働くママのバイリンガル子育てブログ -5ページ目

新しいチャプター(その2)

新しいチャプター(その1)

娘は、3年生から学校で楽器を習っていますが、4年生終わりから、個人レッスンも受けています。

現在は、日本でいうと中2、アメリカでは高校1年生(9年生)です。

今も、個人レッスンを受けています。


アメリカでは、受験が迫ってくると、習い事は一度辞めて、なんていうこともありますね。

日本の大学は、一般入試の場合、勉強一筋です。

アメリカでは「バランス」がポイントだそうです。


1)学校で良い成績をとる。

2)部活でスポーツをやる。(州の決定戦くらいにでるとよい)

3)課外活動で、リーダーシップをとる。(たとえば生徒会の会長になる、など)

4)ボランティア活動をする。(コミュニティに貢献する)

5)何か秀でるものがある。



などが、まんべんなくできている生徒が、大学では好まれるそうです。


娘は、高校に入って成績はぱっとしない。

スポーツはやってない。

リーダーシップは好きではない。

ボランティアもしてない。


ああ、ぜんぜんだめじゃん!!!


ということで、最後の5番にかける!


ということで、楽器をそれなりに一所懸命やっております。



時折、「あー、練習いやだ~」というのですが、

「練習嫌なら今すぐ辞めなさい!かけてる時間とお金が勿体ない。でも辞めたら、あなたは何か他に秀でているものがあるの?アイデンティティは?」

というと、「確かにそうか・・・」となる。


実は以前、主人がレイオフされたことがあります。

すぐに仕事が見つかるかも分からないので、娘に

「パパの仕事が1ヶ月見つからなかったら、悪いけど個人レッスンは辞めるから」

というと、真剣な顔をして悩んでいました。

といいつつ、あっという間に主人は仕事に戻れたので、問題がありませんでしたが、これも娘に、

今の習い事を真剣にやりたいかどうか、という秤にもなったと思います。



さて、毎週のレッスンの月謝、送迎、楽器の購入やメンテなど・・・・親はせっせとお金を費やし、子供はせっせと時間を費やし。

そんなレッスンが、あるとき、ぽっかりと変わることになりました。


長くなるので、続きます。

アメリカの高校生はご飯を食べる時間も無い!

日本の高校生は、受験勉強で大変。

部活も早々引退して、勉強へ。



アメリカの高校生も、受験勉強で大変。

部活はそのまま続行。



「アメリカの大学受験は、一発勝負ではない」という話を聞いたのですが、最近本当に身にしみます。

勉強はもちろん、

部活、

課外活動、

ボランティア、

音楽、

運動 ・・・・ などなど


全てを「一流」にそつなくこなす生徒が、大学進学を制する(らしい)。



これに加えて、

「親の出身大学」 (→ 親と同じ大学だと入りやすいらしい)

「親の収入」 (→ 少ないほうが良いらしい)

「居住地」 (→ 貧乏な地域のほうがいいらしい)

「人種」 (→ 黒人・ヒスパニックのほうが入りやすいらしい)

が絡んでくる。(すべて「らしい」です)


自分だけのパワーでもだめならしい。



うちの娘は、運動はやっていません。

「なんでやらないの」といったら「これ以上やると、パンパンでできないのを知っているから」だそうです。


となると、うちの娘は「音楽」しかない。

才能はないけど、練習時間と親のサポートでどうにか?


そんな「あまりぱっとしない」娘でも、毎日ご飯を食べる時間が無いほど忙しいのです。


今週の予定。

学校の宿題・楽器の練習以外に、放課後は・・・・


(日):青少年オーケストラのリハーサル

(月):補習校の宿題

(火):楽器のレッスン

(水):青少年オーケストラのリハーサル

(木):課外オーケストラのリハーサル 
    音楽関係のボランティア

(金):補習校の宿題

(土):補習校・オケのリハ・レッスン

(日):オーケストラのコンサート


まあ、今週はコンサート間近なので、リハが多いのですが、

先週末は、州のオーケストラのオーディションだったので、猛練習し、今週はこれでも「ちょっと一息」です。



ちょっと、音楽関係多すぎるんじゃないのかなぁ~と書いてみて、思います。


アメリカの大学は、「バランスが取れた生徒」がほしいらしい(また!「らしい」)そうです。

成績・スポーツ・ボランティア・リーダーシップを全部兼ね備えた生徒が大学にモテルらしいです。



どおりで、アメリカの高校生って、やたらイベントやボランティア活動に積極的だと思った・・・・



ボランティアも、人気度が高いものは、面接を受けたり成績を提出しないといけないらしいです。

あ、もちろん、無償です。

ボランティアを完了すると、その組織から「ボランティアしました」という証明書がもらえる。

このために、右に左にと、活動するのです。



「大人はいいよね~。家に帰ったらTVみれてさ」

と娘の言葉。


いや、大人だって・・・・・・ いや・・・大人のほうが楽かな(笑)







ウツな母とハッピーな娘

私は、昔からウツっぽい体質で、ジクジク、イライラが多いタイプです。

それをうちの娘も「恩恵」を受けています。

1日一回は、ママからお小言。



なのに、うちの娘は、楽天家なのです。

私に怒鳴られても、涙ひとつこぼさない。

一度もキレタことがないのです。



昨日、私がため息をついていると、娘が

「どうしたの?」

ときくので、時折気分が落ち込こむんだよ、というと、



「私はねぇ、いつも気分があがってるんだよね」

と一言。


「どういう感じかというとね、チャカチャカ音譜聞こえるんだよね。」と頭の右上を指すのです。



なんでも、いつも、頭の中のすみっこで、

ラテン音楽が流れているとのこと。



悲しいことがあっても、頭の隅で、

「チャカチャカ音譜

聞こえるらしいのです。

あわよくば、踊ってしまいそうになるとか。

(と、ラテンぽいダンスを披露してました)



「前におじいちゃんが亡くなったでしょ。悲しいはずなのに、頭の隅でチャカチャカしてるんだよね」



確かに、いつも面白いことや楽しいことを求めているかんじがする娘。

座って、じっと編み物とかできない娘。

パパと踊って笑う。

笑点で泰平が飛んで笑う。




そうか・・・・・

ウツっぽい私は、どちらかというと、頭の隅でいつもお葬式っぽい。

「楽天家」「明るい人」ってのは、頭がそうなってるのかー(いや、うちの娘だけかも)


なんだか、ぜんぜん頭のつくりが違うんだなー。と納得。


チャカチャカ・・・・音譜


私も、ラテン音楽きいて、頭の中に響かせようかしら。



しかし・・・


最近、成績が落ち気味なのも、「ラテン音楽」に邪魔されているから、集中できないのか??

と思ってしまったりもします。とほほ。

SAT II Japaneseに失敗

昨日の続き。


SATII(Subject)の日本語試験に失敗した娘。



朝7:45までに会場に到着、ちゃんと試験票(チケット)も、鉛筆も、IDも持って行きました。

主人が送っていって、帰り際「何時に終わりますか?」と会場スタッフにきいたところ、「分からない」とのこと。


なんでー、分からないかな??


「テストは9時位には始まるから、10:15位にくれば大丈夫だと思うけど、それより遅くなるかもね」


なんて、アバウトな!

大学進学に欠かせない大切な試験なのに、始まる時間も終わる時間も、アバウトなんですか!



というわけで、10:15前に会場に迎えに到着。


バラバラと数人の生徒が出てくるもの、うちの子は出てこない。

主人が見に行ったら「まだテストしてるみたい」とのこと(入り口から見えるんだね)。



10:40。

まだでてこない。


「テストは1時間なのに、おかしいね」といいながら待つ。


10:45。

子供が出てきた。

下向いているので、何か悪いことがあったに違いない。



話を聞くと、


テストには、1部~3部があり、「2部の回答は、号令があるまで待つように」と試験管。

娘はそれに従った。

3部目に入り、娘は「もしかして3部目も号令があるまで待つのかな」と思い試験管に聞くと、答えは「Yes」。

うちの子は、試験管の言うとおり、号令がかかるのをまった。

しばらくすると「時間です。提出しなさい」と試験管。

娘は「3部はどうしたんですか?」

試験管は「もう終わりです。提出しなさい」

とのこと。


部屋には5人ほど試験を受けていた生徒がいたのですが、まじめに試験管に質問をした娘ともう一人の子供だけ、2部は回答できずに提出。

(他の子は、質問せずに、2部もやっていた)


「試験管が3部を答えるのは待て」と言われたから回答しなかった、とクレームしたのですが、「だめです」とのこと。

「では、別の時間帯に再度受けさせてください」

というと、

「二重受験になるのでだめです」

とのこと。


できることといえば、

成績が悪いのは分かっているので、その場合は、受けた試験を「キャンセル」することができるそうです。

だから、キャンセルし、

来年の11月にまた受けてね~。



とのこと・・・・来年の11月・・・・・(°д°;)



もう一人、まじめに2部の回答を待っていた子は、シリア(高校3年生)で、大学に提出するように指定されたとのこと。

「来年の11月」はないわけです。

おお泣きしていたそうですが、私だってその子のこと、いや、自分の子供のことさえ、考えると泣きたいよ!



どうして、こんなに大事な試験の試験管が、こんなにルースなんでしょう~!



腹が立ってしかたありません!ヾ(。`Д´。)ノ



この試験は、「CollegeBoard」という会社が独占でやっており、文句をつけても仕方ないとのこと。



ただし、SAT以外にも、ACTという総合試験もあります。


最近では、ACTを受ける生徒も多いとか。


でも、大学によっては「SATを必ず出すこと」という条件付のところもあるようで(ここらへんは、まだリサーチが済んでませんので、違うかも)。




とにかく、日本語のSATを受けるかたがた、試験管に何を言われようとも、2部の終わりまで、突っ走って回答してくださーい。(たぶん)




はーーーーーーーーーーーー。


ため息でるわ。