下の子が
「『マディソン郡の橋』
が見たかったんだよね」
と急に言い出した。
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『マディソン郡の橋』?
そうとう古い映画だけど。
これは、かな~り前にビデオで見た。
フランチェスカというアメリカの田舎の主婦が主人公。
夫と子どもたちが一週間いない間のできごと。
カメラマンのキンケイドが橋を撮りに
やってくる。
フランチェスカはキンケイドを案内したりするうちに
食事に招待する。
食事をしたりしているうちに
2人がかなり気が合うことがわかる。
あまり人と合わないキンケイドが
フランチェスカ相手だと素でいられる。
フランチェスカも
これまで忘れていた文学の趣味などを思い出す。
つまり、自分らしさを思い出す。
で、4日のうちに恋人関係になり
キンケイドは
「これは生涯に1度の確かな愛だ」
「一緒に来てくれ」と言う。
でもフランチェスカは行かない。
家族は捨てられないと葛藤するのだけれど
子ども達はあんがいもう大きい。
子ども達のことは
なんとか考えればいいので、
フランチェスカが
捨てられなかったのは
「これまでの自分」
なのかもしれない。
キンケイドもフランチェスカも結局
亡くなるまでお互いを忘れられなかったという
悲恋物語として描かれるんだけれど
どうなんだろうと思う。
彼女の遺書には
「自分の身体は家族に捧げたので
残り(遺灰)は橋にまいてほしい」
(こんな感じ)と
なんとなく悲劇のヒロインっぽいのだけれど
フランチェスカが
単に自分の人生を
生きられなかった話
といえばそういう話なのだ。
ではまたね。
夜投稿予定。