仙台・福島ツーリング Part10 | 生涯旅人の徒然日記

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白石市のホテルを出てR4を南下、甲冑堂から旧伊達郡役所と歴史的建物を巡ってきました。

 

そして福島市街へと入り、まず立ち寄ったのは「福島県歴史資料館」という場所です。

 

入館無料でしたが、展示物が少なく写真撮影もNGにつき、残念ながらご紹介はできません。

 

 

それならばと、少し離れた場所に「古関裕而記念館」があるので、そちらへ移動しました。

 

ここは福島市名誉市民で、昭和の作曲家である古関裕而の資料展示を行う施設です。

 

入館は無料で、1階にサロン、2階に展示室があります。ちなみにサロンは写真撮影OKでした。

 

 

古関裕而氏は、1909年福島市出身で、1930年に日本コロムビアに作曲家として入社します。

 

NHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」「さくらんぼ大将」「君の名は」などの主題歌を発表し、

 

一世を風靡しました。高校野球のテーマ曲「栄冠は君に輝く」も古関裕而氏の作品です。

 

 

2階の資料展示室には、約600点の写真パネル、直筆色紙、作曲作品の楽譜等、数々の資料が

 

展示され、代表的な古関メロディ100曲を聴くことができる視聴コーナーや、古関裕而氏の

 

生い立ちや作品等の紹介、そして古関氏の作曲部屋をそのまま再現した記念室があります。

 

 

「福島県歴史資料館」は残念でしたが、「古関裕而記念館」はなかなか面白かったです。

 

福島市を後にして、R4をさらに南下し続けます。二本松市に入りますが、次のスポット

 

「安達ケ原ふるさと村」へと立ち寄ってみることにしました。

 

 

ここは約2万3千坪の敷地に、二本松の歴史と伝統的生活文化が分かる武家屋敷・養蚕農家・

 

鍛冶家など再現しています。入園料は無料で、先人館だけ有料です。そして鬼ばば伝説の地・

 

安達ヶ原黒塚にあるだけあって、オニババ煎餅やおにばばラーメンなども販売しています。

 

 

旅人を襲い、自分の娘の腹を裂いて孫までも殺してしまった鬼婆の伝説ですが、ここにそんな

 

暗くて恐ろしいイメージは全くありません。園内は子供たちが遊びまわっていてにぎやかです。

 

まずは園内で一番目立っている五重塔を見学してみることにしましょう。

 

 

周囲に桜の木があり、桜の花が開花すると、とてもインスタ映えする風景になると思います。

 

開花時期は、夜間もライトアップしているようで、その時期にも来てみたいですね。

 

五重塔内には、子を思う母の姿として立派な「母子像」が安置されていました。

 

 

園内を少し歩いていくと、「絹の家」という藁葺き屋根の立派な古民家が見えてきました。

 

この建物の屋根は、養蚕農家独特の「兜づくり」というもので、福島県北部地方に多く

 

見られた建物です。この地ではコメ作りとともに蚕づくりがとくに盛んだったとのことです。

 

 

家の中には実物の養蚕の道具を展示していて、当時の農家の様子を知ることができます。

 

明治時代に至り養蚕は隆盛期を迎え、良質の生糸やハンカチなどの製品を大量に輸出しました。

 

養蚕業・絹糸は「外貨獲得産業」として重視され、日本の近代化の礎を築きます。

 

 

こちらは「和紙の家」で、自然の素材を利用して和紙の工芸体験が出来るということです。

 

二本松市の上川崎地区は、千年以上の歴史を誇る手漉き和紙の産地です。「みちのく紙」と

 

称され、紫式部や清少納言たちに愛された「まゆみがみ」はここで漉かれたといわれています。

 

 

さらに先まで歩いていくと、明治時代初期の建物という「農村生活館」がありました。

 

二階建ての豪農の館をそのまま移築した家の内部は、囲炉裏に高い天井の立派なつくりです。

 

お座敷の襖も素敵なデザインで、縁側に座りながらのんびり見させてもらいました(^_-)-☆。


 

※Part11へ続きます。
 

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。
 

 

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