自転車で糖尿病を克服した! -57ページ目

自転車生態系、生物学的分類レポート!

世田谷B地区から渋谷・青山方面へと流れる大河とも呼ばれる国道246号。そこには“自転車乗り”と呼ばれる様々な生き物たちが数多く生息している。

我が連邦が誇る自転車研究所では、その生態を明らかにすべく、過去1年間に渡って詳細な研究を行ってきた。

今回の記事では、その生物学的分類レポートを発表してみたい。今まで多くの謎があったこの分野の研究が進むことで、人類の未来がより素晴らしいものとなることを願ってやまない。

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【ママチャリ族ママチャリ種】
この地域で最も繁殖しているのがこの種である。
俗に言う“ママチャリ”と呼ばれる足付き性能を重視した低速かつ安価な自転車に乗る自転車乗りのこと。

時速15km/h程度、あるいはそれ以下と思われる低速で走行し続けることがその特徴。ただし、速度維持性能は抜群で、見通しの良い広い道路だけでなく、歩行者の多い見通しの悪い交差点でもその速度はほとんど変わることはない。

生息場所としては歩道が主であり、車道に出ることは比較的少ないが、その際にも左右の確認をして車道へ出ることはあまりないようで、他の種族は注意が必要だ。

大して力が必要な速度でもないのに上半身を上下に揺らしながら漕ぐという独特なライディングフォームを得意とする者が多いことも特徴。また、安定性が低いのか、ちょっとした蛇行をしながら走る個体も比較的多い。

基本的にその多くは善良でおとなしい性格だが、自然界の掟(交通ルール)にうとく、良くも悪くも気まぐれに走行する。道路の右側を走ったり、赤色の信号を見ていないなどはこの種に比較的多く見られる。

性能維持には特に興味のない個体が多いようで、空気圧が低すぎたり、チェーンが錆びているものも多い。

速度性能は低いが、積載性能はかなり高いようで、多量の荷物を積んでいるケースや、前後に子を載せるなど、家族で1台のママチャリに乗っているケースもある。

ヘルメットという概念は全くない。またペダルに足を固定するということもこの種では絶無である。

【ピスト族メッセンジャー種
ここ数年で数を大きく増やした外国産種。繁殖力が意外に強いようで、特に都内中心部での生息数は多い。

シングルギアと呼ばれる変速機なし、かつ固定ギア搭載の自転車に乗る。ただポジションがかなりアップライトなことはその特徴で、一見ロード種と思われるような車体でも上半身がかなり起きた状態で活動している。空気抵抗よりも見晴らし性を重視していると思われる。

観察によると、理想とする走りのイメージが別種とはかなり異なるようで、クルマやトラックなどという別類の間をいかにうまくかつスムーズにすり抜けるか、という部分に命を賭けている個体が多いように見受けられる。

どういうわけか、ブレーキという減速系装備を嫌う傾向を持つ個体が多いようで、場合によっては駆動系以外の減速装置が一切ない車体を愛用していることもある。従って急な減速は苦手の場合が多く、海洋生物で言うとサメなどのように常に動き続けていないといけないケースがあるという。実際に赤信号でも止まらずに、歩行者用の青信号を利用して道路の反対側へ渡り、また別の青信号を利用して手前側へ戻って来るなどという、かなり高度かつ複雑な技まで用いて停止を避けるという涙ぐましい努力をするケースもあるらしい。

外見的にも後述するロード族などとは大きく異なることが特徴で、さりげない短パンやまくり上げたズボンなど、比較的地味目の服装を好む。ただし自転車の色はピンクや蛍光系の塗色など派手なものも比較的多い。多くの場合はノーヘルだ。ペダルと足は固定されている場合も多いが、その多くはストラップでの固定となる。

移動速度的には上記のママチャリ族よりははるかに速い。後述するロード族よりも最高速度は劣るが、信号すり抜けのワザが得意な個体も多いため、場合によっては、ロード族よりも平均速度で上回るケースがある。

ちなみにこのピスト族には他にもレーサー種あるいはスピード種というものもある。そういった種はロード族レーサー種にかなり近い特徴を持っており、実際問題メッセンジャー種とはかなり違う生物だ。

【クロス族スピード種
こちらも近年かなり繁殖してきている種だ。

フラットバーと呼ばれるハンドル形式のスピード系自転車に乗り、比較的高速で移動可能だ。

ただし実際には、個体によりその移動速度はさまざまで、ママチャリ族に近い速度で移動するものから、ロード族に近い高速で移動するものまで各種見受けられる。

比較的キャリアの浅い個体だけでなく、長年通勤を続けてきているベテラン個体まで様々なレベルの個体が存在しており、遠目からその走行傾向を判別することはかなり難しい。

ヘルメットを着用し、自然界のルールを厳格に守る個体がいる一方、縦横無尽に“自らが法だ!”とばかりに走り回る個体も見受けられ、ひと言でこの種を定義することは非常に困難が伴う。

特にこの種の場合は、ロード族へと“脱皮・成長”するケースが多く見られることも特徴。

後にロード族へと脱皮するDNAを持つ個体は、その移動速度の高さで判別できるケースがある。時速30km/h以上で移動するクロス族の個体は、ほぼ間違いなくロード族へと脱皮するものと思われる。

【マウンテン族マチノリ種
一時期はかなり多く発生していたが、近年はその数が減少傾向にあるとも言われる貴重な種だ。

前後または前輪にサスペンションを装備した自転車に乗る。比較的重量があり、かつブロックパターンのタイヤの抵抗のため、国道246号のような環境ではそれほど速度は出せないはずだが、個体によってはクロス族に近い速度で移動可能なものも存在する。

場合によっては、本来の生息地であるダートロード(未舗装路)での走破能力を捨ててまで舗装路での能力を高めようと、スリックタイヤ装備へと“進化”してしまった個体も存在する。その場合にはほぼクロス族に匹敵する移動速度を持つ。

この種の場合には、生態傾向がほぼ二極分化しており、ママチャリ族のように完全に“実用の足”へと進化してしまったもの(サドルが低いことがその判別ポイントだ)と、本来の高性能さを維持しているピカピカ俊敏タイプに分けられる。

【ロード族レーサー種
自転車類の食物連鎖の頂点に立つのがこの種である。

基本能力としての移動速度は、“自転車類”の中でも最速で、個体によっては時速40km/h以上という、原付類にほぼ匹敵する移動速度を獲得したものまで存在する。

硬いヘルメットに、“保護色”とはかけ離れた異様とも思える派手な外皮(ジャージ)を持つことが特徴で、車体の派手さと相まって、246の流れの中ではひときわ異様な存在だ。

ただし、自転車類の食物連鎖の頂点だからと言って、他の類からも注視・尊敬されているかというと、そういうことはなく、クルマ類やトラック類からは“無視”されることもあるらしい。(どうやらこの大河では“大きい方が偉い”というヒエラルキーがいまだに存在するらしい。)

構成部品が高価であることもその特徴で、パーツ1個の値段がママチャリ1台分に匹敵するなどよくあることのよう。

このロード族全般に言えることだが、前述したママチャリ族などとは“常識”が大きく異なっていることが特徴だ。たとえば値段で言えば、ママチャリ族にとっての超高級自転車とも言える10万円の自転車はロード族たちにとっては“激安自転車”以外の何物でもない。約30kmほどの走行距離は、マチャリ族にとっては、“途方もない長距離”だが、ロード族にとっては“ひとっ走り”の短距離となる。

同じ個体でも脱皮によって、その素材が変化していくこともその特徴で、最初はアルミだったものがやがてカーボンと呼ばれる素材へと“進化”することはそう珍しいことでもないらしい。(クロモリへと進化するケースも最近はあるようだ。)

さて、あなたはどのタイプ???

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さて、驚きの連日更新は、ちょっと予定を変更して自転車生態系のお話になってしまった…。

街乗り用ロードバイクのお話は次回。

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