９月１８日（金）のゆるゆるムーンライブショーのゲストは、
写真家の大関学さん、
魂のセッション恵美さんご夫婦だったんだけれど、
とにかく素敵としかいいようのないご夫婦だった。
学さんの撮るエイミー（恵美）さんが、とにかく色香がある。
仲良しの夫婦はたくさんいる。
でも、こんなふうに色香漂うご夫婦は、日本でとんとお目にかからない。
若くても、新婚でもそう。
この深い味わいの色香はなんだ～、というのが、とてもお聞きしたかったのだ。
だから、もう放送ののっけから、ゆっちょが
「みりー、何か言いたそう」とふってきた時には、口にしていた。
「あぶ（学さん）さんにとって、女性の色香とはなんですか？」
まあ、いきなりの質問だったので、あぶさんも困る。
「では、奥さんの色香とはどこですか？」
の質問に、あぶさんが答えてくれる。
（以下、だいたいの会話です。正確ではない）
「日常のなか、部屋で撮ったりする。家の中。
お風呂上がりに、下着つけたりする、そういうところで、
やっぱりそそられるところがある。
『ちょっと待って、今撮るから』」
あぶさんは言う。
「夫婦でも恋人でも、相手に（色香）
感じてもらえなくなったら、
緊張感がなくなる。
相手に感じてもらえるものを、男性ももっていることが大事。
（お互い）常にそういう緊張感は
やっぱりあったほうがいい」
ここですよ、ここ。
二重線ひきましょうね、皆さん。
日本の夫婦は、ここがなくなるのだろうな。
お互いに「甘えられる」というのはとても大事なことだと思うし、
それさえできない夫婦、恋人は多い。
自分の「こうしなければ」を押しつけあって、戦う必要がないのに
戦っているカップルは多い。
だから、互いに「甘えられる」状態になっているカップルはとてもいい。
が、その上にいきたい。
やはりね、いつまでも色香が感じられる夫婦っていいよね。
学さんは言う。
「どのご主人も奥さんに、『おおっ！』って思う時がある。
その瞬間を言葉して表現する人もいれば、
おれは写真が好き。
残したい。
だから、写真を撮る」
ここね。
男性は、きちんと表現したほうがいい。
言葉でも態度でも写真でもなんでも。
で、女性は、「おおっ！」って思わせてナンボ、なのでは。
でもそれは、作った美しさじゃない。
エイミーさんが、あぶさんに初めてプレゼントされたのが、
エイミーさんの写真集。
でもエイミーさんは、「嬉しくなかった」
その写真の中のエイミーさんは、美しくなかったから。
爆笑していたり、歯並びが悪かったり、あごが変になっていたり。
「メイクで作った、自分が思っている美しい自分」じゃなかった。
あぶさんが言った。
「何で嫌がるの？ すごくきれいなのに」
あぶさんは、エイミーさんの作られた美しさを愛したわけじゃない。
素のままの、生き生きと生きているエイミーさんの輝きを愛したんだ。
婚活用の写真を撮りにこられた女性がいた。
美しい人なのに、自分に自信が持てていない。重いものを抱えていた。
あぶさんは言った。
「そのままの笑顔でいいじゃないですか」
「それ（素）を気に入ってもらえないと、（素がわかって、いずれ）
離れていってしまうのが前提。
素の自分を好きになってもらって、
素の自分でいられたほうが
いいじゃないですか」
彼女は半年たって、婚活をやめたそうだ。
自分自身に自信を持ったから、あえて婚活することをやめたのだ。
「結婚はゴールじゃない。
ほんとの目的（は、素どうしでずっと一緒にいられること）」
「自分の素敵なところを知っていない。
全員に、色香がある」
エイミーさんが言う。
「年齢を重ねて、悲喜こもごも、
引き受けられる良さ」
「山の手線に、ふつうのおばあちゃんが乗っていた。
すごいきれい。
色々あったけど、今ここにいるんだな。
人の美しさっていうのは、こういうことだな、と思って。
人の美しさに、心が動く」
口を開けて笑い、隣にいるあぶさんを何度もみつめ、あぶさんと同じ姿勢に自然になるエイミーさん。
彼女は、美しい。
年齢を重ねた今の彼女の美しさが、そこにある。
それをあぶさんは、切り取って残す。
素敵なご夫婦。
心からそう言えるご夫婦って、これまで見たことがなかった。
エイミーさんは、放送前からこのゆるゆるムーンライブショーを素敵にご紹介してくださったり、
フェイスブックのメッセージでみんなのグループを作ってくださって、
こまめにご挨拶、ご連絡をくださいました。
この丁寧さ気配りが、お二人の人生とお仕事を輝かせているのだと
私はほうっとほうっと見とれていたのでした。