今日はオフ日♪
<事実に基づかないコロナ政策>
EBM(Evidence Based Medicine)という言葉がある。事実(データー)を基礎とした医療というもので、医系学生は1年生の時から勉強させられる。これは実は《医療が必ずしも事実に基づいて行われているわけではない》ことの証左でもある。なぜならEvidenced Based Chemistryとか、Evidenced Based Biologyとは云わないから。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2330/trackback
昨夜、『報道1930』で驚くべき話を聞いた。データーなしでブースト接種(3回目ワクチン接種)は2回目の8ヶ月後と決まったらしい。番組で児玉先生が2回目以後にコロナに対する抗体価が落ちていることは既に論文にしていたと言うし、海外の報告でも同じ結果がとうの昔に出されていた。例えば、韓国はそれに非常に早く反応した。
もちろんコロナは細胞性免疫の役割も大きいと聞くので、体液性免疫のデーターだけでは決められない側面はあろうが、では細胞性免疫に関するデーターがあったのかといえば、皆無のようだ。つまり日本ではNEBP (Non Evidenced Based Political measures)が行われているということ。
官僚が専門家の持つデーターを聞かずに勝手に決めたのか? これは昨日の話とも重なる。《専門知識を持たない官僚が専門家を監督している》
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6833/trackback
未だにPCRの検査能力も世界に比べ非常に低い。この検査能力が防疫に重要な因子であることは既に2年前に出ている。2020年8月の段階で『人口100万人当たり5万~10万検査』が感染を抑圧できる閾値とした。つまり日本の人口ならば100倍。500万から1千万検査。中国が既に軽く達成している数。かの国がうまくコロナを抑えているのもこの数字から納得できる。これはもう一度言うが2年前のデーターだ。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6266/trackback
PCRそのものも40年前の古い技術、しかも今は完全自動化も進んでいる。2年前の4月の時点で、リタイヤした爺さんもPCR検査のボランティアに手を挙げたくらいだが、それも無視された。基礎データーも取らずに、重要な政策を決めたのか? また段々腹が立ってきたぞ!
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6132/trackback
ところで既にデジタル接種証明書は多くの人がダウンロードしている。私などは初日にダウンロードしたくらいだ。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6781/trackback
役所が郵送で3回目のワクチン接種券を配るより簡単で早く、かつ労力もかけずに3回目接種の手続きが取れずはず。何故こうしたことが頭に浮かばないのか? やはりここは「論破王ひろゆき」風に、
『こいつら、バカじゃね?』 と叫ぶべきか?!
『シン・ニホン』14
著者は部門とプログラムの分離、あるいは二重専攻を薦める。例えば内科領域では今やAIの方が正確な診断が出せる。これは医学のドメイン知識とデーターサイエンスの両方ができる研究者により開発させる。p259 現在米国のトップ大学では、学生の半数が計算機科学を学んでいるとか!p261 日本は教科をマトリックス型にして医者になるものでも統計学や物理化学を学べるようにすべきだろう。
この著者は分子生物専攻からこの分野に入った人なので、その歴史をよく知っている。遺伝学と物理化学の融合からこの分野は生まれた。p262
論文の数は予算と0.952(日本は0.982)の相関率を持つという、事実をまず受け入れるべき。p269 面白いことに中国はその数値がやや小さい。これは中国が今盛んにキャッチアップしている状況だからだろう。そのうち同じような数字になるはず。p271
図5-5
そして痛快にも、その成果を得るためには『選択と集中の真逆をやるべき』だという。p272
まさにその通り! 先の見える研究など本物ではない、その研究が10年後に花咲くのか、単なる趣味の世界で終わるのか誰も判らない。それをアカデミックな素養のない官僚が判ると勘違いしていることに最大の問題がある。