こんばんは♪
暑くなったと思ったらまた肌寒くなったり・・不安定な日々が続きますね。
ゴールデンウィークは連休の方も、飛び石の方も、明日からは予報が当たれば良い天気になるそうですのでしばしの余暇を楽しんでください
さてたまには(というかブログ開始してから初めてですが^^;)海外文化について語りましょう笑
既にご存知の方も多いと思いますが、日本は、アジア諸国を含むその他の海外と決定的に違うことが一つあります。皮肉なことにそれが日本の個性でもあるのですが、
人と同じ、目立たない、でしゃばらない、個性的でない、主張しない、白黒つけない、のが良いこと
という点です。
敢えて言えば世界中で唯一、韓国が日本とちょっと似ている面を持っていますが、おとなり中国も含めて、それ以外全ての海外諸国ではこれが正反対であります。
人と違う、目立つ、でしゃばる(=積極的)、個性的、はっきりと主張する、白黒ハッキリさせる、のが良いこと
なのです。
言葉が通じない不便さ以上に、この違いがあるために相互理解を難しくしているといっても過言ではないでしょう。
逆に、英語がまだあまり話せないけど、どんどん外人とコミュニケーションをとりたい、あるいは海外に行ってもっともっと溶け込みたい!と思う方は、外人を前にしたら、海外に降り立ったその時から、日本の常識は忘れることです。
いままで当たり前だと思っていたこと、思いやりや親切のつもりでやっていたこと、仕事での立場を悪くしたくない為に気をつけていたこと、すべて逆の行動をとってみましょう。
言葉の学習より、まず文化から変えてみることで、言葉がその後からスイスイと自分の中に入って来るのが判ると思います。
わたくし平山ロゼはその逆でした。
イギリスで生まれて小学校2年の時に日本に戻って来るまで、両親以外の日本人を見たことはありませんでした。
子供ですから、両親との会話より学校の先生やお友達といった、現地の人との会話の方が当然多かったですので、母国語は英語でした。そして何より、母国文化が英文化でしたので、帰国後はそれはそれは苦労しました。
生まれてこの方、個性的な格好をしなさい、人と違う発想を心がけなさい、ユニークなことが自分らしさの証なんだよ、思ったことはハッキリ相手に伝えるのが思いやりですよ、白か黒か言いなさい、自主性がないのが一番問題ですよ、と言われて育ったので、疑う余地もなく日本で最初に入った小学校でそれを忠実に実践しました。
飼育係がやりたい人?と聞かれれば誰より先に手を上げ、
好きな席に座っていいですよ、と言われればクラスで一番美男子の隣に座り、
質問がある人?と言われれば積極的に質問をし、
わからないことはわからない、
嫌いなことは嫌い、
出来ないことは出来ない、とい言い、
ありきたりでない、例えばレインボーカラーのTシャツを好み、
ランドセルはみんなと同じで嫌だから持たず、
仲良しグループのかたまりにもグイグイ入っていく。
そして何より日本語があんまりしゃべれない・・・。
みんなにとっては国語や算数面でだいぶ出来が悪いのに、いいこぶって手を上げて質問をして先生に好かれようとする嫌なやつ!しかもわざと奇抜な服装をしてきて目立とうとしてる、みんなが遠慮してる一番人気の係や一番人気の男の子の隣の席を占有する図々しいやつ!
こう思われていたと思います--メ
だから、朝登校すると上履きに画鋲が入ってるのはまだいいほうで、土砂降りの日授業が終わったら傘は盗まれ、運動靴は校庭の水溜りに。
割烹着や体操着は洗って月曜日に持ってくると、火曜日の朝には焼却炉へ投げ入れられている。
授業中に質問をすると紙飛行機や消しゴムやゴミが飛んできたり、後ろの子からはツネられる、前の子からはどんどん下がって来られる・・・。
地獄のような日々でした。
それを5年生になって防げるようになったのは、時間がかかりましたが冒頭に述べた文化の決定的な違いに気づいたからです。
そう、今までと全く逆のことをやってれば、特に誰にも相手にされないまでも、いじめられる事はないのだな。
その翌日からは黒か白のTシャツに身を包み、先生に質問もせず、やりたい係も言わずに我慢し、友達に何か聞かれても「うーん、どっちでもいい。」か、「わからない。」で徹底しました。
文房具も、かわいいのは諦めてダサイのでそろえました。
そうしたら、1ヶ月もしないうちに、友達が沢山出来ました。
友達に囲まれるようになったら、いじめられなくなりました。
みんな、ほっとしたんでしょうね。
なんとなく異質だったクラスメートが普通になって^^;
でもこれは、私の基本的な文化ではないのです。
ただ上手く世渡りするために、セーブしているだけのこと。
だから私の場合は海外に戻ったり、外人が目の前にくるとこのセーブがきかなくなり、素の自分に戻ってしまいます。
長くなりましたがそういった訳で、日本で生まれ育ったけど国際人になりたい!もっと英語が話せるようになりたい!という方はまず、ここから始めてみてくださいね^^
平山 ロゼ
