療育センターでのライヴ、そしてクリフのコンサート | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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昨年に引き続き、行なった横浜療育センターでのライヴ。
今回はベースのヨッピー佐野氏と約1時間のステージをやってきた。

〈ジャンバラヤ〉に始まり、患者さんたちがなるべくリズムが取れるものをセレクト。
〈ハロー・メリー・ルー〉や〈ルイジアナ・ママ〉、〈ダイアナ〉、〈ビー・バップ・ア・ルーラ〉といった“日劇ウエスタン・カーニバルもの”から、〈上を向いて歩こう〉、〈夜霧よ今夜もありがとう〉、〈雨の御堂筋〉といった歌謡曲、さらに〈アイ・アイ〉のような子供向けの歌まで、全16曲を熱唱した。

職員の人たちが、奇麗に飾られたひな祭りの雛段の横でツイストを踊って盛り上げてくれた。
これが有難い!去年もそうだったな。

昨年同様、終わって実感するのは、自分という人間が人の役に立って良かったなあという充実感だ。
療育センターのみならず、老人ホームでもロカビった経験が幾度かあるビリー・オヤジは、こういった場所で行なったあとの、この充実感がたまらないのだ。

そんな良い気分のまま、僕はBMGジャパンの松山ディレクターと、パシフィコ横浜で行なわれたクリフ・リチャードのコンサートに行って来た。

その昔は、“イギリスのプレスリー”と呼ばれ、今では“サー”の称号まで得ている、イギリスを代表する国民的歌手である。

高校2年のとき……?正確な記憶はないのだが、渋谷公会堂で行なわれたクリフのコンサートを観に行った。それ以来の彼のコンサート再見となる。

今から33年前?当時は、エルトン・ジョンの〈クロコダイル・ロック〉やエルヴィスの〈監獄ロック〉なんかもメドレーで歌っていた。
とにかく、カッコ良かった。動きも歌も最高だった。でもあれから30年以上だ。
クリフも年を取り、そうなると当然、動きも鈍くなり、声も衰えたんだろうなあ、などと思いながら、それでもクリフが見られるという期待感を胸に会場に向かった。

前日ニッポン放送でお会いした小倉智昭さんと会場でお会いする。
ヴィレッジ・シンガースの林ゆたかさんや、ワーナーの宮治さんとも会う。
皆、クリフ世代、オールデイズ大好き人間といった人たちだ。
そんな人たち、そして何といっても彼をずうっと支え続けて来たたくさんの日本のクリフのファンたちが、彼の登場と共に、会場を熱狂のるつぼへと誘った。

曲に合わせ、ライト・セーバー並のでっかいペンライト?を振る女性ファンたち。
そうなのだ、クリフは今もアイドルなのだ。1940年10月14日生まれということは、今年67歳ではないか!にもかかかわらず、33年前と変わらぬ若さでステージを左に右に動き回る。
最高だった。声も動きも素晴しく、33年前同様、またしても僕をエキサイトさせてくれた。

そして何よりも、33年前では気付きもしなかったが、現在、僕も人前で歌うという立場になって、彼のステージを見たとき、彼のプロ意識に感心させられた。
例えば、ステージ中央から動きながら、右側の客たちに向かって歌ったとしたら、次の瞬間には、再び一度中央に戻り、次に左側の客たちに向かって歌うという配慮を忘れないのだ。
客たちに均等に自分を見せるというわけである。さらに、客が日本人ということで、僕でも理解できるような会話でMCを行なうのだ。

とにかく、良い人なのだ。そして凄い歌手なのだ。クリフが見れて幸せだった。