当時、数え切れないほど髪を… | 美塾塾長 内田裕士オフィシャルブログ「人のために美しく生きる」Powered by Ameba

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自分の素顔が好きになりたい メイクレッスン メイク教室
素顔 嫌い メイク 魅力 魅力マトリックス 自分らしさ 自分らしく らしさ らしく キレイになりたい 本当に自分を知りたい


前回、


の最後でお伝えしたように、


僕は【カッコつけ】という
ナゾ解きに取り組むのでした…。




カッコつけは僕が最初に選んだ

人から認められる自分

になるためのツールでもありました。


先ほどの数学の話にもありましたが、勉強はそこそこ出来ました。

運動は中の下でした笑


でも、勉強で認められるのは、
なんか僕の中でNGだったのです。

これは、

2.でもたまたまや何かの間違いでは
イヤだ!然るべき出来事に対して然るべき評価を得るべきだ、という憤り

に繋がります。


そう、顔面ヘッド事件の時に挙げた
憤りと一緒です。
なんかちゃうやろ?って感じでした。


当時の自分が、
人から認められるために選んだ最良の選択がどうやらカッコつけだったのです。(もっとちゃうやろ?って感じですが笑)

どうやったら女の子にモテるだろう?仲間からもイケてると思われるだろう?

中1から眉を剃り、髪を染め、学生服の裏ボタンを変え、伊達メガネをかけ、違反ズボンを履き、さらさらの髪をかきあげてはかきあげ、上履きのかかとをつぶし、髪をかきあげてはかきあげ、勉強しない割にはテストの点がいいことを自慢しない程度にバレるようにして(この辺が中坊特有の未熟な価値観笑)、髪をかきあげてはかきあげ、自転車の色を塗ってハンドルをひん曲げて、髪をかきあげてはかきあげてばかりいました。


当時少なくとも、
3万回はかきあげました。



内心は

「これでいいのかな…?」
「これであってるのか…?」

と不安でいっぱいだったのに、
それはおくびにも出さずに、


自分にとって最もイケてる角度で
人から見てもらえるよう、
自分の構図ばかりを気にして、
毎日を生きていました。




そんなことをしながら
中3になったある日、

理科室に行くために、後輩の教室を
横切る機会がありました。
そこで、僕たちが歩いていると、
廊下にたむろしている後輩が
僕たちを見つけて、

「あ!内田先輩だ!」

とこっそり呟きながら、
(僕は「興味なんて無いぜ!」ってスカしたツラをしながら、読唇術できるくらい気にしていました笑)
教室に入っていくのです。
そして、廊下にいた子と共に教室内から僕のことを好きであろう後輩がバッと顔だけ出して「うわ♫」って顔をしてあわてて顔を引っ込めて、またチラリと真っ赤になった顔を出す、というジブリのアニメみたいなリアクションをするのです。

{7F67F4E4-C5F7-4FAD-AC28-BBA243A986B6:01}
ジブリにそんなシーンありましたっけ?汗


僕はそんな後輩のやり取りを、
見て見ぬフリをしながら、
これまたスカした顔で

「理科とかだりーよな!」

なんて言ってその廊下を通り抜けるのです。

※当時の僕はスカした顔で目を覚ましていたと思います。


でもですよ!

実は内心、
めっちゃ
嬉しかったんです!

めっちゃ
嬉しかったんです!


心の中はガッツポーズでした!!

トンガトンガナハナハ!!
ヤットコドッコイホイサッサ!!

でした!

「やった!やった!夢にまで見たこの景色!!少女マンガの世界や!!」

(今思えば、僕のカッコつけの理想形は少女マンガの世界にあったように思います。)


この後輩の校舎での情景は、
僕にとって最古の記憶を満足させる
1つの達成だったのかもしれません。



今でもあの時の、
足の裏にあたっていた履き潰した上履きの感覚や、

ちょっと太めの規定違反の学生ズボン
(いわゆるボンタン)の太ももがスカスカした感じや、

教室の校庭側の窓から、ぐーーーっと
廊下まで差し込む午後のオレンジ色の日差しは、


僕にははっきりと
思い出すことができるのです。




僕はそのカッコつけの成就に酔いしれ、せっかく獲得したこのポジションを守りたいという想いと、

「この先に何があるんだろう?」
という好奇心の混ざった意識へと
進んでいきます。




そんな僕の
次なる取り組みが【笑い】でした。



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