覚悟 & 『辺境中国』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

このところ書き溜めが増えているので今日2回目の投稿。

今日もモールのスタバで読書三昧のつもりだったが、人出は完全に戻ってきていたので混み合っていて、早々に退散。



<覚悟>
二度の国家の危機に際し「僕ちゃん、お腹が痛い」と言って尻尾を巻いて逃げだした政治家が今回の「ウクライナ危機」を口実に「核共有」を口に出す。胆小鬼AB。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220303/k10013511741000.html

ロシア制裁が国内のエネルギー価格の上昇を引き起こし、エネルギー確保に支障を来すと逃げ腰の経済人。(因みにガソリン価格は、昨日39.9L入れて6463円。これは11月末時点の40Lの6240円に比べ3.5%上昇)。
https://diamond.jp/articles/-/298065?page=4
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a219909e2a64e3c6979abb62b16e7a4f03250a0

前者の卑怯者に告ぐ:
物価上昇に耐え、ウクライナを支援する。その「覚悟」なくして、《口先だけ勇ましい人》は信じられない。しかし同時に政治は妥協。ディベートではなくダイヤローグで、ロシアとの妥協点を探るのが真の政治家。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6853/trackback

後者の経済人へ告ぐ:
エネルギー問題は今に始まったことではない。《都合の悪い事は気づかなかったことにする》からこうなるのだ。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6858/trackback




『辺境中国』
デビッド・アイマー著、白水社。2018年初版。
原本はThe Emperor far away, David Eimer 2014.

8年前の本である。中国を語る時、10年が限界かな?と感じているが、ま、何とか許容範囲(汗)

著者はサンデーテレグラムの北京特派員を2007~2012年勤め、辺境を含めあちこちに取材したようだ。勿論、冒頭から厳しい批判の内容だが多少割り引くことも必要かと。

『中国人は自分たちを巨大な家族と考える』とする。p14

これは家族構造としてのTodd流に言えば「外婚制共同体型」。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3477/trackback

瀬川昌久流に言えば「傍系型拡大家族」とし、父息子の絆と兄弟間の対等性によって結びつけられた大型の家族ということとつながる。
http://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3497/trackback

そして、その政治思想的帰着点として費孝通の『多元的一体』が生み出されたこととつながる。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3539/trackback

この本が書かれた時点で(2014年)、ウルムチのウイグル人は人口の10%。p22 著者がウルムチで取材する時、最初にしたことは、現地のSIMを手に入れたこと。なぜなら、彼の電話番号は当局に知られていたから。p26 

さて、今はどうだろう?簡単にSIMは手に入るのか? 今は実名制が基本で、匿名での購入は無理だと思うが? どうだろう? これは早速、現地の人に聞かねば!

新疆のGDPの半分を占める石油、天然ガス業界の労働者のうちウイグル人は1%。p28 しかも彼らは新疆の田舎からの出稼ぎが多い。p33

ここで非常に重要だと思われることが書かれていた。それは「新疆は中央アジア、ロシアへの戦略上の盾の役割を持つ」ということ。p30 ロシアにとってのウクライナ?の位置と同じ?