初回のケモ入院は特に副作用もなく無事に終了し
予定通り退院。
その二日後はケモをやると決まってから予約をしていた
ウィッグサロンの試着の日。
Linea-Storiaに行ったよ
なんせ、
卵巣癌TC療法でのパクリタキセルは
ほぼ100%脱毛するとのこと。
事前情報よると、
パクリタキセルが体内に入ってから
約2〜3週間後には脱毛し始めるとのこと。
脱毛し始めてからのヅラ探しは慌ててしまうので、
抜ける前に一つはヅラ持っておかないと、
ということで…
訪れたのは、
医療用としてもファッション用としても定評のある
Linea-Storiaのサロン。
エレベーターを降りると、こじんまりとした落ち着いたエントランス。
そこはまるで隠れ家的な個室エステサロンのよう
受付で名前を伝えると笑顔でスタッフの方が迎えてくれる。
おしゃれなインテリアで揃えられた個室に案内され、
本日の担当の方が名刺をくれて挨拶してくれる。
ドリンクメニューにて好きな飲み物をオーダーする。
・・・ってなんの話し
まずは来店のアンケートを記入して
一覧にあるウィッグの中から
事前にチェックしておいたウィッグを担当の方に伝え、
持ってきてもらった。
持ってきてもらったのは自毛の髪型に近いもので、
かつ、
自毛ではなかなか上手くできないようなスタイルのもの←ここ大事
選んだのは、この4つ。
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ウィッグを被るのにはいろいろと手順があって、
①黒いネットで自毛を包み込んでまとめる(ピンで止める)
②ウィッグを被る
③角度などを調節する
1〜4までの持ってきてもらったウィッグを順に被る
…
あれ?
…
なんか…
アタマ…
ボリューミーだけど??
まだ自毛が普通に生えている段階での試着だったせいで、
とにかくアタマが大きく見えるし、
ウィッグはしっかりとスタイリングされていることもあり、
毛量が多い。
これは…
まるで…
ヅラそのもの。
ヅラだけど。
いやちょっとまって…
この頭では外歩けない…
元々、
子供の時から自毛では前髪がないおでこ出しスタイルで、
前髪というものを作ったことがない。
なぜなら天パー(天然パーマ)だから。
前髪作るとクルクルするから
なので、前髪のないスタイルのヅラを選んでいたのだけど、
これがことごとく違和感。
まるでヅラ。
ヅラだけど
サロンの方曰く、
前髪のないウィッグは使いこなすのがなかなか難しいのだと。
しかも、
薬の影響で眉毛とかも抜けるので
前髪があるスタイルの方が人気なんだとか。
もの心ついた時から前髪あった試しがないので
違和感を感じるものの、
むしろウィッグだからこそ
自毛ではできなかった前髪あるバージョンを楽しもうではないか
と
気持ちを切り替える。
そして、サロンの方と相談し、
予定外のものもいろいろ試着さえてもらい、
これに決めました。
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まるでノーマーク。
決め手は
・Sサイズ展開のあるもの
・斜め前髪なので違和感があまりないこと
・アレンジしやすい長さ
などだけど、
でも
やっぱり被ってみて
似合うか似合わないか
違和感あるかないか
これが一番のポイント。
サロンに行くと無料でうぶ毛カットもしてくれるのだけど、
このころはまだ自毛がふさふさだし、
うぶ毛カットの必要性がよくわからなかったので
そのまま持ち帰ることに。
サイズもちょっと大きかったので縫い縮める方法を教えてもらいました。
自毛が無くなってくるとヅラのサイズも変わってくるということだし。
これで、抜ける落ちる前の準備は万端。
あとは自宅で被り方の研究に勤しむことに
あとあと、
つるっぱげになってくると
いかにウィッグの産毛が重要かを知ることになる。