今年で3年目を迎えた伊勢丹のハワイアン・フェスティヴァル。
そもそもは、以前から知り合いだった企画会社の社長さんに、僕がハワイアン・フェスティヴァルの企画書を持ち込んだとほぼ同時期に、やはり同じ内容の企画を進めていた伊勢丹側とがうまく合点したことで、実現した企画だった。
初年度の開催は、試験的に吉祥寺店のみ。
そして反応が良かったことで、2年目からは吉祥寺店、相模原店、浦和店。そして3年目の今年は吉祥寺店、相模原店、そして新潟店で開催された。
3年前には、百貨店でハワイアン・フェスティヴァルが開催されることなど思いもよらないことだったが、今では各百貨店でも開催され、その中味が問われる状況となっている。
僕は初年度から毎回、フラを踊る教室のブッキングを担当し、同時に司会の仕事も引き受けてきた。
普通に出演者を紹介するだけでは、能がない。
始めからそう思っていた僕は、いつもステージでやっているような、ちょっと毒舌あり、されど百貨店だから丁寧に、それでいて相手の心をくすぐるような“スカポンタンなトーク”(コミカル&ユニークなトーク)を売りとして、他の百貨店にはない、伊勢丹独自のステージを作ることを心がけた。
しかし、実はこれが結構、僕を緊張させるのだ。綾小路きみまろさんもきっとそうだと思う。毒舌というのは一歩間違えれば、命だって取られかねないほど、危険な話術なのである。小野ヤスシさんもそうおしゃっていた。
しかし、一端、お客に受け入れられれば、笑いの渦と化すのも事実である。
そのさじ加減がひじょうに難しい。
だから頭脳をいつもフル回転させる。空気を読みまくらなければいけないのだ。
そして根本的に、相手への最大限の思いやりとやさしさを忘れては絶対にならない。
これらのことを、常に心がけて、毎回ステージにのぞむわけだから、頭の回転を常にフル回転させていなければならない僕にとって、睡眠は重要であり、不可欠なものだ。
ところが、今回新潟に行って、ようやく気づいたのだが、僕は自分の毛布がないと熟睡できない男なのである。
事実、1時間おきに僕は目を覚ましていた(1時間寝ては、1時間起きている、それの繰り返しだった)。
過去にもさんざん、日本各地を廻り、アメリカにも何度も行った経験を持つ僕だが、そういえば、いつも寝不足だった。
旅先のベッドの、あのシーツ地のカバーに覆われた布団では、どうしてもぐっすりと眠れないのだ。神経質なのかもしれない…。
いや、神経質なのだ。いや、デリケートなのだ!実は小鳩ちゃんのハートを持つ男なのだ!!
だから、そんな小鳩ちゃんのハートを持つ中年ロカビリアンの旅には、マイ毛布が必要なのである。ということを、今回の新潟の旅は僕に痛感させてくれたのだった。
PS:自宅に戻り、マイ毛布に包まれた僕が、枕に頭を乗せて15秒後には、爆睡モードに突入できたことはいうまでもない。