美余さんってさ
そもそも何で
立石さんと結婚したんですか?
先日ご紹介した
と同じくらいの頻度で
よく聞かれる質問です。
どうやら全く違うタイプに
見えるのだそうでして。
こんにちは!
福井 美余です。
私は2回目の結婚までは
なにをおいても仕事が一番でした。
一番大好きで育ての親だった
おばあちゃんが亡くなった日も
いつも通り仕事に行ったほどです。
自分の夢や仕事を優先しすぎたために
結婚生活がうまくいかなくなる。
女性が仕事の夢を叶えていくこと
家庭で幸せを叶えていくこと
この2つのバランスを取るのが
これほど難しいことなのか…。
嫌というほど思い知りました。
家庭を優先すると
仕事をセーブしなきゃならない。
そうすると
どんどん焦りや悔しさが
込み上げてきます。
今までの頑張りは
何のためだったの?
みんなに先を越されていく
って。
仕事を優先すると
家庭がおざなりになります。
時間も価値観も合わなくなってきて
ただ一緒に暮らしているだけで
心はどんどん離れました。
2回目の離婚をしたとき
正直なところ
結婚にはウンザリでした。
これで身軽になって
仕事をバリバリこなして
登りつめていきたいし
男性なら恋愛で十分だし
結婚なんてもう足かせだわ。
そう思っていたんです。
》》》夫と付き合いはじめた頃も
一生、同棲で良いな。
と思っていました。
夫は地味目な感じで大人しいし
365日仕事のことばかりで
刺激的だったり
華やかだったり
そんなタイプとは
ほど遠い感じですが…(笑)
夫という人の
ちょっとした一言や
ちょっとした優しさに
日々触れていくと
自分がどんどん
成長できていたんです。
夫はわたしとは全く
違うものの見方をします。
ねぇ、これってこう思わない?
あの人って、こうだよねー。
なんて同調を求めても全く動じない。
というか
同じことを、私とは違う方向から
見たことを話してきます。
なので
米粒なみに小さな私の視野が
どんどん広がりました。
最初の頃は
ぶつかることも
腹が立つこともあったけど。
少しずつ
そんな考えもあるんだ
そんな見方もあるんだ
なんて思っているうちに
嫌だった物事が嫌でなくなり
嫌いだった人が嫌いでなくなり。
あらら?
なんだかわたし毎日がハッピー。
仕事優先でも家庭優先でもなくなって。
仕事があるから家庭が幸せ。
家庭が幸せだから仕事もがんばれる。
気づいたらそんな風に
両方を楽しめるようになりました。
うまく言えないけれど
心が柔軟になった感じです。
自分と似た人や同じ考えの人といると
とても気が楽です。
でも
自分がどれだけ
独断と偏見に満ちているか
分からないままだと
世界のステキさに
気づかないことが多いです。
夫と結婚すると言いはじめたときには
まわりには少し驚かれました。
あまりにタイプが違うので
え?美余ちゃん、いいの?
あんな普通っぽい人でいいの?
みたいな。
そりゃ結婚なので
結婚してみたら紆余曲折
山あり谷あり
いろいろありましたが…。
私には夫が良かったです。
なので
なんで結婚したんですか?
全くタイプが違いますよね?
と聞かれても答えはよく分からないけれど。
たぶん
自分がいる世界のステキさに
気づかせてくれたからかな。