ニュージーランド縦断ツーリング(6) | 生涯旅人の徒然日記

生涯旅人の徒然日記

気の向くまま走るバイクツーリングが好きです

Mosgielのモーテルで迎えたNZ最後の朝は、これまたスッキリと晴れてくれました。
チェックアウトするのでレセプションに向かうと、受付の人が「昨夜は若者が騒がしかったね」と言いますが、疲れて熟睡してしまったのでわかりませんでした(^_^;)。
モーテルを出て、まずはDunedinの町へ行ってみます。
街中では19世紀末から20世紀初頭にかけて建てられたスコットランド風建築群が目を引きます。この駅舎も1904年~1907年に建てられたものです。
イメージ 1
Dunedinを後にして、R1をクライストチャーチ方面へ北上していきます。
途中の「Shag Point→」の標識に誘われて、ちょいと道を外れて寄り道をしてみました。やがて道はダートになり、荒々しい海岸線を見ることができます。
運が良ければペンギンやオットセイが見られるみたいですが、今回は見れませんでした(T_T)。
気を取り直して再びR1へと戻り、北上を続けます。
イメージ 2
しばらく走りMoerakiという場所に不思議な石があるので立ち寄ってみます。
その名も「Moeraki boulders」と言って、駐車場前の施設を通り抜けて浜辺へと降りてみると、丸くて大きな石がゴロゴロしています。
人工的に作られたのではなく、自然に出来たものですが、人が上に乗って座れるくらい大きいなんてびっくりしてしまいます。
イメージ 3
R1を引き続き北上していくと、Oamaruという町にたどり着きます。
ここはオマルストーンという石灰石が産出されて賑わった町のため、この石材を使った建物が街中に多く見受けられます。
フレンドリー湾の先にはブルーペンギンコロニーと言うペンギンの営巣地があります。しかし夕方にならないとペンギンは戻ってこないようなので、今回は時間の関係でパスしておきました。
イメージ 4
Oamaruを出てさらに北上を続けると、やがてWaitaki川を渡ります。
綺麗なブルーの水が流れるこの川のほとりに、ちょうどよい木陰の場所があったので、トイレ&飲み物休憩をしておきます。
地図で確認すると、この川の上流にはあのPukaki湖やTekapo湖があるようなので、水の色がこんなにブルーなのが納得できます。
イメージ 5
休憩もほどほどに、さらにR1を北上していくと、途中の小さな集落で警察が往来する車両をすべて停めて飲酒検問をやっていました。考えてみれば今日は1月1日ですから、新年からお酒を飲んでいる輩が多いのでしょうね。もちろん自分はアルコールは検知されずにパスです(^_^;)。
途中のSt.Andrewsでまたもや看板に誘われて寄り道しましたが、海岸にて行き止まりで何もありませんでした(^_^;)。
イメージ 6
R1をひたすら北上続けると、Timaruと言う町へとたどり着きました。
ここは19世紀に捕鯨で得た鯨油をオーストラリアへ輸出する港町として発展した町のようです。
石造りの観光案内所や立派な教会は、なかなか趣があって見ごたえあります。
ひととおり街中を走って、国道沿いにあったバーカーキングで昼飯を食います。
イメージ 7
Timaruから先はR1でクライストチャーチへ向かうのが素直ですが、やはりちょっと寄り道をしてみたくなり、2日前に雨で景色が良く見えなかったR72へと迂回することにします。
WinchesterからGeraldineへ進み、ここから先は先日走ったルートになります。
特筆すべきものはないのですが、のどかで静かな景色が延々と続いて、やはり雨天の眺めとは一味違います。
イメージ 8
あまり寄り道が過ぎても戻れなくなってしまうので、Mt.SomersからRakaiaまで続くマニア直線ルートへと道を変えます。
途中に信号も人家もほとんどなく、快適にバイクを走らせてRakaiaへとたどり着きました。町流れるrakaia川は、NZ南島を横切るようにアルプス山系から約125km流れて太平洋まで注ぎます。そのためRakaiaのR1から下流~河口までの22kmほどの間が絶好のサーモン釣りスポットとして知られています。 
それを象徴するように、町の公園にはサーモンの巨大像が建っていました。
イメージ 9
Rakaiaを後にして、いよいよ終着地のクライストチャーチへ入ります。
バイクにガソリンを満タンにし、レンタルショップへたどり着きました。
元旦と言うのにスタッフが待っていてくれて、返却の手続きを済ませます。
タクシーで空港まで送ってもらい、早くも夜行便で広州へ飛ぶことになります。
空港でまたもや魔法のカードをかざして、ラウンジにてシャワーを浴び軽い食事とビールをタダでいただきます。
イメージ 10
22:30中国南方航空の飛行機で広州へ向けて離陸します。機内では調子に乗ってさらにワインを飲んで就寝、翌朝の5:30には広州へ到着です。ここでも魔法のカードでラウンジのタダ飲食、8:55発の飛行機で13:50に羽田に到着しました。
今回のNZツーリングは、走行距離も内容も充実していた旅だったかと思います。次は、ぜひ晴れたミルフォードサウンドを目指したいものです。