2024GW東北ツーリング Part3 | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

中尊寺から「牛の博物館」に「奥州宇宙遊学館」と充実の内容で見学をしてきました。

 

そして、そろそろ奥州市を北上して、北上市方面へとバイクを走らせることにします。

 

次に立ち寄ったのは「国登録有形文化財 千田正記念館」と言う場所です。

 

 

千田正記念館は、参議院議員や岩手県知事を歴任した千田正を顕彰する博物館です。

 

館内には、千田氏に関わる建物や遺品が保存・展示されているとのことです。

 

残念ながら、この日は休館日なのか、敷地内へ立ち入ることはできませんでした。

 

 

桜まつりが開催中の北上市立公園へ移動しますが、桜の花は散ってしまいました。

 

それではということで、「みちのく民俗村」のほうを見学していくことにしましょう。

 

南門の前に駐車場があったので、そこにバイクを停めて、徒歩で先へと進みます。

 

 

みちのく民俗村は、北上川周辺の茅葺民家を移築復原した無料の野外博物館です。

 

山あい約7ヘクタールの敷地に、南部曲家などの茅葺民家10棟が点在しています。

 

園内には南部藩と伊達藩の境塚が残り、どこか懐かしい昔の暮らしを学べる場所です。 

 

 

こちらは旧小野寺家で、明治時代後期に建てられた農家とのことです。

馬産地である旧南部領では、馬が大切にされていて、家の中に馬屋があります。

間取りは、日常空間が非常に狭く、江戸時代の封建的な考え方を踏襲しています。

 

 

園内に小さな川があって、南部藩と伊達藩の境が設定されていました。

 

その先にある旧佐々木家は、葉たばこを栽培していた農家です。

 

内部には風通しを良くするなど、葉たばこを乾燥させやすくする工夫が見られます。

 

 

こちらは旧菅原家で、江戸時代に建てられ、敷地内に金烏神社がある上層農家です。

 

当初、納戸は寝部屋や物置として使用されていましたが、祭壇が設置されました。

 

また、江戸時代の末期に建てられ、上層農家に普及した長屋門があります。

 

 

旧星川家があった紫波郡は、旧南部領の中でも、特に曲り家が多い地域です。

 

旧星川家は、幕末の建築と推定されており、主に明治以降のくらしを伝える民家です。

 

台所から馬屋の様子がよく見え、馬の飼育に便利なことが特徴といわれています。

 

 

日が傾き出したので、みちのく民俗村の見学もほどほどにして、宿へと向かいます。

 

途中で北上川を渡るのですが、そこに架かる珊瑚橋の形状がレトロで目を惹きます。

 

1908年に立花村(当時)の高舘徳次郎が私財を投じて木製の橋を造りあげます。
 

 

当初は協同組合により運営されていたため、有料で通行することができました。

完成の翌年に洪水で流失するなど、たびたび流失、架け替えを繰り返します。

 

ちなみに1933年に、木製の橋から現在のゲルバー橋に架け替えられたそうです。

 

 

さて、本日のお宿は北上市の北工業団地にあるホテルにしました。

 

ビジネス長期利用者が多い宿なので、逆にGW期間中は空いているとのことです。

 

市内のホテルが高くて予約が取りづらかったので、とても助かりました。

 

 

近くのコンビニで食料とアルコールを仕入れて、とりあえずシャワーを浴びます。

 

今日はいろいろ走り回ったので、初日からだいぶお疲れモードになってしまいました。

 

それでも明日に備えて、レモンサワーで疲れを癒して休むことにします。

 


※Part4へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。



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