街乗り用ロードバイク、少しだけ懐かしのホリゾンタルのコレにしてみた | 自転車で糖尿病を克服した!

街乗り用ロードバイク、少しだけ懐かしのホリゾンタルのコレにしてみた


トレック1200、初登場
これは、とあるロードバイクに跨がるB夫が今まさに自分自身に喝を入れ、全力加速を試みるまさにその一瞬を捉えたショット。この時点で速度計はすでに45km/hオーバー。数百メートル先に見えるゴール目がけ、53-11という重いギアを全力で踏み倒す!果たして栄光は掴めるのか!!!
(またやっちまった。過剰演出のコトバが似合う走行中写真。実際には時速12km/hも出ているかどうか…。フロントのギアは確かに53Tだが、後ろはたぶん21Tくらい。それにしても思った以上のスピード感が出てくれたものよ…)

さてさてさて、このブログに「街乗り用ロードバイク」というコトバが登場して久しい。

前回の記事も含め、結構いろいろなロードバイクが登場したが、結局手に入れたのは、最初の写真に写っているこのロードバイク。

おっと、この写真だけじゃよほどのマニアじゃない限り何の車種かはわからない。

では、この写真ならどうだろうか。

Trek 1200 2006
おやおや? フレームにはTREKと書いてある。つまりアメリカの大手自転車ブランド、トレックのロードバイクのようだ。

前回の記事で出て来たランス・アームストロングがツール・ド・フランス7連覇したときに乗っていたのもトレック。(もちろん毎年毎年最高級モデルに乗っていたはずだけど)

なるほど、ランスの復活話に合わせて(というのは全くの偶然だけど)、私の人生にもトレックが登場してきた…というワケだ。

それにしても、これは一体何というモデルだ?

パラパラパラ…(2008年モデルのトレックのカタログをめくる音)

むむむ…な、ないゾ。そもそもこんな色のモデルはどこにも出ていない。

一体、コイツは何だ?

そう思った方のために、次の写真を用意してみた。これならどうだろうか?

トレック1200
もしかしたら、余計にわかり難くなってしまったかもしれない…。

よーく見ると、STI(デュアルコントロールレバー)は明らかに新型7900デュラエースではない。ましてやカンパ・スーパーレコード11速のものでないことも明白だ。どうやら旧型(!)のティアグラのようだ。

メーターやライトなど、レース用でない装備が目につく。その横に見えるのは…おや? ベルのようだ。(法的にはコレがないと“整備不良車”と見られてしまう可能性がある…ということらしい。)

これ以上部分的な写真ばかりを見せていても、ラチがあかない。ならば、ということで、この写真。

トレック1200
そう、これぞ一瞬の出会いで決めてしまった、我が連邦の最新鋭“街乗りタイプ”の戦闘機、いや、ロードバイク。

そう、今回のプロジェクトを成就させるためのキーワードとして出て来たのは“中古”ということだったのだ。

年式で言えば2006年モデルのトレック1200。

今やスローピングフレームばかりとなってしまったトレックも、実は2007年まではホリゾンタル・フレームの雄だったのだ!

写真で見るとわかり難いが、適度な使用感(使い込まれた感)がありながら、そこそこのキレイさを維持している…というまさに絶好のコンディションのユーズド・ロードバイク。

まぁ、もとからそれほど値段の高いロードバイクではなかったが、特に毎年値上げ傾向にある新品のロードバイクなどと比べると、結構お買い得感のある買い物となった。私的にはかなり満足している。

カラーは写真で見ると、単なるレッドに見えてしまうが、実際にはこの塗装、“マグマ・デュオトーン”といわれるグラデーションが特徴のちょっと珍しいもの。朱色から濃いオレンジへのグラデーションは現物を見るとちょっと“おいしそう”だ。

ちなみに、このペイント、マグマというより熟れたトマトにそっくりだ。トマトソース好きの私としてはそういった意味でも良かった…といったところか。

TREK 1200SL
よーく見ると、ピナレロMOstのサドルが装着されているところがちょっとご愛嬌。(どう?似合う?)

特に中古を探すとなると、大きなサイズのフレームの数はなかなか少ない。そう言った意味でもコレはなかなか良かった。

フレームサイズはおそらく58cmだろう…と思って購入したのだが、(2006年モデルのトレック1200は日本ではサイズ58が最大だったハズ…)実際にはコイツのフレームサイズはもっと大きかった!

前オーナーが何らかのトリックを使って購入したと思われるそのサイズは60cm。トップチューブ長さは芯-芯で約58cm。(ホリゾンタル換算しなくてもホリゾンタルだからそのままでOKね。)

トップチューブ長さ57cm前後を探していた私としては、おっとコイツはちと長過ぎたか…と一瞬思ったが、よ~くジオメトリーを調べてみると、シートチューブの角度やらクランクの中心点の位置やらがピナレロと微妙に違っていて、サドルをきっちりセッティングすると、だいたいトップチューブ570mm程度と同じ感じのよう。

そしてステムも100mm、110mm、120mmの3種をテストし、その中から自分にはベストフィットと思われる110mmを装着した。ポジション的には現在のピナレロ・アングリルとほぼ同じポジションを得たというワケだ。(ちなみにウチのピナレロ・アングリルのトップチューブは550mmにステムが130mm。それより30mmも長いトップチューブを持つトレック1200“トマト号”でも同じポジションが得られるとは、なかなか興味深い。)

で、今回私が最も気に入っているのがこの部分。

Trek 1200のクランク
アウター53T、インナー39Tのレーシングクランク。

クランク長さは175mm。私の好みの長さだ。かねてからコンパクトでない大きなクランクに乗りたかった私としては、53Tのアウターというのはなにげに嬉しい。

ただ、39Tのインナーというのは、あまり激坂向きでないことは明白で、和田峠や成木峠にこのクランクのまま出かけるのはあまり好ましいことではないかもしれない。特に重量級のあなたや私にとっては…。

まぁ峠については、そのときに考えるとして、基本的にはこのバイクは街乗り用なので、国道246号のアップダウンを普通に走れれば良いのだ。

感触としては53Tのアウターは特に何の問題もない。いや、むしろスピードが乗る感じがして、好ましくさえ思う。

後ろは12T-25Tなので、ごく普通。

あと、もうひとつ。ブレーキのことも書かなければならない。

このトレック1200に装着されているのはこのブレーキだ。

トレック1200のブレーキ
ブランド名不明のブラックフィニッシュ・キャリパーブレーキ。

ノーブランドだからと言ってこのブレーキを馬鹿にしてはいけない。実を言うとこのブレーキ、私は気に入ってしまったのだ。

意外なことに、シュシュシュ…という音とともに非常に高いコントロール性を発揮してくれる。

絶対的なストッピングパワーは明らかにシマノのアルテグラSLのブレーキには負けるが、コントロール性に関して言えば、実はコチラの方が上に感じる!(驚きの下克上かも!)

真っ先に交換するのはきっとコレだなぁ…と購入時には思っていたのだが、いやいや、これはなかなかの一品! しばらく愛用することになりそうだ。

あまり大きな声では言えないが、シマノのアルテグラSLのブレーキは“カックンブレーキ”かも…。コントロールが結構難しい。その点では評価の高いカンパのブレーキを試してみたいけど…)

そして、最後に一点。

連邦の“良き伝統”に従って、まだら模様のバーテープを装着してみた。

最初は、まぁこんな感じかな…と自分では思っていたのだが、これをA子に見せたところ、このバーテープの柄が大不評!ということになってしまった。

こ、こいつは大変だ! 早急にバーテープを交換しなければいけないかも!!!

-+++-+++-+++-+++-+++-

ということで今回は、新・街乗りロードバイクの紹介でした。

次回は、ちょっと考えているのはこのテーマ。“初心者にもわかるサイクルロードレース解説”
たぶんだけど…

人気ブログランキング にほんブログ村 自転車ブログへ

(人気ブログランキングに参加しています。)


前の記事へ       | 次の記事へ   ] [ 自転車で糖尿病を克服した!目次