デジタル後進国日本 & 『人口減少時代の論点90』 | Hiroshiのブログ

Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
黒曜石リーグ +20XP,50859XP,学了十三分钟的汉语。

https://www.youtube.com/watch?v=Kgha36EPdf0&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=2
HSK4#13~HSK1#2 背了三十七分钟的单词。一共五十分钟。

今日は勉強意欲なしで、週末にする予定の仕事を前倒してやることにした。それと土曜は追加勉強も決定(涙)それにこんな日は運動も進まない。

そんなこんなで今日は早めのUP(汗)



<デジタル後進国日本>
今回のコロナは色々な日本社会の問題点、特に行政や医療の問題点を明らかにした。特に個人的に衝撃だったのは日本社会が北欧や中国に比べデジタル化が極めて遅れている現実だった。なにしろ全国規模で本来行うべき行政が未だにクラウドを使っていないという情けない状況であることを最近知った。

あのVRSのワクチンパスポート=「新型コロナワクチン接種証明」は初めて政府が使ったクラウド型のシステムだとか! 情けないにも程がある。クラウド自体は個人的には80年代末に初めて使い、その後常時使用していただけにその絶望感は半端ない。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6816/trackback

これだと端末は安いスマホで十分、巨大なデーターベースや複雑な計算はクラウド上のスーパーコンピューターが全て引き受けてくれる。ユーザーはスマホで質問入力し、回答を受け取るだけ。1990年頃に最初に使い始めた頃は半日かかった計算も、最近は数分で回答が来ていたのでデーターベースが何桁も増えているのにスパコンの計算力は飛躍的に向上しているのだろう。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6775/trackback

今、地元の自治会公民館をデジタル化しようと色々、手を回しているのはその危機感があるからだ。とりあえず予約と開錠はクラウド化、リモート化を済ませんたが、それが使えない利用者=高齢者は多い。高齢者世帯の多い、この地区は時代に取り残されそうになっている。否、《日本全体が世界の潮流から取り残されつつある》にちがいない。

例えば医療。今でも多くの病院で未だに手書きのカルテを使っている。それならば、かかりつけ医以外に見てもらう必要が出た時、どうすればいいというのだ?! 紹介状を書いてもらう? そんな暇がない時どうするというのだ! 例えば災害や救急時にどうする! しかも紹介状だって頼めば高額な医療費を要求する!!

こうした旧態依然の仕組みの背景には医師会の既得権益がある。本来カルテなどはマイナンバーに紐付けしてポータブルなものにするべきなのに!! 未だに保険証がマイナンバーカードに変更できないのもそうした背景がある。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6667/trackback

また指導すべき厚労省自体が時代遅れ、無能化しているからだろう。役人の駄目度はCOCOAやワクチンパスポートのダウンロード時に痛感した。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6781/trackback




『人口減少時代の論点90』
井上正良ほか、公人の友社、2019年初版。

初めてきく出版社名。まず、その点に興味がひかれ調べてみた。Twitterがヒットしたが、それによれば、
https://twitter.com/koujin1979

『市民、自治体職員、研究者のための自治・分権テキストを刊行する出版社です。1979年創業。行政学/地方自治/地方創生/まちづくり/公務員昇任問題集』 とある。

取り立ててのことが書かれているわけではない。既によく知られたことばかりだが、知識を整理するには良いだろう。

単身世帯の割合は2035年頃に全世帯の40%に近づくことが予想されている。しかもその多くが高齢者世帯。これは驚くべきこと。2015年時点では33%、1960年時点では何と15%。如何に社会が変化したかがわかる。p29 このことは現在の地元の現状とよく合う。このままでは高齢者世帯が取り残されるということだ。

これには都市への人口集中と過疎化が背景にあるが、地方定住を阻む要因として医療施設と仕事場の問題があるとか。p36 前者は意外だ。何故なら普通若者は病院には行かないのでそこまで医療が問題になるとは想像できなかった。後者の仕事はよくわかる。

人口の5割が三大都市圏に集中しているとか。p38 この集中は経時的に見ると60~70年代の高度成長期に大幅おこり、80年代に減少した後、また徐々に現在まで続いている。図表10 p39

高齢者の項目では、地域での高齢者移動支援が挙げられているが、p55まさにその通りで、地元でも自家用車が必要。但し、これは自動運転のシェアードカーが実用化されれば解決する問題で、日本は単に生き残り策というだけでなく、高齢化社会の解決を掛けて、全力で展開すべき課題だと思う。また高齢者の犯罪では、生活困窮による窃盗事件が多いとか。p56 悲しい現実だ。