、エネルギーの価格の高騰だけ抑えたいことになります。
その為にはロシア・ウクライナ問題が解決してくれることが、色んな意味でベストシナリオです。
しかし残念ながら同問題は長期化しており、終息の目処もたっていません。
そこで日本政府が考えたのが、”原発再稼働”なんだと思います。
(原発再稼働には賛否両論あると思います。私のスタンスは中立とさせて下さい)
原発再稼働で電力等を国内で低価格で作れるようになれば、エネルギー価格の高騰だけ抑えることができ、日銀が目指す物価上昇率2.0%に収束していくと予想します。だから現状で利上げは不要であると考えています。
そうはいってもね。
美魔女トレーダー的にも、今月の電気代が、かなり高くて正直引いてます。だけど、美魔女的には必要な支出を減らすわけにはいきませんよね。
だから、小銭を稼がないと。
そんなことで、別のブログでは利上げによる影響の範囲について私が考えていることを語りたいと思います。
ちゃお