人前でロカビリーを歌ってまもなく30年。だから実は、こんな僕にもファン・クラブなるものが存在しているのである。
正確には、僕と僕のバンドのもので、月一回『Billy's新聞』というファン・クラブ・ニュースを出している。
それはこのようなブログやHPを見ることができない人へ、ライヴやCD&本の発売を伝える手段にはもってこいのものであり、もう8年間続いている。
すべて僕自身による“手書き”ということで、当初は“読めない”という苦情が殺到。
しかし、いくら頑張ってもいっこうに改善が見られない(僕なりに努力はしたのだが…)、僕の右利きでありながら、左手で書いたと称される字に対して、皆さんは既に諦めの境地に達しておられ、最近では、逆に月一回、この字を見ないと仕事も手につかないという方も続出の今日この頃である。
ということで、そんなBilly’s新聞とはいかなるものなのか?その一部を最新号から抜粋したいと思う。
『~皆様、あっという間に1月も終わってしまいます!毎年恒例の厚木「ジーナ」での年越しライヴの帰り道、助手席のヨッピー(ベーシストの佐野氏)と、「今年こそは金持ちになろうな!」などとお互い励まし合って、正月を迎えたわけでありますが、思えばこの“決意”なるものも、今や毎年恒例のことでありまして、恒例ということで、未だ実現していない、何とも情けない恒例なのであります。
さて、恒例といえば、ワタクシ、ビリー諸川も48歳。
お客さまの年齢をイジっている場合ではない、気が付けば、実はワタクシ自身もいつのまにか“高齢”の域に片足を突っ込んでいる歳になってしまったのであります。
ワタクシが後輩のロカビリアンどもから“ビリーさん、この携帯、天国と通話できるそうですよ”なんて、いつもワタクシがお客さまに向かって使っている、大変失敬なジョークを自分に浴びせられる日も、そう遠くはないということであります。
昨年末、ヴィレッジ・シンガースの小松久さんのライヴを見に行く道中、宝クジを買いました。3枚だけ。
良く高額当選者のニュースを見ると、そのほとんどが、たまたま買った1枚が10億円当たったとか報道されているじゃないですか。
(そっかあ~。だったらオレも1枚だけ買おうっと)と、宝クジ売り場の前に1枚だけ買うつもりで立ったわけであります。
ところが順番を待っている間にポケットのなかで握っているお金が千円札だったんですね。
そしたらどういうわけか、自分の番となったとき、売り場の女性に「3枚ください!」と言ってしまったわけであります。
並んでいる最中は、“無欲!無欲!”“オレは1枚しか買わないぞっ!”などと自分に言い聞かせながら、心のなかで目一杯、幸運の神様が自分に微笑んでくれることをひたすら願いつつ、いっぽうで、他の客たちが“3万円バラと連番で”とか“7万円分、バラと連番で!”(7万って、ラッキー7から来ているのでしょうか?)、もうバンバンとお金をつぎ込んでいるわけですよ。
そしたら自分の番になったら、つい“3枚ください!”となってしまったわけであります。
その瞬間、幸運の神様も女神様も“おまえのような欲深き者には、当たらせる訳にはいかぬ”とだけ告げてワタクシの許を去ると、代わりに今やワタクシとは旧知の仲である“貧乏神”がやって来たのであります。
それにしても、あの当選番号が発表されるまでの数日間というのは、ホント、ワクワクしますよねえ。もし1億当たったら、あれとあれにこうれだけ使って、これとこれにはこれだけ使ってと、まあ妄想は膨らむばかり。そして心臓バクバク、口では“当たりっこないじゃん!”とか言いながらも、心のかでは、“当たったら死んでも良い!”とまで叫びながら、当選番号確認するあの瞬間!まさに宝クジの醍醐味、ここにありといった感じであります。
結果、1億円の神様は微笑みませんでしたが、ワタクシとなが~いおつきあいをして下さっている貧乏神様は、そんなワタクシを哀れに思い、ワタクシに300円当たらせて下さったのであります。
でも、その300円って、貧乏神からすれば、精一杯ふんぱつしてのお金だったんですよね。ワタクシ、そう思ったら、何だかとても良い気分になってきて、思わず貧乏神に向かって、“ありがとうございました!”と手を合わせたしまった次第なのであります~』
というような、僕自身のエッセイも盛り込んだ内容の新聞です。
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ちなみに年会費は、1500円です。ビリー・オヤジの本音が読めるぞ!
boogie@blue.vecceed.ne.jp ブギー・ボーイ・クラフトまで。