2本目の主演映画『さまよう青春』のラストの場面でエルヴィスが〈ゴット・ア・ロット・リヴィング〉をうたう箇所で彼の両親が観客のなかに混じって出演している。
息子の撮影を観にきた両親がそのまま映画スタッフの好意により出演したのだった。
彼の両親が大変喜んだ。が、しかし皮肉にもこのことで、彼がこのあと生涯この映画を観ることはなかった。
最愛の母の映像を見るのが辛かったというのがその理由である。
【深層その1】映画『監獄ロック』で共演した女優のジュディ・タイラーが、撮影のクランク・アップ後、自動車事故で亡くなったことで、この映画もエルヴィスは観ようとしなかった。