主にZX1200B6F型(最終型)の諸元や基礎データなど。
参考程度
空白部分は随時追記していきます。
(たぶん)
【諸元とか】
エンジンタイプ:4ストロークDOHC4気筒(水冷)
総排気量:1,199cc
ボア×ストローク:83.0×55.4mm
圧縮比:12.2
最高出力:174PS/9500rpm(マレーシアB3~)
最大トルク:130N・m(13.3kgf・m)/7500rpm(同上)
燃費:約13.5km/L(サンプル3500kmほど)
インジェクション:B1/B2 MIKUNI φ46
インジェクション:B3~ KEIHIN φ46
クーラント容量:3.6L
スパークプラグ:CR9EKPA
オイル容量:3.6L
オイルグレード
API:SF,SG,SH,SJ
(SH以上が妥当かと・・・)
JASO:MA
粘度:SAE 10W-40
フレーム:アルミ製プレスバックボーン
(モノコック形状)
乾燥重量:210kg
ウェット重量:233kgくらい!?
(走れる状態でガソリン満タン)
キャスター角:23.5°
トレール:98mm
ホイルベース:1450mm
シート高:820mm
燃料タンク容量:19L(ハイオク)
減速比(スプロケ歯数):46/18
ホイールリムサイズ
前輪:17X3.50
後輪:17X6.00
タイヤサイズ
前輪:120/70 ZR17
後輪:200/50 ZR17
※現在200/50サイズは皆無なので
200/55か190/50いずれかをセレクト
(190/50が無難!?)
バッテリー:12V/12Ah
バッテリー型式
ユアサ:YTX14-BS
VARTA:VTX14-BS
WESTCO:WCP14
など
新車定価:不明・・・
【メンテナンス】
フィルタ交換時のオイル注入量:2.8~3L
オイルフィルター:ベスラ SF4007、K&N KN-204など
イニシャルアジャスター取付対辺:mm
倒立フォークアウターチューブ径(セパハン径):φ
ヘッドライト電球ロー/ハイ:
オイルドレンボルト:M12×P1.5
スパークプラグ品番:CR9EKPA
バッテリー型式:YTX14-BSなど
オイルフィラーキャップ:M30×P1.5(たぶん)
タイヤ空気圧:F/290kPa、R/290kPa
サスセティング基準:
完全にねじ込んだ(右回し)状態からの戻し数
チェーンサイズ:530
チェーンリンク数:116
チェーンたるみ量:
【組付けトルク】
フロントアクスルナット
フロントアクスルピンチボルト
ブレーキキャリパ取付けボルト
ブレーキディスク取付けボルト
トップブリッジセンターナット
トップブリッジ側フォーク固定ボルト
ロアーステム側フォーク固定ボルト
リアアクスルナット
チェーンアジャスタ固定ボルト
【オイル交換メモ】
・オイルフィルタ締付トルク
・オイルドレンボルト
・オイルフィルタ交換時のオイル注入量:経験的に3L入る
(マニュアルでは2.8Lと記載)
【バッテリー補充電手順】
このバイクはバッテリーに直接アクセスしづらい上、
ただ補充電するだけでもタンクカバー等の外装を剥がさないとならない。
いちいち負担が大きく面倒なので、下図のように
バッテリーケース蓋のボルト1ヵ所を
外しておくことをオススメする。
(バッテリー交換時は外装を外す必要あり)
↑ココね
また、充電器に直接繋げられるハーネスを
仕込んでおけばさらに楽。
外部バッテリーからのジャンプスタート接続図
充電器による補充電も同じ要領になります。
【燃料計について】
8セグメントによる表示
燃料タンク容量公称19L
<セグメント(■のブロック)について>
・燃料が減ると右から減っていき最後1つになる
・更に走行を続けると点滅する
・結構いい加減で消費燃料に比例して減るわけではない感じ
(最初すぐ減って後半粘る感じ)
<経験談>
・点滅して比較的早く給油→16.0L入った
・点滅から30KMほど走行後に給油→17.0L入った
・同条件、別の日→17.4L入った
↓↓↓
便宜上のリザーブ容量は3L前後か!?
【その他】
●機種:ZX1200-□◯
2000年:A1、初登場
2001年:A2
2002年:B1、モデルチェンジ
2003年:B2
2004年:B3
2005年:B4
2006年:B6F、最終
●ぱっと見の判別
ダクト、ヘッドライト形状
↖左:A型、 右:B型↗
ブレーキシステム
↖左:A1~B2型(枝豆6P+φ320)
右:B3~B6F(ラジアル4P+φ300)↗
●うちのコはどこ仕様!?
年式と純正マフラーの刻印から判別可能(っぽい)
A型は分からんす。
B1/B2
KHI K 412 オーストラリア(177PS/10500rpm)
KHI K 400 マレーシア(178PS/9500rpm)
KHI K 400 北米(たぶんマイルメーター)(記載なし不明)
B3/B4
KHI K 400 オーストラリア(178PS/10500rpm)
KHI K 400 北米(たぶんマイルメーター)(記載なし不明)
KHI K 485 マレーシア(174PS/9500rpm)
B6F
KHI K 400 オーストラリア(178PS/10500rpm)
KHI K 485 マレーシア(174PS/9500rpm)→うちのコ
※以上はざっくりです。詳細はサービスマニュアルを読み込むべし。
※さらに高速走行時には「ラム圧加給」が働きさらに出力が向上する、らしい・・・
(最大190PS!?)
また、どこ向けかは不明だが他に限定パワーモデル(106.4PS/8500rpm)が存在している模様。
●B3型以降はイモビライザシステム搭載(コレ意味あるのか!?)
こちらのイモビは車体を揺らしたりするとビービー警報が鳴るとかそういうものではなく、物理的には差し込めて回せたとしても正しくない、不正なキー(もしくは工具等でのキーシリンダ破壊、直結とか)で始動しようとしてもエンジンがかからないシステムとなっている。
●ざっくりでいい加減な説明をすると、
まずオリジナルの親キー(赤色)がZX-12R 1台に対して1本だけあり、この中に始動の際に必要な認証コードが格納されている。
この認証コードがECUと親キーで対となっておりこちらが合致しないと始動しませんぜ、というような仕掛けらしい。
で、この親キーをつかって子キーに認証コードをコピーすることができる。
(5本まで可、書き直しもできる。
※最初は合鍵2本ついているからめったに使わない機能だと思うけど。)
万が一親キーの紛失やコード破壊(強い磁気に長期間さらしたりとか)をすると親キーに関しては一切復元することができない。
もちろん普段は黒い子キーを使うので問題はないが、万が一手持ちの子キー全てで始動できなくなってしまうと鍵を複製する手段が無くなる。(まぁそうそうないだろうが!)
親キーとECUは製造時に紐づけされているのでディーラーに相談したりツール等を使用しても無理っぽい。
その際はECU含めたキーシステム全てを取り替えるようになってしまう、らしい。
(部品名:マスターキーセット:ECUとブランクキーのセット品。今調べたら少なくともB6F用は在庫無く販売終了だった。)
●以上のようなことからB3以降の中古車を購入する際は、
・赤キーがあるかどうかチェック
・その赤キーで始動できるかチェック
・黒キーも全て始動できるかチェック
これが大前提となることを覚えておいてほしい。
尚、赤キーがなく黒キーのみの中古車両の場合は車両の状態と価格を良く見て妥当かどうか判断すべし。また場合によっては交渉も視野に入れることも。
これは売却の際も同じことが言える.
(査定が大幅に下ると購入時に教えてもらいました。)
それと赤キーは基本使わないので、磁気の影響のない暗所に保管しておくのがベターです。
赤:マスターキー(親キー)
黒:ユーザーキー(子キー)
以上。