アルバム『スケーティング・フェアリー・ダンス!』 | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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僕の嫁さんが、今ハマっているのは、フィギュア・スケート。

随分前に、エルヴィス・ストイコという選手がいたが、僕がその他に知ってる名前といったら、せいぜいジャネット・リンくらい(古過ぎか!)のもので、あとは昨年話題になったイナバウアーがせいぜい、というくらいチンプンカンプンの世界である(あと渡部絵美さんくらいかな)。

そんな僕を尻目に嫁さんのフィギュア熱は加熱するばかり。

そのなかのひとつに競技で使用される楽曲のコンピレーション・アルバムに関しての彼女なりの感想というものもあり、毎回上の空で聞く僕のことなどおかまいなしに熱く語っていた。

そして、とうとう自分が欲しいと思うアルバムの企画書を作成。それをレコード会社に持ち込むという暴挙に出たのである。

最初、僕の親しい友人がいるレコード会社にこの企画を持ち込んだのだが、うまく行かず、ダメもとで、これまた僕の人生の恩人である音楽評論家の湯川れい子さんにその企画を持ち込んだところ、湯川さんが興味を持ってくださり、その翌日に行なわれたユニバーサル・ミュージックの社長との会食での席で湯川さんがその企画書を社長に手渡したところから、すべてが始まった。

嫁さんは、その企画書で、エキシビションに使用された楽曲にもスポットをあてたアルバム製作を唱えた。
彼女のこうした着眼点の鋭さは、別に妻だからという欲目でなくとも、大いに認めるところである。

作業が始まった。
ユニバーサルの担当の女性と幾度もメールでやりとりし、一歩一歩実現に向け、着実に動いて行く過程を、僕は横で見守ることとなった。

そしてついにアルバムは完成。2月14日に『スケーティング・フェアリー・ダンス!』というタイトルで発売されることとなった。

見本盤に記された嫁さんのポジションは、全体監修…。スッゲエ~!

念だな。絶対に念だよな。“フィギュアが好き!”“こんなアルバムが欲しい!”そんな強い思い(これを“念”と称す)が、人やモノを動かしたのだ。

正直、今もフィギュアにはまったく興味がわかないビリー・オヤジだが、このアルバムは良い!
トム・ジョーンズにブレンダ・リー、ジュディ・ガーランドにサム・テイラー、アーロン・ネヴィルにシセルまでバラエティに富んだ全17曲が入っていて、スケート・ファン必聴のアルバムだといえる。なんて、フィギュア音痴の僕が偉そうに言ったところで、説得力はないかと思われるが、逆にそんなフィギュア音痴の僕でさえ、十分心が癒されるアルバム、それが『スケーティング・フェアリー・ダンス!』なのである。

嘘だと思ったら聴いて欲しい。マジ、良いアルバムだ。