こんにちは。
大野梨咲（りさ）です。
美女のたたずまいブログへようこそ。
私は子供の頃、
「綺麗なら人生は幸せ」と
思っていました。
でも大人になったら、
それは間違いと気づいたわ。
女性の幸せには
容姿以外にもっと大切なものが
必要で、その気づきで出版もしました。
大切なのは、
年を重ねて容姿が衰えても、
「あなたのお話を聞かせて」と
言われる存在になる事。
自然に人が集まってしまう
人惹きつける光を
持てるかどうか、ですね。
それを＜発光体＞と呼んでいます。
あなただけの＜発光体＞を
お探しするセッションを続けています。
今日は美も名声もお金も恋も
手に入れて、
やりたい放題に生きているかのように見えた
ハリウッド女優さんの
本当のところは・・というお話を。
こちらが前半部分です。
現代の感覚だと
とんでもない金目当てのひどい夫の
アドバイスなど聞き入れたリタ。
努力の甲斐あってか、
徐々に映画出演を増やし、
1941年には大作映画『踊る結婚式』で
フレッド・アステアと共演。
『踊る結婚式』？？？
大作だというけれど、
しらないわね、笑
1941年、リタは
『ライフ』誌の表紙を飾り、
（いずれも1941年のライフじゃないの、ごめんなさい）
第二次世界大戦中の
米兵憧れの女優として
当時人気絶頂の
ベティ・グレイブルと並ぶように。
（こちらはベティ・グレイブル）
2年間にわたって、
リタのブロマイドは一番人気だったとか。
映画監督・映画俳優・脚本家も出来る
オーソン・ウェルズも彼女に惹かれ、
リタも最初の夫と別れて
お互い愛し合って結婚するの。
1915年生まれのウェルズと
1918年生まれのリタヘイワースは
ちょうどいい感じですね。
外見だけがウェルズの好みかというと
そうではなくて、
私生活でリタが見せた繊細で優しく、
シャイな人柄にも魅了されたそう。
ウェルズは後にリタの人柄について、
「映画スターとして名を成しても、
リタはまったく嬉しくはなかった。
そんなことは彼女にはどうでもよかった」と
語っていて、ちゃんとリタを
分かってくれていたんだと思う。
でもリタはこの頃から、
アルコール問題を抱えていて、
家庭でその場を間近で見ていた
ウェルズはこう語っているの。
「お酒を飲むと、いつも怒っていました。
私にではなく……
ハリー・コーン（コロムビアの社長）や
自分の両親、兄弟などに……
そして車で丘をのぼるんだ…
そういう夜は本当に恐ろしいものでした。
私は、可憐な女性が傷ついていくのをただ
見ていることしかできませんでした」
ウェルズは脚本家でもあったので
人を観察する目をきちんと持っていて
リタの心の中を見ていたのでしょう。
でも、二人の間は
うまくいかなかった。
娘にも恵まれたけれど、
1948年に離婚に至るの。
リタがのちに
ウェルズに言ったとされているセリフは、
『人生で唯一得られた幸せは、
あなたといられたことよ』
これを聞いたウェルズは彼女に
ひどい扱いをしてきたことへの罪悪感に苛まれ、
そんな言葉が出るような
彼女の人生に思いを巡らし、
深い悲しみに包まれたそう。
『僕といた時間が幸福だったということは、
彼女のそれまでの人生は
どれほど辛いものだったのだろう』と
ウェルズは後に振り返っていたらしいの。
ーーー
私はこのオーソン・ウェルズの回想を
以前何かで読んだことがあるのだけれど、
今改めて見てみると
彼女の心の闇と悲しさを
ひしひしと感じるわ。
親に虐待されて育って
その美貌とダンスを活かす道しか
なくてハリウッドに行ったけれど、
きっと彼女が欲しかったのは
誰かから愛されることだけだったと思う。
でも、当時は毒親という概念もなく
彼女自身もどこからどこまでが
親の影響なのか、分かってない。
映画界に入って
成功すれば何でも帳消しに
なるわけじゃなくて、
経験してきた嫌なことが
いつもいつも心に残っていたと思う。
たとえばね、ハリー・コーンは
今なら明らかに社会的に
抹殺されるような
どうしようもない経営者なのよ。
※ コーンは独裁的かつ威嚇的なやり方で有名だった。
従業員からは「ハリウッド始まって以来の完全な暴君」と呼ばれ、
スタジオを「私的警察国家のように」牛耳っていると評された。
「スタジオのあらゆる音声機器には盗聴器が仕掛けてあって、
誰かに悪口を言われようものなら、
すぐさま拡声器で怒鳴りつける」との評判だった。
（ウィキから）
こんなやつが成功する前の
リタに何を言ったか、
どういう態度だったか、
想像つくもの。
傍目には華やかな
成功者のリタ。
でも、実際は
誰かに搾取されているだけと
感じていたのだと思う。
だから、アルコールに逃げ
理性が緩まった時には
親兄弟、搾取した人たちへの
怒りが抑えられなかったんでしょう。
本当はオーソン・ウェルズと
別れない方がよかったと思うけれど、
お互い人から注目される立場で
プレッシャーを抱えていると
夫婦は難しいですね。
でも、リタは強運の持ち主でもあったの。
華やかなシーンが常に用意されているような。
でもそれが彼女にとって
よかったのかどうかは、また別だわ。
続きます。
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