こんにちは、営業部長です。
昨日の投稿の続きです。先週末に埼玉の知り合いの生産者を訪ねてきました。新型コロナの影響で外食がらみの売上はどこも低調です。それに追い打ちをかける昨今の野菜価格の下落は、生産者にとってはさらに大きな痛手です。今秋台風被害がなかったことが幸か不幸か、暖冬による豊作もさらなる価格下落の要因となっています。暖冬の影響は秋冬野菜の先食いを引き起こしており、年明けに寒くなってからの品不足が今度は消費者を苦しめるかもしれません。いずれにせよ、品があっても無くても厳しいのが生産者なんですね。今回は2軒の水耕栽培生産者のところにお邪魔してきました。以下レポートいたします。
まずは、さいたま市の岩槻野菜工房さん。こちらでは、水耕のサラダほうれん草をたくさん作っておられます。弊社も創業当時に色々と勉強させていただき、今でも時々アドバイスをいただく水耕栽培の大先輩です。現在はほうれん草を市場出荷していますが、安価とはいえそれなりに値が付いているようです。ただ、来年には息子さんの入社の予定もあり、今後の栽培作柄や販売方法についても悩んでいるようでした。とりあえず新しい試みについては積極的に取り組もうとされている話の中で、先般弊社にしつこく協力要請のあった静岡の水耕ほうれん草案件が、こちらに流れてきていたことを知りびっくりしました。結局地場産でなくてもよくなっていたのですね。
その後、NFTとDNF、ロックウールとウレタンの違いはありますが、改めてほうれん草栽培の方法を親切丁寧にレクチャーしていただきました。来年にはまた弊社でも再チャレンジしたいと思っています。ご多忙の中2時間もお話いただきありがとうございました。岩槻野菜工房さんは首都圏のスーパーでよく見かけるサラダほうれん草の生産者です。店頭で見かけた際はぜひお買い求めください。
次は上記写真の熊谷のグリングリンさんです。こちらではベビーリーフを専門でやっておられます。以前、弊社でもチャレンジしようと勉強させていただいたことがきっかけで知り合いました。社歴もほぼ同じで、以降色々なことをいつも参考にさせていただいています。今回の訪問ではひと通り出荷までのオペレーションを見せていただいたり、農場の様子も確認させていただきました。お話では現在取り組んでいる大手ネット通販O社での話が主でしたが、弊社がO社とは以前取引していたこともあり色々とアドバイスをさせていただきました。
グリングリンさんの商品開発力には以前から注目しており、現在は和風ベビーリーフが好調のようです。ベビーリーフは棚持ちが短く品質管理が大変な商品ですが、こちらではこの商品一本で勝負されています。中身の配分を変えたり、珍しい野菜を混ぜたり、パッケージやネーミングなど見せ方を変えたりと、実に上手にやられていて勉強になります。弊社のように多品種栽培でオペレーションが非効率になる一方で取引先の幅を増やすのがいいのか、商品を絞り強い商品力と作業の効率化で勝負していくのか、大いに考えさせられました。お忙しい午前中に長々と居座ってしまいすいませんでした。ありがとうございました!
埼玉で水耕栽培のベビーリーフ・レタスの仕入れは「グリングリン」【公式】 (gringrin.co.jp)
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