梅雨明け宣言が出て、代わりにこのところ高温注意報が出ているくらいの猛暑だが、あまりクーラーは使っていない。それは朝夕2〜3回の水撒きと、これまた1日2回のシャワーのせい。特に庭に水を撒いて乾くまでの数時間。日陰だと非常に涼しい。これは昔からの生活の知恵、最近テレビなどで盛んにクーラー使用を勧めるが、郊外の一軒家だとクーラーより水撒きの方がエコでいい。その分水道使用量はかさむが、クーラーは熱の移動だけ(室内から屋外へ)。散水も熱移動には違いないが大気から熱を奪い気化熱として水から水蒸気への「状態変化」という違いがある。これは大きい。
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涼しい庭で炭酸水とウイスキーで昼から読書て、まさにリタイヤ人の贅沢。
今夜もコロナ下でサタデーナイトフィーバーに来る出す予定。
『2030年の世界地図帳』
落合陽一著、SBCreative、2019年初版。
最近、若者向けのYoutube動画で時々見る人物で、期待して読み始めたが、ちょっとガッカリ。というのは文字通りの資料集?(地図帳)でそれを <どのように使うのか> という重要な点についての記載はない。あとは読者が自分で考えてくださいということなのだろうが、それでは目的は得られない。
また、問題はどのように資料を集めるのが、<公平で正確なデーターを得る> ために必要かという基本的な技術もここには書かれていない。残念な1冊。また資料を網羅的に提供しているわけではない。重要と思われるデーターが示されていない場合も散見する。
例えば、再生可能性エネルギーで太陽光と風力は書かれているが海流発電については、まったく書かれていない。実際日本は周りを海に囲まれ、かつ巨大な海流、対馬と黒潮が流れているにも関わらずほとんど実用化されていない。中国がすでに実用実験を始めているにも関わらずだ。p78
あるいは、車関係でいうと、自動運転や電動、あるいはちょっと実現性に乏しい「空飛ぶ車」については書かれているが、これから日本で最重要と思われる共有=シェアードカーについては本文には触れていない。p80 対談で別の論者が指摘するのみ。
とりあえず一気に100ページ程読んでみたが、そうした点に不満を感じた次第。今後も読むつもりではいるが、さてこの最初の印象は変わるか?
インドの発展の背景には英語圏のほか、米国と時差がちょうど12時間あること。インターネットを利用すれば、これで24時間体制が完成する。p88 これは「フラット化する世界」で描かれたこと。
<データーベースとして>
2033年の空き家率は30%を超えると予想されているらしい。p80
それが事実ならば後5年くらいの間に自宅を売却した方がいいかな? ま、福岡近辺だとまだ需要はありそうだが。
