トレック vs. ピナレロ エントリーモデルの真実!?
ちょっと話は逸れるが、ロードバイク2009年モデルも続々と発表されてきているよう。
日本語版のウェブサイトにはいまだに2008年モデルしか載っていないメーカー・ウェブサイトでも、本国のサイトにはしっかり09モデルの新型が掲載されているケースが結構ある。
以下にいくつかの本国サイトのリンクを載せてみる。
別にすぐに購入しようという意志はなくても、新型のロードバイクを見るのはちょっと楽しい。
★キャノンデールの2009年モデルのロードバイク
★スコットの2009年モデルのロードバイク
★ジャイアントの2009年モデルのロードバイク
(おっとこれは本国でなく、アメリカジャイアントのサイトね)
他にも探せばいろいろあるだろうが、今日はこのくらいに。
(個人的にはジャイアントの09ロードバイクはなかなか格好良いと思う。余裕があったら是非一台欲しいくらいだ…。ただ、ジャイアントの場合は私にとってはひとつ重大な問題がある。サイズ展開があまりに乏しいのだ。世界最大の自転車メーカーであるところのジャイアントが何故に50サイズまでしか日本に入れないのか…詳しい事情は知らないが、私はちょっと理解に苦しむ。180cm前後の身長を持つ男性に本当にピッタリのサイズがないじゃないかぁ!!!! その点、トレック、キャノンデールなどのアメリカのメーカーやピナレロ、フェルトなどはOKね。………以上ジャイアント日本のマーケティング担当者へのメッセージでしたぁ!)
-+++-+++-+++-+++-+++-
さて、9月中旬に唐突に我が家に登場したトマト色のトレック1200だが、その後はもちろん大忙し! “街乗り用”ロードバイクとして八面六臂の活躍を見せている。
最初の1週間ほどはセッティングやら調整やらでいろいろやりながら乗っていたから、その本当の実力は未知数だったが、ようやくセッティングも決まり、自分自身も慣れてきたこともあり、客観的に分析できるようになってきた。
今更2006年モデルの自転車をレポートしてどうすんねん!
と思う方は雑誌の最新号を是非読んでいただくこととして、今回のタイムスリップ企画としては、2006年モデルのトレックと2007年モデルのピナレロの徹底比較を試みてみたい。
徹底検証!
トレック1200(2006年モデル)対 ピナレロ・アングリル(2007年モデル)
これがトレック1200。フレームサイズは大きめ。フロントフォークはカーボンだが、フレームはアルミ製。ホイールはシマノのWH-R550。タイヤはミシュランのLithion。走行距離は不明だが、私の見たところきっとそれほど多くはない。ただし、保管場所は半防水の場所…たとえばベランダだったように推測する。(中古で購入のためあくまで推測だが)
こちらはピナレロのアングリル(2007)。フロントフォークとシートステイはカーボン。あとは7005アルミ。ホイールはMO.stの純正のまま。ただしタイヤはミシュランPro2Race。一見キレイだが走行距離は1万キロ超!ただし保管条件としてはほぼ理想的。完全室内保管。
年式が1年ほど違うことを除いては、この2台には実は結構共通点がある。
★たとえば、両方ともコンポはティアグラだ。ただし、トレックのティアグラは旧型。ピナレロのは現行モデル
★両方ともホリゾンタルフレームを持つ
★どちらもバリバリのレーシングブランド
★そして、両方とも、多少の値段の違いはあれど、いわゆる“エントリーモデル”という位置付け…となる
コンタドール対バルベルデ、アームストロング対ウルリッヒ、いや、矢吹丈対力石徹(ちょっと違うか…)じゃないが、ある意味この2台は宿命のライバルと言えないこともないので、その対決結果はちょっと興味が持たれる…かもしれない。
で、これが重要なのだが、ここでは私の主観としての本当の本当の真実を述べてみたい。公に発売されている雑誌などでは、メーカーに気を使うあまり、良くない点をあまり書かない…などといったケースが見受けられるよう…。ただここはブログの世界。私はどのメーカーからも1円ももらっていないので、誰にも遠慮する必要はない。思ったままに書いてみたい。
●まずはコンポについて。旧型ティアグラvs.現行ティアグラ
意図せず、ここでは非常に面白い比較ができることとなった。4400系ティアグラと4500系ティアグラの比較である。シマノの同一グレードの新旧比較は実は私もやってみたかったのだ。さてさて…
結果から言おう。
STIの操作感に関して言えば、新型ティアグラの圧勝だ。
操作してみてのグレード感で言うと、間違いなく2クラス、いや3クラスは違う!そう感じられるほど、その操作の質感は隔絶している。私は新型(もはや新型ではないな…現行タイプの)4500系ティアグラの操作感には大いに満足だが、旧タイプの4400系ティアグラの操作感だとすぐに交換したくなってしまう…。
また、ギアチェンジの確実性で言っても、新型の圧勝だ。カチカチ確実にすべてのギアが決まってくれる。その点旧型は若干不確実だし、変速はギアによってはちょっともったり時間もかかる。もっともこの部分は調整具合によってかなり違ってくるので、参考までに。
もうひとつ付け加えると、ピナレロアングリルを組んだのも調整したのもあの“匠の店”のメカニックなので、そこらへんも随分違うのかもしれない。このピナレロ、購入からまる2年が経過したにも関わらず、ギアの狂いはほとんどない!!!ワイヤーの初期伸びすらなかったことはもしかしたら、かなり驚嘆に値することかもしれない!いずれにせよ、1万1千キロ以上走って、不具合は全くないのは結構すごいこと!(ワイヤー類も一度も交換なしだし。)
●走行の軽快さは?
走ったときの軽さ、軽快感というのはかなり重要だ。ロードバイクたるもの、風のように走り、風のように舞うことができなければその存在意義が薄れてしまう。このあたりはどうだろうか?
この部分、これも結論が出るのにそう時間はかからなかった。
乗り比べてみれば10秒もしないでその違いを感じ取れる。
ピナレロ・アングリルの圧勝だ。
何故かはわからない。トレック1200だってクロスバイクと比べればやはり軽快に走る。だが、ピナレロは軽くその上を行く。“シャー”という独特のピナレロホイッスルを響かせながら(ピナレロはどういうわけか独特の風切り音がするのね。まぁ聞きようによってはホイッスルと聞こえなくもないかな…ということでこう命名した次第)シャキシャキと軽快に走る。そういう意味ではこのアングリル、エントリーモデルの割にはエントリーモデルしていない…のかもしれない。
●そしてカッチリ感も結構違う。
このあたりはコンポの印象もかなり影響しているのかもしれないが、乗ったときのカッチリ感(新車感に近いだろうか)は、これもピナレロ・アングリルの方がかなり上だ。
●そして乗り心地は?
あらら…これもピナレロ・アングリルの方が良い。ただ、これは圧倒的な大差ではない。トレック1200もフロントのカーボンフォークが効いているのか結構気持ちよく路面の小さな凸凹をいなしてくれる。私としてはどちらも問題ない感じだ。でもアングリルの方がちょっと気持ちイイかな…。
●剛性感は?
この“剛性感”という概念、雑誌などではよく出て来るが、私は正直よくわからない。だからどちらも問題ないとしか言いようがない。もしかしたら、カッチリ感をより感じる分、ピナレロの方が少し上なのかもしれないが、ただ、これに関してはなんとも言えない。
●直進性は?
これも私にはなかなか難しい概念だ。もしかしたら、この部分はトレックの方が若干良いかもしれない。ホイールベースが長い分、ある程度の速度での巡航は多少ラクかも。
●快感度数は?
これは雑誌などでも滅多に出てこない概念だが、実は意外に重要だと私は思っている。同じ速度で同じように走っていても、なんだか気持ちよくなれる乗り物と、あまりそうでない乗り物が世の中にある。エンジン音が気持ちイイ…とか、乗り心地や振動が心地良い…など、“生理的になんだか心地良い指数”であると思ってもらえるとわかりやすいかもしれない。
クルマなどで言うと、イタリア車などはこの“快感度数”が結構高い気がしたものだが、自転車にもそれはいくらかあるようで、ピナレロはこの“快感度数”が結構高い気がする。
トレック1200も悪くはない。悪くはないが、ピナレロの方がちょっとだけ気持ちがイイ。
+---+---+---+---+---+
ここまで書いて来て読み返してみると、あらら…ピナレロの圧勝といった感じになってしまっている。じゃあ、トレックには良いところはないのか?というとそんなことはない。
このトレック1200の美点は実は意外にもアメリカ的なところにあるのかもしれない。
たとえばアメ車だったり、グラマン戦闘機だったり…(?)のように、気軽に扱える頑丈さと骨太感があると感じるのは私だけだろうか…。ピナレロはその点、すこしデリケートな感じがあって、大切に大切に扱ってやらないといけない感じがしてしまうのだが、このトレック1200に関してはそのあたりがかなり寛容な雰囲気がある。気兼ねなくガンガン乗っていける。
だから街乗り用としてはかなり良いロードバイクと言えるわけで、私としては実はその部分には結構満足している。
-+++-+++-+++-+++-+++-
で、冷静にいろいろ比較してみたところ、有利だったはずのピナレロ君の大きな弱点がひとつ浮かび上がってきた。サイズのことではない。とある部分の性能に関してだ。
おっと!これに関しては次回! さらに続くエントリーモデル比較。
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日本語版のウェブサイトにはいまだに2008年モデルしか載っていないメーカー・ウェブサイトでも、本国のサイトにはしっかり09モデルの新型が掲載されているケースが結構ある。
以下にいくつかの本国サイトのリンクを載せてみる。
別にすぐに購入しようという意志はなくても、新型のロードバイクを見るのはちょっと楽しい。
★キャノンデールの2009年モデルのロードバイク
★スコットの2009年モデルのロードバイク
★ジャイアントの2009年モデルのロードバイク
(おっとこれは本国でなく、アメリカジャイアントのサイトね)
他にも探せばいろいろあるだろうが、今日はこのくらいに。
(個人的にはジャイアントの09ロードバイクはなかなか格好良いと思う。余裕があったら是非一台欲しいくらいだ…。ただ、ジャイアントの場合は私にとってはひとつ重大な問題がある。サイズ展開があまりに乏しいのだ。世界最大の自転車メーカーであるところのジャイアントが何故に50サイズまでしか日本に入れないのか…詳しい事情は知らないが、私はちょっと理解に苦しむ。180cm前後の身長を持つ男性に本当にピッタリのサイズがないじゃないかぁ!!!! その点、トレック、キャノンデールなどのアメリカのメーカーやピナレロ、フェルトなどはOKね。………以上ジャイアント日本のマーケティング担当者へのメッセージでしたぁ!)
-+++-+++-+++-+++-+++-
さて、9月中旬に唐突に我が家に登場したトマト色のトレック1200だが、その後はもちろん大忙し! “街乗り用”ロードバイクとして八面六臂の活躍を見せている。
最初の1週間ほどはセッティングやら調整やらでいろいろやりながら乗っていたから、その本当の実力は未知数だったが、ようやくセッティングも決まり、自分自身も慣れてきたこともあり、客観的に分析できるようになってきた。
今更2006年モデルの自転車をレポートしてどうすんねん!
と思う方は雑誌の最新号を是非読んでいただくこととして、今回のタイムスリップ企画としては、2006年モデルのトレックと2007年モデルのピナレロの徹底比較を試みてみたい。
徹底検証!
トレック1200(2006年モデル)対 ピナレロ・アングリル(2007年モデル)
これがトレック1200。フレームサイズは大きめ。フロントフォークはカーボンだが、フレームはアルミ製。ホイールはシマノのWH-R550。タイヤはミシュランのLithion。走行距離は不明だが、私の見たところきっとそれほど多くはない。ただし、保管場所は半防水の場所…たとえばベランダだったように推測する。(中古で購入のためあくまで推測だが)
こちらはピナレロのアングリル(2007)。フロントフォークとシートステイはカーボン。あとは7005アルミ。ホイールはMO.stの純正のまま。ただしタイヤはミシュランPro2Race。一見キレイだが走行距離は1万キロ超!ただし保管条件としてはほぼ理想的。完全室内保管。
年式が1年ほど違うことを除いては、この2台には実は結構共通点がある。
★たとえば、両方ともコンポはティアグラだ。ただし、トレックのティアグラは旧型。ピナレロのは現行モデル
★両方ともホリゾンタルフレームを持つ
★どちらもバリバリのレーシングブランド
★そして、両方とも、多少の値段の違いはあれど、いわゆる“エントリーモデル”という位置付け…となる
コンタドール対バルベルデ、アームストロング対ウルリッヒ、いや、矢吹丈対力石徹(ちょっと違うか…)じゃないが、ある意味この2台は宿命のライバルと言えないこともないので、その対決結果はちょっと興味が持たれる…かもしれない。
で、これが重要なのだが、ここでは私の主観としての本当の本当の真実を述べてみたい。公に発売されている雑誌などでは、メーカーに気を使うあまり、良くない点をあまり書かない…などといったケースが見受けられるよう…。ただここはブログの世界。私はどのメーカーからも1円ももらっていないので、誰にも遠慮する必要はない。思ったままに書いてみたい。
●まずはコンポについて。旧型ティアグラvs.現行ティアグラ
意図せず、ここでは非常に面白い比較ができることとなった。4400系ティアグラと4500系ティアグラの比較である。シマノの同一グレードの新旧比較は実は私もやってみたかったのだ。さてさて…
結果から言おう。
STIの操作感に関して言えば、新型ティアグラの圧勝だ。
操作してみてのグレード感で言うと、間違いなく2クラス、いや3クラスは違う!そう感じられるほど、その操作の質感は隔絶している。私は新型(もはや新型ではないな…現行タイプの)4500系ティアグラの操作感には大いに満足だが、旧タイプの4400系ティアグラの操作感だとすぐに交換したくなってしまう…。
また、ギアチェンジの確実性で言っても、新型の圧勝だ。カチカチ確実にすべてのギアが決まってくれる。その点旧型は若干不確実だし、変速はギアによってはちょっともったり時間もかかる。もっともこの部分は調整具合によってかなり違ってくるので、参考までに。
もうひとつ付け加えると、ピナレロアングリルを組んだのも調整したのもあの“匠の店”のメカニックなので、そこらへんも随分違うのかもしれない。このピナレロ、購入からまる2年が経過したにも関わらず、ギアの狂いはほとんどない!!!ワイヤーの初期伸びすらなかったことはもしかしたら、かなり驚嘆に値することかもしれない!いずれにせよ、1万1千キロ以上走って、不具合は全くないのは結構すごいこと!(ワイヤー類も一度も交換なしだし。)
●走行の軽快さは?
走ったときの軽さ、軽快感というのはかなり重要だ。ロードバイクたるもの、風のように走り、風のように舞うことができなければその存在意義が薄れてしまう。このあたりはどうだろうか?
この部分、これも結論が出るのにそう時間はかからなかった。
乗り比べてみれば10秒もしないでその違いを感じ取れる。
ピナレロ・アングリルの圧勝だ。
何故かはわからない。トレック1200だってクロスバイクと比べればやはり軽快に走る。だが、ピナレロは軽くその上を行く。“シャー”という独特のピナレロホイッスルを響かせながら(ピナレロはどういうわけか独特の風切り音がするのね。まぁ聞きようによってはホイッスルと聞こえなくもないかな…ということでこう命名した次第)シャキシャキと軽快に走る。そういう意味ではこのアングリル、エントリーモデルの割にはエントリーモデルしていない…のかもしれない。
●そしてカッチリ感も結構違う。
このあたりはコンポの印象もかなり影響しているのかもしれないが、乗ったときのカッチリ感(新車感に近いだろうか)は、これもピナレロ・アングリルの方がかなり上だ。
●そして乗り心地は?
あらら…これもピナレロ・アングリルの方が良い。ただ、これは圧倒的な大差ではない。トレック1200もフロントのカーボンフォークが効いているのか結構気持ちよく路面の小さな凸凹をいなしてくれる。私としてはどちらも問題ない感じだ。でもアングリルの方がちょっと気持ちイイかな…。
●剛性感は?
この“剛性感”という概念、雑誌などではよく出て来るが、私は正直よくわからない。だからどちらも問題ないとしか言いようがない。もしかしたら、カッチリ感をより感じる分、ピナレロの方が少し上なのかもしれないが、ただ、これに関してはなんとも言えない。
●直進性は?
これも私にはなかなか難しい概念だ。もしかしたら、この部分はトレックの方が若干良いかもしれない。ホイールベースが長い分、ある程度の速度での巡航は多少ラクかも。
●快感度数は?
これは雑誌などでも滅多に出てこない概念だが、実は意外に重要だと私は思っている。同じ速度で同じように走っていても、なんだか気持ちよくなれる乗り物と、あまりそうでない乗り物が世の中にある。エンジン音が気持ちイイ…とか、乗り心地や振動が心地良い…など、“生理的になんだか心地良い指数”であると思ってもらえるとわかりやすいかもしれない。
クルマなどで言うと、イタリア車などはこの“快感度数”が結構高い気がしたものだが、自転車にもそれはいくらかあるようで、ピナレロはこの“快感度数”が結構高い気がする。
トレック1200も悪くはない。悪くはないが、ピナレロの方がちょっとだけ気持ちがイイ。
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ここまで書いて来て読み返してみると、あらら…ピナレロの圧勝といった感じになってしまっている。じゃあ、トレックには良いところはないのか?というとそんなことはない。
このトレック1200の美点は実は意外にもアメリカ的なところにあるのかもしれない。
たとえばアメ車だったり、グラマン戦闘機だったり…(?)のように、気軽に扱える頑丈さと骨太感があると感じるのは私だけだろうか…。ピナレロはその点、すこしデリケートな感じがあって、大切に大切に扱ってやらないといけない感じがしてしまうのだが、このトレック1200に関してはそのあたりがかなり寛容な雰囲気がある。気兼ねなくガンガン乗っていける。
だから街乗り用としてはかなり良いロードバイクと言えるわけで、私としては実はその部分には結構満足している。
-+++-+++-+++-+++-+++-
で、冷静にいろいろ比較してみたところ、有利だったはずのピナレロ君の大きな弱点がひとつ浮かび上がってきた。サイズのことではない。とある部分の性能に関してだ。
おっと!これに関しては次回! さらに続くエントリーモデル比較。
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