国境 | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


引き続き、アムリトサル旅行話(3月24日)。



今回訪れたパンジャブ州は、パキスタンと隣接しており、

アムリトサルから30キロほどのところに国境がある。



「クロージングセレモニー」といって、

毎日インドとパキスタンの国境にあるゲートを閉める時間帯に、

一般人も観覧できる式典が開かれている。



黄金寺院とその周辺を散策し、午後3時頃、

クロージングセレモニーを見るため、

オート(三輪タクシー)に乗り込んだ。



こちらのオートは、デリーのオートに比べて車体が大きく、

相乗りも珍しくない。



この国境行きも、私のほかに8人のインド人青年が乗っていた。


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アムリトサルの街を抜けると、田舎の風景が広がる。


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メインロードをひた走ること40分、国境が近づいてきた。



この日は土曜日ということもあって、たくさんの人たちが

セレモニーを見に来ている。


駐車場から人ごみを歩き、


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(セキュリティーチェックは押し合いへし合いの状態・・)



会場にたどり着いた。



なんとか席も確保し、一安心・・・sss


会場は既に超満席の状態で、大音量で音楽が鳴り響き、

すごい盛り上がっている。


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インドとパキスタンを繋ぐ道路の両側に、観客席がある。



席が悪かったので見えにくいが、道路の先にゲートがあり、

その先はパキスタン領。


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(ゲートの向こう側はパキスタン側の観客席)




観客席ではこんな凛々しい国境警備軍が

席を整備したりしていて、惚れぼれ・・・


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そしてさすがはインド人、式典までの時間、

観客たちが道路に下りてきて踊り出している。


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式典が始まると、軍員たちが並び、

1人、または2人ずつすごい勢いで

パキスタンとの間にあるゲートまで行進する。


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時にはこんなに高々と足を上げる。


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パキスタン側が何をしているのか

私の席からはよく見えなかったが、

多分、同じようなことをして競い合っているのだと思う。



その行進の間、観客席の声援は

この白い服を着たおじさんがコントロールしている。


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両手を振り上げて声援を促したり、



このおじさんが



「インド!!」



と叫ぶと、観客たちが



「万歳!!」




と返す。




そのうちにパキスタン側からも



「万歳!!」



の声援がこちらまで響いてくる。




激しい応援合戦である。




互いの国を侮辱したり、そういうことはしない。



ただただ母国への愛国心が高まり、

会場はものすごい熱気に包まれている。



隣に座っていたインド人のおじさんと、

「すごいねー!!」

なんて言葉を交わしながら、観覧。




最後にはパキスタン、インド両国の国旗や軍旗が

激しい声援の中で降ろされ、

旗が運び込まれて、式典は終了した。


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多くの人種や宗教、言語が混ざり合うインドインド


一口に「インド人」と言えども、

地方によって人々の顔つきは異なり、

とても同じ国の人とは思えないこともある。



面積も大きく、ここまでの多様性を持った国でも、

こういう国家の威信をかけたイベントでは

「インド人」として一つになるのだろうか。



陸続きの国境がない国に、ほぼ単一民族が住む

日本人の私にとっては、とても新鮮な体験だった。