貧しい家庭に育ったエルヴィスは高校時代いくつかのアルバイトをして、家計を助けようとした。
それまでの芝刈りなどのこずかい稼ぎとは違った、最初の本格的なアルバイトはエルヴィスが17歳のとき就いた「ローズ・ステイト劇場」での座席案内の仕事だった(1952年4月17日)。
映画好きのエルヴィスには申し分ない仕事だったが、働いてから一ヵ月もしないうちに、売店の女の子からタダでキャンディをもらっている姿を他の同僚から責任者に告げ口されてしまい、そのことに怒ったエルヴィスがその男を殴ったことによりクビになってしまった(5月28日)。
次に8月6日に、室内装飾専門店で働き、9月にはマール金属製品会社でビルの清掃の仕事に就いた。が、11月、学校で居眠りをしていることが母親のグラディスにバレてしまい、結局この仕事も辞めることとなってしまった。
このあとエルヴィスは卒業するまでこれといったアルバイトはしていない。
【深層その1】家計を助けるために“血を売っていた”という話は作り話である。
【深層その2】エルヴィスの家庭の事情を知っていた担任の先生は、彼の学校での居眠りをはじめは黙認していた。