大阪ガス製とその他メーカー(リンナイ、ノーリツ)との違い 業界裏話 | 美健の現場ブログ 松原市、羽曳野市のリフォーム、注文住宅

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こんにちは、美健の木下(キノシタ)です。

 

本日は、非常にご質問が多い内容について詳細にお答えいたします。

 

大阪ガス製の給湯器とその他メーカー(リンナイ、ノーリツ、パロマ)との違いについてです。

 

まず、はじめに大阪ガス様は給湯器を製造しておりません。

 

ガス供給会社です。

 

下の写真をご覧ください。

 

これは、給湯器本体に貼ってあるシールなのですが、

 

ここに給湯器の品番が書かれております。

 

この場合ですと大阪ガス品番は(N)44-665です。

 

しかし、その下に型式GTH-2413SAWXDと書かれております。

 

さらにその下のほうに株式会社ノーリツと書かれております。

 

この給湯器の本当の品番はノーリツのGTH-2413SAWXDとなります。

 

 

つまりこの給湯器はノーリツが製造している物です。

 

では、なぜこのようなことをしているかといいますと、

 

リンナイやノーリツ(給湯器製造メーカー)にとって大阪ガス様はとても大事なお客様なのです。

 

大阪ガス様はたくさん給湯器を買ってくれますので、

 

大阪ガス様に販売する時にはこのように本来の品番にプラスして

 

大阪ガス品番を貼っておられます。

 

なぜ大阪ガス品番を貼るのかといいますと、

 

実際に給湯器をご使用のお客さまが、給湯器に不具合が生じると

 

大阪ガス製と勘違いして真っ先に大阪ガスに連絡する方が多いからです。

 

そうすると、大阪ガス様が訪問してきて修理なり取替えなり(商売)になりますよね。

 

ちなみに、大阪府内では、ガス会社品番が貼ってある給湯器に不具合が生じて

 

製造メーカーに直接連絡しても、メーカー側は大阪ガスに連絡してくださいと言います。

 

製造メーカーからすると大阪ガス様は大切なお客様なので、

 

大阪ガスに商売の機会を与えるためです。

 

ご理解いただけましたでしょうか。

 

 

さて話は変わりますが、

 

リフォームなどの相談で、私共のお客様が大阪ガスのカタログを持参して

 

「大阪ガスのコンロや給湯器を購入してください」

 

などと言ってこられる場合があります。

 

その内容を私から大阪ガスの営業マンに連絡しますと

 

「うちで買うと高いのでメーカーから直接購入するか、コーナンで買ったほうがいいですよ」

 

という回答が返ってきます。業界の裏話ですが・・・

 

 

さてさて、

 

大阪府内の方なら、

 

ガス給湯器が壊れて真っ先に連絡先が思い浮かぶのは、

 

やはり「大阪ガス」です。

 

知名度、ブランド力が強いのは言うまでもありません。

 

しかし、知名度が高いのは素晴らしいのですが、価格も高いのです。

 

そりゃあCMやその他宣伝などの経費がたくさん掛かっておりますので、高いのは当然です。

 

ガス会社様も自分で認めております。

 

ほとんどのお客様はガス会社様に見積りをとり、値段にびっくりされます。

 

30万、40万は当たり前です。

 

ガス会社の営業マンも本部から決められているため、その価格しか提示できません。

 

そこでお客様は、近くの設備屋、工務店、ネットなどで検索されるわけです。

 

私共も給湯器の交換の際、お客様とお話していますと、

 

ほとんどのお客様は大阪ガスに連絡をとっておられます。

 

世の中に存在する99パーセントの給湯器は一般の建築会社で取替え可能です。

 

但し例外が1パーセントだけ存在していまして、

 

製造メーカー(リンナイ、ノーリツ)が、大阪ガスにしか販売していない給湯器があります。

 

超特殊な給湯器があるんです。

 

その場合は大阪ガスしか取替えできません。

 

まぁお客様が建築会社に依頼し、建築会社が大阪ガスに依頼すると取替えできるんですが。

 

以上です。長々と失礼いたしました。