下の子がAO面接試験から帰ってきた。
「1つ、答えられなかった」
まあ、だいじょうぶでしょ。
9月6日（土）の
「SWITCHインタビュー達人達
怪談家 稲川淳二（６７）
×
漫画家 楳図かずお（７８）
映画監督 」
きた～。
楳図かずおさん。
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子どもの頃、楳図さんの漫画がめちゃくちゃ怖かった。
怖くて怖くてたまらないのに読んだ。
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蛇女がよく出てきたんだよねえ。
もともと恐がりなのに読むから
もう～ほんとに怖い。
夜、トイレに1人でいけなくて
母にトイレの外までついてきてもらったり。
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読まなきゃいいのにねえ。
止められない怖さっていうのかな。
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あの独特の絵も怖かった。
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稲川さんが楳図さんの漫画を評して
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モノクロなのに
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「色が見えて
音が聞こえて
画面が動いている」
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うん、そう。
そんな感じで子どもの頃の
５感に迫ってきたから怖いんだよ～。
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でも楳図さん、すごいね。
小学生の頃からプロを意識して漫画を書いていたという。
で、高校生の時に
14歳の時に書いた漫画でデビュー。
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「高校生の時からホラーやろう。
でも世の中は
受け入れてくれない。
顔が怖いからダメです」
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で、しばらく貸し漫画家としてしのぐ。
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彼は語る。
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「時期がある。
時期を
自分から
むりやり追っかけるんじゃなく
来たときに
ちゃんと（出せるように）
実力はつけておこう」
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29歳の時に
「へび少女」（１９６６年）が大ヒット。
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天然的な印象から
てきとうに書いているように見えるけれど
そうじゃなくて計算しつくしている。
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「漫画って、
『線で描く』ところに秘密がある。
線の１本１本の力の入れぐあいで生きてくる。
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生き物も人間も
ものを識別するときに
ラインで識別している。
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要するにカタチ。
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漫画って、
ラインでできた1つのシグナル。
シグナルがうまくハマると
生きているように見える。
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脳の中のどっかにビタっと結びつく仕掛け」
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だからだね、
なんか５感に迫ってきてたのは。
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漫画はライン、カタチで迫る。
物語は言葉の組み合わせで人の記憶をほりおこして
つないで５感に迫る。
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ではまたね。