シマニョーロ・インプレッション!

疾走するシマニョーロ!いや違った、ピナレロ・アングリル(「シマニョーロ」は自転車ではないな)。 実はこのカンパニョーロ製Veloceエルゴレバー、思いの外具合が良い。そのシェイプといい、カタチといい(同じか?)、妙に手にフィットする。この握り心地を味わってしまったらきっとあなたもシマニョーロしたくなる……???(「シマニョーロ」は動詞ではないな)
今回の日本語現代文でのブログ記事、しっかりと大まじめにシマニョーロをレポートしてみたい。
簡単に経緯を説明すると、約2ヶ月ほど前、私は我が家のかつてのエース、ピナレロくんことピナレロ・アングリルの10速化を行った。この自転車は2006年10月の購入以来最初から変速・ブレーキ系はずっとシマノだったので、その流れのなすがまま、私はシマノユーザーであり続けた。
シマノTiagraがデフォルトで装備されていたので、私はずっとずっとず~っと9速コンポで我慢、いや(自分の自転車人生に)妥協し続けてきた。(ちなみに、このブログを前から読んでいただいている方はご存じのように、A子は最初からず~っと10速だった。彼女は幸か不幸か10速以外のロードバイク用コンポがこの世に存在することを知らない…)
そして多くの人たちに遅れること数年、ついに私も10速コンポ付きのロードバイク(システムシックス)を手に入れた。
それは非常にめでたいことだった。良いことずくめのように感じられた。
ついに妥協だらけの人生におさらばできる!と…。
ただちょっとした問題に気づいた。
ピナレロくんが取り残されてしまったのだ!
何故に彼だけ9速コンポ???
これは功労者に失礼…とばかりに、私はピナレロくんに対して緊急10速化手術を行った。
多少イレギュラーではあるが、右側のSTIレバーだけをシマノの10速対応に交換したのだ!おっと、スプロケットやチェーンも9速のままじゃいけないのでそちらももちろん交換した。
そして完成したのが、日本でも非常に貴重と思われる左右非対称STIレバーセッティング。右のレバーはST-R700という10速対応シフター。左側は(本来は9速対応である)ティアグラのレバーという構成だ。

実はこれには私自身非常に満足していたのだが、それからほんの数週間以内に突如左側のティアグラのシフターが壊れてしまうというアクシデントに見舞われる!
もちろん右側のシフターは健康そのものだったのでリア10段変速を失ったわけではなかったが、フロントの変速が効かないということで、ピナレロくんは全くもって不自由な自転車と化してしまったのだ!
あぁ、なんたる不運!
ピナレロくんは10速コンポには徹底して縁がない宿命のもとに生まれて来てしまったのか?
私は悩んだ。
悩んで悩んで悩み抜いた。
そう…葛藤の原因はこうだ。
せっかく左右非対称に仕上がった素晴らしいセッティングだったのに、それが機能しない今、今度は10速コンポの左レバーを買って、「左右対称」にしなければいけないのか?! 私のプライド上今さらそんなことができるはずがない! ならばティアグラレバーを買い直すというのもアリだが、今からそれをすることは実に不自然な感じがする…。
というわけで、前にも後ろにも進めない状況にピナレロくんが陥っていることに私は気づいた。
そんなときに思い浮かんだこの素晴らしいアイディア。
前にも後ろにも行けないなら、横に行けは良いじゃないか!!!
というわけでいきなりクローズアップされたのがカンパニョーロのエルゴレバーという選択肢だったというわけだ。
(おぉぉぉ、なんだか文章が長くなってきたゾ)
こ、これぞまさに神が降りてきたその瞬間!というわけで私は禁断の「メーカー非推奨ゾーン」へと導かれて行ったというわけだ。
だがこの「メーカー非推奨ゾーン」、非常に面白い世界であることに気づく。
様々な可能性を自分で試すことができるので、既製品を買って使っている世界よりもはるかに自由で広大、楽しみがいっぱいある世界だったのだ。
これぞ自己責任ワールド! これぞ自らが撒いた種は自らが刈り取るカルマチックワールド! 自らが主導する自分のための自分の人生がそこにあったのだ!(ちょっと大げさで失礼します)
脱線しそうなので、話をもとに戻すが、そう決まれば話は早い。
私はまず「Shiftmate」と呼ばれる“シマノとカンパの架け橋”パーツを早速入手。そしてカンパニョーロのVeloceエルゴレバー(10速対応)を手に入れたというわけだ。
実のところ10速対応のカンパレバーで言うとケンタウルなどはカーボンレバー装備でもあるので非常に非常に魅力的なのだが(以下の写真参照)、本来のピナレロくんの役割(街乗り用気軽に乗れる快速ロードバイク)を考えたときには、今回はヴェローチェで充分とすべきか…ということで歯を食いしばってVeloceレバーと相成った次第。(ケンタウルはちょっと高いあるね…)
左がケンタウル、右がヴェローチェ。カタチは全く同じ。つまり握り心地も全く同じ。外見的な違いはレバーの材質のみ。そして早速シフトメイトを間に挟み、カンパとシマノが合体した“夢のコンポセッティング”が完成したというわけだ。
(これでやっと前置き完了だ。長い文章読んでいただきありがとうございます!)
さぁやっとインプレッションだ。
まず、「シフトメイト」の存在は自転車に乗っている限り、100%意識することはない。
これがShiftMateね。こんな小さな金属の部品がよもや自分の自転車に付いていることなど、完璧に忘れてしまって全く差し支えがない。それくらいパーフェクトな仕事をしてくれる。
前回の記事にも多少書いたが、この二重プーリーにくるくるとシフトケーブルを巻いてケーブルをつなげるだけの話なのだが、どういうわけかこれでカンパのエルゴレバーとシマノのディレーラーの間にある“比の違い”を解消してくれるのだ。(私はその物理的仕組みが未だに理解できていないが、それで良いのだろう。たとえば、クルマのオートマチック・トルクコンバーターの仕組みを完全には理解せずともクルマを運転することができるように…)
シフティングは全くもってスムーズ。いや、厳密に言うとシマノのレバーで動かしている方がいくらかスムーズ感はあるような気はするが、逆に“シフティングをしてる感”が多めなのもカンパのレバーの個性かも…というわけで、使い心地はかなり良いと思う。
そして実は一番気に入っているのが、カンパの新エルゴレバーの握り心地。こんなに手にフィットする感じのシフターはシマノ、スラムを含め、今世でははじめてだ。(前世では?)
レバーの手前側に指が3本入るところもなかなか良いし、適度にスリムでごくごく自然に握りやすい感じ。エルゴレバーファンクラブがあったら是非入会してみたいくらいだ!?
シフティングの方式の違いは特に抵抗はない。下ハンドルからのシフトアップ(親指で操作するのね)が思ったよりやりやすいのが意外だった点だろうか。クリック感がほんのちょっぴり(ほんのちょっとだけね)快感を誘発するタッチと音になっている感覚があって、それもファンクラブ入会のさらなる動機付けとなる感じだろうか。
ティアグラや105のレバーと比べると約140グラムほど軽量な360グラム程度になっているのも結構な美点。もっとも重量に関してはスラムForceのレバーは左右合わせて300グラムしかないから、Veloceレバーはまぁバンタム級くらいの感じだろうか…。

こちらはライト級チャンピオンのスラム・フォース・エルゴレバー、いや、違ったダブルタップレバー。(レバーの呼び名がメーカーごとに違って非常にややこしい。テストに出るとしたら覚えるのが大変だ!?)
まあいずれにせよ、非常に好ましい結果となった今回のシマニョーロ化大手術。
これでピナレロくんもレギュラーとしてバリバリ働けるというわけだ。

これは快調に近所を飛ばすピナレロくんの図。今まさに絶好調!……と思っていたのだが、実はこれでストーリーは終わりではなかった!?
そう、そしてすべてが完璧にセッティングされたはずのピナレロくんだったが、実は別の問題に直面することとなってしまったのだ! このままでは、またもレギュラー奪還計画に暗雲が…!
それはまた次回に!!!!
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余談だが、実はTwitterをはじめてみた。さぁまたもや新しい世界の入り口となるのかどうか…ちょっと楽しみだ。(サイドにツイッターへのリンクあり。)URLは以下です。よろしくっス!
http://twitter.com/onbikes
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