糖尿病克服マシーンとしての自転車の使い方【信号バトル編】
ある夏ののどかな一日…涼しそうにお昼寝するピナレロ君とキャノンデールちゃん。
さて、時は2006年春。
まだやさしい春の日差しながら、ちょっと運動すると暑くも感じる午前中の環八通り。
昨日はあれほど渋滞していたのに、どういうわけか今日の交通量はそれほど多くはない…。
私は我が愛車「YFK1号」こと白いジャイアントEscape R3を駆って、今日も快調に職場に向かっていた。
信号が赤になった。私はブレーキレバーを徐々に力を込めて引き、停止線を50cm越えたあたりで停車。
信号が青に変わるのを待つ。
目的地へはもうすぐだ。あと数キロもない。私は呼吸を整え、最後のダッシュへ向けて気持ちを落ち着ける。
と、そのとき、右後ろから近づく自転車の音。
リア・ディレーラーがカチ、カチッと数回作動する音が聞こえる。次の発進に備えてシフトダウンしながら減速しているのだろう。やがて私の右斜め前約1.5メートルのところにピタリと停車。ちらとこちらを見る目がほんの一瞬キラと光ったように見えたのは気のせいだろうか…。
ロードバイクだ。OCR2という文字がトップチューブに見える。
エントリークラスとはいえ、ドロップハンドル装備のジャイアント製スポーツバイクだ。ビンディングペダルも付いている。力のあるライダーが乗ればそのスピードは侮れない。
もとから不利な戦いになるのはわかっていた。こちらはフラットハンドル。しかもビンディングはまだ未装備だ。いくら日々通勤時間記録を更新する快速クロスバイクとは言え、ロードバイクとスピード勝負となったらさすがに分が悪い。
私は極力そのOCRライダーと目を合わせないようにしながら、信号が変わりスタートするその時を待った。
やがて信号が青に変わる。
私は勢い良く右足からペダルを強く踏み、加速をつけた。
おっと、OCRはいきなりダンシングだ。
彼はシマノ・ティアグラのブレーキブラケットをしっかりと握りながら、山岳コースで頂上の山岳ポイントを目指すデラフエンテのように身体を大きく揺すり、加速を続ける。
は、速い…、私は発進加速にはビギナーなりに自信があったが、やはり所詮気合いを入れたロードバイクの敵ではないのか。
私はあくまでシッティングで加速を続ける、時速30km/hを超えた。
いつもならこの程度のスピードで高校生のママチャリなどは楽にちぎれるのだが、今日は勝手が違う。
OCRはまだ私の前方15メートルほどを走っている。さらに加速しているようだ。
まだまだこの勝負をあきらめるわけにはいかない。
通勤路での最後の数キロは全力で行く…それが自分自身へのお約束なのだ。
私は心拍数が相当に上がってきているのを感じながら、さらに両足に力を込めた。
33km/h…、34…、35km/h。
まだまだOCRに追いつかない。
36…、37…、38km/h。
もう40km/h近い速度に達しているのに、OCRはむしろ離れていくではないか…!
ここからは道路が若干登りになる。いつもなら30km/hちょうどを維持するのがやっとの場所なのだ。
それを私は30km/h台の後半で駆け抜けている!自分的には新記録だ。
だが、しかし、OCRはさらに自分との距離を開いていく。
く…。追いつけない…。ロ、ロードバイク恐るべし…。
[以上、ロードバイクに惨敗編でした。なおこの話はフィクションではありません。あくまで真実です。]
クロスバイクを購入してからというもの、上記のようなことがあったりなど、私は結構飛ばして走っていた。
上記のような状況ではとてもじゃないが有酸素運動にはならない。それはわかっていたのだけど、なんだかスピードにとりつかれたオートバイ少年のように、ひたすら速度を上げて走っていた。
ケイデンスが大事だ。という雑誌記事を読んだのもこの頃である。
「そうか、回転か」ということで、ひたすら重いギアを踏んでいたのを改め、軽いギアを速く回す、という方針に切り替えてがんばっていたのだ。
上記のレポートはまさにそんなときのこと。楽々40km/hを超えて走り去って行ったロードバイクの速さに私は衝撃を受けた。近いうちにロードバイクを導入する必要がある…。そう痛感したのだ(この世界にハマってしまったようだ)。ただ、まだまだクロスバイクを購入してからそれほど経ってない。まずは「YFK1号」を少しでも速くするための工夫をしていくことにした。
●まずはクロスバイク最速化計画始動!
そして数日後、まずはビンディング・ペダル…ということでサイクルベースあ○ひへと私は向かうことになる。
さて、その効果はどれほどのものなのだろう…。それは次回!
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