番組の担当者からトラックの運転手に戻った方がいいと言われ、泣いた。 | ビリー諸川の生涯ロカビリー!!

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1954年10月6日、エルヴィスはカントリー&ウエスタンの老舗ラジオ番組の『グランド・オール・オープリー』に出演した。
レコードを1枚出しただけでの出演は前代未聞のことだった。

エルヴィスはこの番組でデビュー・レコードのナンバーのひとつである〈ブルー・ムーン・オヴ・ケンタッキー〉をうたったが、その夜会場を埋め尽くした2千人のカントリー・ファンは保守的な考えを持つ大人ばかりで、エルヴィスのセクシャルな音楽と動きに皆眉をしかめ、反応は芳ばしくなかった。

出演を終えたエルヴィスはこの番組のブッキング・マネージャーのジム・デニーから「トラックの運転手に戻った方が良いのでは」と言われ、彼は深く傷つき、メンフィスまでの帰り道、ずうっと泣きどおしだった。
また途中のガソリン・スタンドに衣装を入れたカバンを置いてきてしまい、エルヴィスにとっては夢にまで見た『グランド・オール・オープリー』への出演は惨憺たるものとなった。