暑いくらいの週末に、小回りの利くせろおくんで渡良瀬遊水地へと繰り出しました。
展望台やウォッチングタワーを経由して、続いては、鷹見台へとたどりつきます。
渡良瀬遊水地は全国でも有数の猛禽類の生息地で、鷹見台でも見られるようです。
鷹見台からは渡良瀬川に沿って、第2排水門のほうへと走っていきましょう。
川との間には土手がありますが、菜の花が斜面にびっしりと咲いています。
野焼きのため広範囲に焼け焦げた大地に、賑やかな彩りを加えてくれますね。
ここは元々、渡良瀬川、思川、巴波川に挟まれた沼地や湿地が広がる地域でした。
谷中村という村があって、水田、畑作、魚捕りや養蚕業なども行われていたそうです。
1906年遊水地が作られるのに伴い、谷中村は藤岡町に合併され廃村となりました。
現在は当時の谷中村を確認できるものはありませんが、歴史的事実は残されました。
そんなかつての谷中村を思い起こしながら、第2排水門へとやってきました。
この門より北側は第2調整池となっていて、この門で川との水量を調整します。
せっかくせろおくんで来たので、ここからは思川沿いのダートを北上しましょう。
前日の雨の影響で、路面に大きな水たまりがありましたが、全く問題ありません。
写真左手に越流堤があり、洪水時は、ここを溢れた水が越えていきます。
越流堤の先は土手となっていますが、途中でその土手に登れる場所があります。
写真は土手から第2調整池を見ているアングルで、焦げた大地が広がります。
調整池側に降りれる道もあるのですが、行き止まりルートなのでパスしましょう。
やがて菜の花の絨毯の向こうに、思川に架かるK174の松原大橋が見えてきました。
県道へは向かわずに、逆Vの字に土手へ進み、生井桜づつみ公園を目指します。
このルートからは、遊水池は南側に広がり、見学の車などが増えてきました。
コウノトリ観察デッキにて、バイクを停めて遊水池側の景色を眺めておきます。
ここからは、渡良瀬遊水地がいかに広大かを感じさせてくれる景色が見れます。
大小の湖沼などもあって、北海道の湿原に来たような気分にもさせてくれますね。
2022年に栃木市が設置した人工巣塔では、コウノトリのペアの姿が見れます。
コウノトリは、小山市生まれの「りょう」と、兵庫県淡路市生まれの「淡夢」です。
遊水地のコウノトリ情報は、近くにあるコウノトリ交流館で見ることが出来ます。
土手上の道にて、生井桜づつみ公園から部屋南部桜づつみ公園と通り過ぎます。
そして石川橋で巴波川を渡って、第3排水門へと続く道へと左折します。
こちらの道も、両脇に菜の花が果てしなく続いていて、楽しい気分になれます。
何キロも続く菜の花ロードはほんとに綺麗で、とにかく圧巻のひとことですよ。
バードウォッチングを楽しむ人たちが双眼鏡やカメラを構えている姿も多いです。
何もない広大な遊水池なのに、実は見るべきものがいろいろあるのも面白いですね。
第3排水門を過ぎると、その先にコンクリートの建物の展望台が見えてきました。
展望台の西側には、越流堤があって、第1調節池と第3調節池の境目になっています。
ゆえに展望台からは360度の景色が見えるので、さっそく登ってみましょう。
展望台からは、調整池に加え、藤岡スカイダイビングクラブの広場も見えます。
たまたまこの時は、飛行機から降下するパラグライダーの飛行が見れました。
渡良瀬遊水地ほどの広さがあれば、上空からの離着陸も可能なんですね。
展望台を後にして、赤麻寺や渡良瀬の里を経て、K50へと抜けることが出来ました。
この先は渡良瀬川に沿って遊水池を左手に見ながら、県道を西へと進むことにします。
今日はメッシュジャケットでは肌寒いかと思いましたが、全然問題なく過ごせました。
そして最後に、渡良瀬川沿いの土手で、菜の花を見ながら休憩をします。
渡良瀬遊水地には、まだまだいろいろなルートがありますが、本日は帰路につきます。
また、緑が多くなってきたら、あらためて回ってみたいかと思います。
今回のレポートは、ここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。
ではおやすみなさい(^^)。
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