実践行動経済学 & 『「信」無くば立たず』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
黒曜石リーグ +53XP,24302XP,十一分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=xer8C_poG98&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=10
HSK4 #8~#10 背了五十九分钟单词。一共一个小时十分钟。

今日はやる気なしで午後から外出。図書館へ外部借り出し図書の返却とモール行き(汗)今日もスタバで読書三昧。『阿片戦争」が超~面白い!


特に運動はなしだが、モールで移動距離は1.9km,3313歩、0階。



<JAF(=天下り先)退会>
何十年もJAFに入っていたが一度も利用したことはない。年会費の振込予告のメールが来ていたのでこの際退会することにした。

年4,000円、高額ではないが安くもない。今は自動車保険でカバーされることも多いし、何より何十年も一度も使ったことがないという過去の記録から不要と判断した。これもダウンサイジング・プロジェクトの一環。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6026/trackback

ところでスマホの専用アプリからもパソコンからも退会手続きはできない。電話連絡が必要でハードルを高くしている。但し、申し込みはどちらも可能だし、確か入会も運転免許更新会場で半ば強制的に入会した経緯がある。今はどうか知らないが、当時はよく知らずに当然入会するものだと思っていた。役人の天下り先の構図が典型的に現れた例。因みに以下のサイトによれば「車を所有する世帯の半分程度が加入している計算」だとか。
https://jisin.jp/life/living/1759744/

これも典型的なデフォルト設定。これについては行動経済学に詳しい。今日はそれに対抗して実験行動経済学を実践した。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6020/trackback




『「信」無くば立たず』2
中国の伝統的な強い家族主義、男子の平等相続、親族以外への不信。こうしたものが近代的大企業を育てる上で障害となり、栄枯盛衰を繰り返すというのが著者の考えで「ジリ貧社会を生む」という表題通りの結論を導きだす。

これが間違っていたことは誰の目にも明らか。世界の新興大企業としてGAFAM plus 3とは、BAT。即ち百度,アリババ、テンセントである。すべて中国企業。間違いの原因の1つがデジタル社会を予想できていなかったこと。これらはすべてファブレス企業。工場はおろか、不動産すらも持たない。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5270/trackback

ここで華僑についての議論があるが、これらは確かに強い家族というか、宗族の絆で繋がり世界展開ができた。しかし著者はこれらは「永遠に行き戻りする社会構造」なので大企業にはならないという。確かに先の3つの企業は華僑由来ではない。いやそれとは全く異なるルーツを持つ企業であり、流石に著者といえども四半世紀後を予測することはできないほどの時代の変化だったということ。

次に話題にするのはイタリアの同じような家族主義の中小企業について。これを著者は「イタリアの中の“儒教社会”」とするが、流石にそれは言い過ぎだろう。p163~ この組織は「非道徳的家族主義」だとするが、ここでいう非道徳的というのは市民精神や大きな社会制度との一体感を築けない制度という意味で使っているようだ。p166

ところでここで著者はイタリアは3つに分かれるとする。北部、中央部、南部。特に南部がここで著者が議論する社会となるわけだが、前2者は近代的産業を発展させる能力を持ち、繁栄している理由に社会資本の充実にあると断定している。p174 

因みにE. Toddは『世界の多様性』の中で、家族制度を元にイタリアを2つに分けている。即ち、南部は平等主義核家族。北部は外婚制共同体家族としている。
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ここであのロバート・パトナムの研究の引用がある。p167 これは『われらの子ども』の著者である、ローバート・パットナムに違いない。訳本ではしばしば邦訳の過程で違いが生じるので混乱する。
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