涙は心身の浄化なり。 | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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ロカビリー一筋40年!
日本で、いや東洋で唯一エルヴィスのバッキングメンバー達とレコーディングした
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酷暑が続く中、ハワイアン・フェスティバルの司会とブッキング、さらにはライブの仕事の間を縫って、今年は久しぶりに高校野球の予選を観に行った。
自宅近くに予選を行なっている球場があり、比較的、楽に試合を観戦しに行けるのだが、毎年ついつい億劫になり、気がつけば予選が終わってた、なんて年が続いていた。
しかし、今年はグラブも買ったことだし、行ってみるかとなって、数試合を嫁さんを連れ立って観戦した。
予選が行われているその球場は、昔ながらの球場で、熱風による土煙が、ダイヤモンドに舞い上がり、それがスタンドまで流れ込んでいた。選手たちは、汗にまみれ、ユニホームは泥だらけ。応援団も必死で、この炎天下の中、なかには学ランに身を包み声援を送っている生徒もいた。これぞ、高校野球といった絵が、今年もそこには、あった。
そういった複合的な要素が含まれたことで、僕にとっては、全く縁も所縁もない高校にもかかわらず、負けた瞬間、グランドに両手両膝をつき、涙する選手の姿を見て、思わずもらい涙してしまうビリーオヤジだった。
思えば、36年前の夏、港区の予選で慶応中学に破れ、中学の野球部生活にピリオドを打った僕だが、そのときは、涙することはなかった。当時、将来の目標をプロ野球選手に据えていた僕にとって、その敗戦は夢への通過点、ここで泣いてはいられないということで、本当は他のチームメイトと一緒に涙を流したいところだったが、ぐっとこらえ、みんなを励ます側に回った。
けれども、それから一か月後に、けんしょう炎が発覚し、僕のプロ野球選手になる夢は断ち切れとなった。そのとき僕は泣いた。いっぱい泣いた。そんなとき、エルヴィスと出会った。泣くことは心身の浄化なり。以来、僕はエルヴィスに夢中となり、今日に至っている。自分に正直に泣くことは良いことなのだ、ということを実感している。