11月22日から26日まで、劇団サンハロン・シアター主催による『上海、そして東京の屋根の下で』“服部良一物語J‐POPの夜明け”に、中国人の作曲家・陳華辛(チェン・ホアシン)役で、出演してきた。
8月の『ロカビリーに恋をして』以来、二度目の舞台出演である。
前回の、人生48年目にして、生まれて初めての“役者経験”(それもいきなりの主役)での、超ナーヴァス経験がモノを言ったのか、今回は、緊張することもまったくなく、周りの役者さんたちの流れに身をまかす感じで、本番に臨んだ。そもそも緊張するのは、初体験のときだけで、二回目からは大抵平気となってしまう性格のビリーさんだから、そういった性格が功を奏したのか、今回は見終わったお客さんたちから、“演技が自然だった”とか、“上手になった”と言われた。
もちろん、専門家の目から見ればまだまだ素人の域だろうが、こういった世界は、素人さんの目こそ大事なのである。とにかく自分自身でも、驚くほど余裕があった。
その最大なる要因は、僕と同じ中国人の作曲家・桃敏(ヤオ・ミン)を演じた俳優の内藤トモヤさんが、事あるたびに、僕の“小芝居”に付き合ってくれたからだ。『ロカビリーに恋をして』のとき、本当に難しいのは、セリフを言っていないときの演技だということに気付いた僕は、今回はそれを意識して芝居に臨んだ。
ある役者が喋っているとき、“いつもの自分ならどういうふうに、そのときしているか”を考え、動いていた。そんなとき、その動きに対して必ずリアクションをしてくれたのが、内藤さんだったというわけである。彼のおかげで、自分の演技にリズムを生み出すことが出来た。
内藤さんに、謝謝である。
07年に、『ロカビリーに恋をして』の再演の話もあり、そのときには、“自然に演技する”ことを心掛けて、新しい諸川末一を演じたいと思う。
*尚、そのときには主題歌の〈ロカビリーに恋をして〉のCD化の話もあり。