今日2回目の投稿。
<私の理解>
「真珠の涙」さんのコメントで気がついたのだが、日本のデジタルワクチン接種証明アプリは 《役場の窓口で紙の接種証明書を受け取る仕組み》 を、そのままデジタル化(?)したものだと気がついた。
本来のクラウド化ならば接種会場で注射する看護婦さんの端末からクラウド上に接種情報が直接アップロードされ、分散して情報が保存される。図のC1、C2~Cn、のような仕組みだ。

図
分散することで何れかが壊れても問題ない(従来型のように役場のパソコンに保存したら洪水で水に浸かったら終わり)。
私や役場の人はスマホやパソコンでクラウドから情報を直接ダウンロードして最新情報を得ることが出来る(A型)。これがこれまで少なくとも私が経験したクラウドシステム。
ところが今回の日本の仕組みは一々役場の窓口に情報を聞きに行くようなもの(B型)で、紙の証明書をもらいに行くのと何らかわりない。
これは技術的問題というよりもコンセプトが理解されていないことから来るのではないか?
私のこの理解が間違っていたらコメント頂きたい。
『図解SDGs入門』4
iPhoneは全て政府資金のイノベイションからなると言われているらしい。ネットもGPSも考え
てみれば全て軍事技術。p136
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/1326/trackback
勿論当時はこの軍事技術が民生にこれだけ活用されるかなんて誰も想像できてはない。それが先端技術というもの。10年先どころか、5年先だって誰もわからない。
「教師の給料は安いのか?」という章で、高収入のランクに大学教授と小中高の教員の年収比較をしてあるが、これは問題。p180
何故なら20代の小中高の教員はいても、20代の大学教授はいない。40代で大学教授になるとニュースになる程。大抵大学教授になれるのは50代。
これには理由がある。教授の定年は大抵65歳以上なので。もし40歳で教授になるとその後、四半世紀教授のポストを占める。その間に能力の賞味期限が過ぎることは十分にあり得る。そうした観点はこの著者にはないだろう。
そんなこんなで、沢山文句のつけられそうな資料集(=著作とは言わない)だが、それなりに基礎知識を得るのはいいかもしれない。とりあえず『お薦め』としておこう。