こんばんは、山崎理恵、通称みりえです。
母親は、子どもを愛するのがあたりまえ。
子どもを１番大切にするのが、あたりまえ。
そう思いすぎて、母親も子どもも、どちらもつらくなっていることが
多いです。
子どもを大切大切、といいながら、母親が子どもを、
ぎゅうっとにぎりつぶそうとしている。
そんなことが、実際にあります。
お母さんが、子どもへの愛を、自分の生きる糧としてしまって
いるんですね。
子どもに自分が必要とされることで、自分の存在価値を
持ちます。
こうなると、子どもの人生に、必要以上に介入してしまいます。
「子どものため」と思っているので、本人は、良いことを
しているとしか思っていません。
実際、いいお母さんに見えるので、子どもが１人苦しんで
しまうということが、日本ではけっこう多いです。
お母さんに喜んでもらおうと、勉強をがんばります。
勉強ができない子も、できる子も、どちらも大変です。
勉強ができない子は、お母さんのがっかりした顔に、
傷つきます。
「私は、お母さんを喜ばせられない」
そこから、自分の価値がどんどん下がってしまいます。
そのことで、成長した時に、モラハラ男性やダメンズを
引き寄せてしまったりします。
勉強ができる子は、お母さんの嬉しい顔に喜びます。
「また、いい点数をとって、喜ばせよう」
そこから、その子のがんばりの道が始まります。
がんばりは大人になっても続いて、いつもいつも、
「いい会社」「いい評価」「いい結婚」「いい妻」
「いい母親」……、
と、がんばりの道は、永遠に続きます。
どちらも、幸せじゃありません。
勉強ができた子の母親だけが、幸せかもしれません。
といって、表面的な幸せですが。
お母さんの機嫌をとる人生ではなく、
自分の人生を生きたかったら、お母さんの愛を、
心のなかで断ち切ってみることが大切です。
別に、実際にお母さんを捨てなくてもいいので、
心のなかで断ち切ってみましょう。
お母さんは、自分の喜びを、自分でみつけるべきです。
あなたの成果に喜びをみつけているのは、
本当は愛情ではありません。
自分で自分の喜びをみつけられ、おもしろいことを教えてくれたり、
一緒にかけっこし、空を見て一緒に笑ってくれたり、
そういうのが愛情です。
あなたの失敗も、だめだめなところも、「しゃーないね」と
受け入れてくれるのが、愛情です。
お母さん、いつも幸せ;そう。
子どもにそう思わせるのが、愛情です。
もし、お母さんが、それができない人だったら、
あなたが、お母さんを幸せにしないといけないと、
どこかで思ってしまっているのなら、
自分で、お母さんのまちがった愛情を断ち切ることが必要です。
お母さんは、お母さん自身の足でたてばいいのです。
あなたが、自分の人生の喜びを犠牲にして、支える必要は
ありません。
お母さんを喜ばせたい。
その気持ちで、そばにいる大切な人を傷つけていることがあります。
恋人や、夫、子ども達。
そして、なにより、あなた自身を傷つけています。
お母さんの人生は、お母さんの人生。
あなたの人生は、あなたの人生です。
お母さんの人生のために犠牲になることは、
自分の人生を生きることの逃げでもあります。
お母さんのため、と言いながら、
本当は、あなたが、自分の人生を生きることを恐れています。
だいじょうぶですよ。
お母さんの愛情を断ち切っても、死にませんから(*^_^*)
自分の足で自分の人生を歩きだすと、
空が青く、緑がみずみずしいことに気がつくでしょう。
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