満足接客と不満足接客の違い | サービスを感動で終わらせない接客法

サービスを感動で終わらせない接客法

サービスでお店の売上はします。どのようなサービスを、どんな手順で実践していくのか?アルバイトでもできる接客法をお伝えします。

おはようございます!
鈴木比砂江です。

昨日から愛媛に来ています。
その地域に行くとクライアント店舗だけではなく、
百貨店上から下までとか、
近くのお店にも行って親しみやすさや接客の傾向を
見るのですが、地域によって違いがあるんですよね。
面白いです^^


今日は、満足接客と不満足接客の違いについて。

私はネットスーパー愛用者です^^
(ネットスーパーというのは、その名の通り
 ネットでスーパーにあるものを注文し、
 指定の時間帯に届けてもらう仕組みです)

配達してもらえる時間帯に家にいれることが少ないため
水、お茶、調味料、賞味期限の長い食料品、洗剤
夫用のアルコール、私用のアイスやチョコなど
いつも量が多く、1万円は必ず超えます。

生ものは近所のスーパーですが、
それ以外はほとんどネットスーパー。
私にはなくてはならないサービスです。

うちは主にA社とB社
2つのネットスーパーを使っているのですが、
配達員の方の対応から見える満足度の違いについて
今日はお伝えしたいと思います。

A社もB社も配達は外部に委託をしていて、
毎回違う配達員の方が届けに来てくれます。

ある時の、A社とB社の配達員の方とのやりとりを
ご紹介します。

A社
配達員「いつもたくさんお買い上げいただいているようで
    ありがとうございます!
    失礼ですが、うちって○○○円以上で配達料が無料だって
    ご存知ですか?」

私  「はい。知っています」

配達員「そうだったんですね。だったらいいんです。
    もしかして、知らなくて、金額が大きくなるまで
    待って注文されているのかと思って」

私  「量が多くてすいません。受け取れる時間に家にいないことが多くて
    どうしてもまとめての注文になっちゃうんです」

配達員 「いえいえ、全然です。こちらこそ、いつもありがとうございます。
     また、どうぞよろしくお願いします」


B社
配達員 「あのー、○○○円以上だと送料無料になるの知っていますか?」

私   「はい。知っています」

配達員 「だったら、この半分でも無料になるので次回から
     2回に分けてもらった方が・・・量が多いので。」

私   「わかりました。大変な思いをさせてしまって、
     すいませんでした・・・」

いかがでしょうか?
A社もB社も伝えようとしているメッセージとしては
どちらも、
“もっと注文数が少なくても送料無料になるんだから
回を分けて利用しては?”ということで
大きく違いはないんです。

でも、こちらの受け止め方は全然違いました。

A社は、私のことを考えてくれての提案だと感じ
後味がとっても気持ちよかったです。

一方、B社は
私が迷惑をかけているような気がして
申し訳なく思いました。

いつも、私は配達してくださった後には必ず
「重いのに本当にありがとうございました。
 またよろしくお願いします」と言っているのに
この時はB社の方には言えませんでした。。。

これを機に私はA社ばかりに注文をするようになりました。

全体的に商品の価格は少し高いA社。
でも、例え玄関のやりとりであっても
後味よく買い物をしたいと思ったんです。

A社とB社の違いは
お客様のためのメッセージか、
自分のためのメッセージかという違い


それだけで受ける満足度は大きく変わるんだなと
感じた出来事でした。

ちなみに・・・
B社からは平均して1カ月に1度、15000円分くらい
届けてもらっていました。

15000円×12カ月=18万円

きっと仕事をしている間は利用し続けるでしょうから
10年だったら180万円
20年だったら360万円
これって、けっこう大きいんじゃないか!?
と思ったりもします。

私と同じように感じる人が増えると
この差がどんどん大きくなっていくんでしょうね。

あなたがいつもお客様に伝えていることは
しっかりお客様のための提案やメッセージになっているでしょうか?
一度振り返ってみるといいかもしれませんね☆



第3回目となる6月開催の販売力アップ!接客セミナー
を開催します。

セミナーの詳細はこちらから

2回目の接客セミナー受講者の感想はこちら

1回目の接客セミナー受講者の感想はこちら