おかえり | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


約1年前に日本へ留学に行った、私たちの友人・サンディープさんが

先月末、留学を終えてインドへ帰ってきた飛行機



日本へ旅立つサンディープさんをデリーの空港から見送った日から

あっという間の1年だった。

(詳しくはこちら






充実した留学生活を送っている様子はFacebookやメールを通して

知っていたが、実際に日本で会ったサンディープさんは

私たちの期待以上の成長を遂げてくれていた。




インド人にとっての日本留学は、いろいろな点で苦労が多い。



まずは食べ物。


辛くて油の多いインドカレーをこよなく愛するインド人にとって、

ダシや素材の味を生かしたあっさり味の和食は口に合わないことが多い。


そもそも毎日、ほぼ毎食カレーを食するインド人にとって、

外国の食べ物に挑戦すること自体、簡単なことではない。




次に人付き合い。


デリーのような都市でも、インドではまだまだ人との結びつきや交流が多い。

知らない人でも話しかけることはよくあるし、

近所の人たちが集まる公園での井戸端会議は、

男女問わず、彼らの大切な日課のようである。


日本では都市部はもちろんのこと、ちょっとした街になれば

人間関係は希薄になり、最近の日本で起こるいろいろな事件の影響で

知らない人に話しかけられても関わらない方がいいという風潮だろう。


これも、インド人留学生が日本で孤独に陥りやすい要素の一つだ。



そして、外国人へのよそよそしさ。


最近の日本では外国人も増えているので

日本人にもかなり免疫がついてきたかもしれないが、

外国人、特に肌の色が濃くなればなるほど

態度がよそよそしくなったり、話しかけてもなんとなく無視してしまったり

そんなこともまだ多いだろう。




そうしたいろいろな日本でのハードルを乗り越えて、

サンディープさんは留学生活を大いに楽しんでいた。



彼が留学したのは岩手県にある大学。



村出身の彼はとても素直で素朴な性格。

そんな彼に、東京のような大都市の大学に通うよりも、

喉かでまだまだ人との関わりが多い地方への留学を薦めたのが

夫-寅次郎だった。



そんな薦めが功を奏したのと、サンディープさん自身の努力が実り、

大学でも日本人、外国人を問わずたくさんの友人に恵まれた。


外国人、特にインド人にとってはハードルの高い温泉などの日本文化や

生魚を使った寿司をはじめとしたあらゆる日本料理に挑戦し、

それを自分の好きなものにしてしまった。



サンディープさん曰く、初めて温泉に入ったときは

死ぬほど恥ずかしかったそう温泉まぁく



わが家でも何度か日本食をふるまったが、食べられない物もあったし、

特に海苔がとても嫌いで食べられないと言っていた。


しかし、留学生活で繰り返し食べることで、

今ではすっかり海苔が好きになってしまった。



遠慮がちに道行く日本人に話しかけると無視されてしまうことが多いため、

堂々と、大きな声で話しかけることで相手が応じてくれることも学んだ。




こうした努力は、すべてのインド人留学生ができることではない。



日本にいてもインド料理ばかり食べていたり、

なかなか外国人に心を開かない、いわゆる「内外(うちそと)」の文化を持つ

日本人への不満を持つ留学生も多い。


そうこうしているうちになかなか日本人や日本文化への理解が進まないまま

留学生活を終えてしまう人もいる。




私たちが一時帰国した今年の6月には、

岩手で留学生活を送るサンディープさんにも会いに行き、

一緒に旅行もした。


日本で会ったサンディープさんは日本での留学生活も佳境であったが、

日本語も本当に上達したし、日本人や文化を理解しようと

自分にできる全てのことをしようという気概に溢れていた。



大学の課外活動で農家のお手伝いに行き、

一緒に農作業をして、その後には家庭料理をご馳走になったり、

寮の近くのスーパー銭湯に毎週通い、

そこの常連客のおじさんと「フロ友」になったり・・。



留学生活を楽しんでいるサンディープさんの姿を見て

私たち夫婦も本当にうれしかった。



大きく成長したサンディープさんと共にした岩手旅行は

私たち家族にとっても、心に残る大切な思い出だキラキラ














実り多い留学生活を終えて、インドに帰ってきたサンディープさん。




現在はネルー大学の修士課程に進んだが、

これからサンディープさんがどういう道を切り拓いていけるかは

彼の努力にかかっている。



ネルー大学に入って日本語を学び始めた頃からの

彼を知っている私たちは、これからも彼の力になっていけたらと思うし、

彼が望む道に進めるよう、応援していきたい上げ上げ