栃木市歴史の旅 Part2 | 生涯旅人の徒然日記

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気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

寒い週末ですが、頑張ってバイクで栃木市周辺のスポットを巡ってみました。

 

岩船山をスタートして、昔の豪農屋敷を見学し、太平山の謙信平へやってきます。

 

続いては、謙信平の先にある「太平山神社」へと移動してみました。
 

 

太平山神社の参拝は、以前レポートしましたので、こちらをご参照ください。

 

凄いパワーをいただきました٩(ˊᗜˋ*)و | 生涯旅人の徒然日記 (ameblo.jp)

 

そして参拝の後は、栃木市街を見下ろす食事処で、鴨汁つけ蕎麦をいただきました。

 

 

その後は山道を下って、太平山から栃木市街までバイクを走らせます。

 

訪れたのは、大正10年に栃木町役場庁舎として建てられた「栃木市立文学館」です。

 

平成26年まで約90年間にわたり町役場・市役所として使用されてきました。

 

 

建築当時の公共建築の特徴が残されていて、平成29年に市の有形文化財になりました。
 

平成31年から2年にわたった改修工事で、建築当初の姿を可能な限り復原しています。


往時の内外装が残る、市内でも珍しい近代洋風建築を見学することができます。

 

 

文学館は2022年に開館し、文学や市史に足跡を遺した先人たちの紹介をしています。

 

市ゆかりの作家である山本有三、吉屋信子、柴田トヨの3人を中心の文学展示です。

 

また、日立製作所の創業者である小平浪平を紹介する展示も見ることが出来ました。

 

 

下野国は栃木県と宇都宮県にわかれ、さらに1873年には栃木県に統合されます。

 

当時の栃木町は下野国をひとつの県とする栃木県庁の所在地となりました。

 

ここには旧県庁跡地唯一の遺構である堀が今も残り、県庁堀と呼ばれています。

 

 

続いて「とちぎ山車会館」の駐車場へバイクを停めて、あたりを散策してみます。

 

そして、近くにあった「栃木市郷土参考館」へと立ち寄ってみました。

 

嬉しいことに、こちらは入館無料で、係の方に展示物のご説明をいただけました。

 

 

ここは質屋を営んでいた坂倉家の母屋と土蔵からなる江戸時代の建物を用いています。

 

母屋には格子のくぐり戸で出来た入口を抜けます。背を屈めないとくぐれません。


内部は、土蔵に続く珍しいつくりの座敷や、千本格子の障子などの特徴がみられます。

 

土蔵は、ねずみ返し、床の空気孔、急傾斜の階段、一本通しの梁など特徴があります。

 

また栃木市の歴史資料をはじめ、瓦や下駄作りの道具、民俗資料等も展示しています。
 

昔のお雛様や着物、古い電化製品など、多種多様にわたるものが見れますよ。

 

 

約200年前の江戸期の建物だけあって、その名残も随所に見ることが出来ました。

 

この他にも、歴史資料や栃木市ゆかりの芸術家の作品などを展示しています。

 

まだまだ市内には見所があるので、そろそろ次へと歩いて移動してみましょう。

 

 

市内を流れる巴波川を渡って、対岸にあるスポットへとのんびり歩きます。

 

巴波川舟運の発達は、物流拠点としての栃木市の発展に大きな役割をはたしました。

 

幕末期から昭和初期には、北関東の商都と呼ばれた栃木市を支えた巴波川です。

 

 

次に訪れたのは、明治の豪商・横山家の「横山郷土館」(入館料300円)です。
 

横山家は店舗の右半分で麻問屋、左半分で銀行を営んでいて、今もその跡が見れます。


両袖切妻造と呼ばれる貴重な建物には、当時を偲ばせる帳場などが再現されています。
 

 

店舗の両側には鹿沼産の深岩石で作られた蔵が、左右相対して建てられています。


右の麻蔵、左の文庫蔵の腰まわりに岩舟石、軒まわりに赤レンガが組まれています。


間口7.2m、奥行き9mもある大きな石蔵で、災害対策もした造りとなっています。
 

 

この建物は、国登録有形文化財である貴重なもので、珍しい建築様式となっています。

 

館内では、横山家が収集した美術品や、当時の生活資料が多数展示されています。

 

ここはいろいろと見どころが多いので、もう少しじっくり見ていくことにしましょう。

 

※Part3へ続きます。

今日はここまでで終了です。
最後まで閲覧いただきまして、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。

ではおやすみなさい(^^)。


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